「生きるロックの伝説」と称されるロック・バンド「エアロスミス」で、50年以上という長きに渡り、ヴォーカルとして活躍してきた、スティーヴン・タイラー(Steven Tyler)さんですが、
大の鯛焼き好きとして知られており、2023年11月には、「エアロスミス」と鯛焼きブランド「鳴門鯛焼本舗」がコラボした「エアロ鯛焼き」が話題となりました。
今回は、スティーヴン・タイラーさんの鯛焼き好きのエピソード、鯛焼きが原因で「エアロスミス」が解散の危機に瀕したというエピソードの真相、「エアロスミス」と「鳴門鯛焼本舗」がコラボした「エアロ鯛焼き」について調べてみました。
「スティーヴン・タイラーが声帯損傷と咽頭の骨折でエアロスミスを引退!現在は?」からの続き
スティーヴン・タイラーは30年近く前から鯛焼き好き
スティーヴン・タイラーさんがいつ頃から鯛焼きが大好きになったかは不明ですが、1998年2月27日、ソニーミュージックの来日レポートでは、
【いきなり、たいやき!】NYから無事来日スティーヴンは、ピンストライプのスーツに身をまとい、いきなりファンにキス!ジョーは両腕に息子2人(名前トニー、ローマン)を抱きながら、奥さんと来日(金髪の綺麗な方)。
空港から成田エキスプレスで東京へ。スティーヴンは、のど飴を3、4個購入。東京駅に到着し、新幹線への乗り換え口にて、いきなり「たいやき」を売っている土産屋を発見。
「たいやきー!」と興奮するスティーヴンは、いきなり自分のビデオにその店を撮影。東京駅ホームに詰めかけたファンに派手な毛糸の帽子をかぶり、挨拶するスティーヴンは、新幹線内で、おにぎりとお茶を召し上がった。
と、綴られており、
少なくとも、スティーヴン・タイラーさんが鯛焼きと出会ったのは、1998年以前のことで、30年近く前か、それ以上だということが分かります。
ちなみに、2002年6月26日のソニーミュージックの来日レポートでも、
スティーヴンは相変わらずできたてホヤホヤの麻布十番のタイヤキを頬ばり、美味しそう。
差し入れにドラヤキももらったようで、ドラヤキとタイヤキはどう違うのか?と質問され、形だけじゃなくて皮が違うと言ったら、なるほどとうなずいてました。
みんなにタイヤキをふるまい、とても気前の良いスティーヴンでした。
と、浪花家総本店(麻布十番)のできたての鯛焼きを頬張るスティーヴン・タイラーさんの様子が綴られていました。
スティーヴン・タイラーの鯛焼き愛が凄すぎるエピソード
そんなスティーヴン・タイラーさんは、日本で鯛焼きと出会って以来、鯛焼きにハマっており、来日公演で、日本に到着すると、鯛焼きを購入することが恒例となっており、毎日のように、何個も食べているといいます。
また、スティーヴン・タイラーさんが鯛焼きが大好きなことを表すエピソードとして、
- 鯛焼きをライブの前に10個以上食べたことがある
- 鯛焼きを「日本の神秘」と表現していた
- 2018年10月31日のハロウィンには鯛焼きの被り物をしたコスプレを自身のインスタグラムに投稿していた
などがあります。
ちなみに、「エアロスミス」のギタリストのジョー・ペリーさんも、鯛焼きが大好物だそうで、2001年に来日し、テレビ番組に出演した際、
言いたいことがある。たい焼きは完全食品だ!
と、語っていたといいます。
鯛焼きが原因でエアロスミスが解散の危機に瀕していた?
ちなみに、鯛焼きが原因で、「エアロスミス」が解散の危機に瀕したというエピソードが、インターネット上で都市伝説のように囁かれているのですが、
それは、日本公演の終了後、メンバーが帰国の途についた時のこと、大量に買い込んだ鯛焼きが飛行機内に持ち込まれたそうですが、
機内でメンバーかスタッフの誰かがこっそり全部食べてしまい、これに、スティーヴン・タイラーさんが激怒。あわや解散かと思われるほどの大ゲンカに発展した、というものです。
このエピソードに対し、スティーヴン・タイラーさんは、2013年8月7日、「スッキリ!!」に出演した際、「たい焼きで解散危機になったことがあるのか」と尋ねられ、
ファンは僕が鯛焼きを好きなことを知っているから箱ごとくれるんだ。それで、アメリカへ帰る時、飛行機で持って帰ろうとしたんだけど、機内に持ち込んだ時、パイロットが持っていってくれて、それで、鯛焼きを座席に置いておいたら、
「ありがとう、素晴らしいサービスだね!」ってバンドのメンバーが言ったんだ。そしたら、高級鯛焼きだけが残っててね。僕は普通の鯛焼きの方が好きなのに。
と、答えており、
鯛焼きが全部食べられていたというのではなく、スティーヴン・タイラーさんの好きな普通の鯛焼きが、他の人に全部食べられてしまっていた、というのが真相のようです。
それで、解散の危機に瀕したかどうかは不明ですが、その後、このエピソードを語る時、少し盛って、「解散」と言ったのかもしれません。
エアロスミスと鯛焼きブランド「鳴門鯛焼本舗」がコラボレーション
そんなスティーヴン・タイラーさんたち「エアロスミス」は、2023年11月には、鯛焼きブランド「鳴門鯛焼本舗」とコラボレーションし、「エアロ鯛焼き」が発売されています。
この年、エアロスミスは、デビュー50周年を迎えているのですが、エアロスミスが所属するユニバーサルミュージックが、デビュー50周年をより盛り上げようと、ファンの間でもよく知られているメンバーの鯛焼き好きに着目し「鳴門鯛焼本舗」に声をかけたのがきっかけだったそうです。
ちなみに、「エアロ鯛焼き」は、鯛焼きを包む外袋がオリジナルデザインの「一匹袋」で、鯛焼きの中身である餡(あん)は、この年の8月にリリースしたベストアルバム「グレイテスト・ヒッツ」のジャケット写真の「赤」をイメージした「リンゴ餡」になっているとのことでした。
(「エアロ鯛焼き」は、2023年11月11日から年内までの期間限定で全国38店舗で発売されました。)
エアロスミスと「鳴門鯛焼本舗」がコラボした「エアロ鯛焼き」
1973年、24歳の時にデビューすると、以降、40年以上に渡り、世界を代表するロックシンガーとして頂点に君臨し、アルバム総売上げ1億5千万枚を誇る「エアロスミス」のヴォーカル、スティーヴン・タイラー(Steven Tyl …