1973年、25歳の時、「エアロスミス」として、「Aerosmith」でレコードデビューすると、1970年代には、アルバム「Get Your Wings」「Toys in the Attic」「Rocks」が大ヒットとなり、押しも押されぬ人気バンドのボーカルとなった、スティーヴン・タイラー(Steven Tyler)さんですが、

1980年代に入ると、設立メンバーだったジョー・ペリーさんとブラッド・ウィットフォードさんの脱退などで、「エアロスミス」の人気は急降下。

ただ、1987年8月にリリースした9枚目のアルバム「Permanent Vacation」がヒットしたことがきっかけとなり、再び人気を取り戻すと、その後は、順調にヒットを連発し、1998年には、ハリウッド映画「アルマゲドン」の主題歌に起用された「Don’t Want to Miss a Thing」が4週連続1位の大ヒットを記録しました。

今回は、スティーヴン・タイラーさんの、若い頃(「エアロスミス」の1980年~1990年代)の代表曲やアルバムほか経歴を時系列でまとめてみました。

スティーヴン・タイラー

「【画像】スティーヴンタイラーの若い頃(エアロスミス70年代)は?代表曲アルバムまとめ!」からの続き

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スティーヴン・タイラーは32歳~33歳の時「エアロスミス」からジョー・ペリーとブラッド・ウィットフォードに立て続けに脱退されていた

「Get Your Wings」「Toys in the Attic」「Rocks」などのヒットを連発し、スーパースターの仲間入りを果たした「エアロスミス」ですが、

1980年に、スティーヴン・タイラーさんと並んでバンドの二枚看板だったジョー・ペリーさんが脱退すると、1981年には、後を追うように、創立メンバーのブラッド・ウィットフォードさんもバンドを脱退し、このことが原因で、「エアロスミス」の人気は一気に下降。

実は、「エアロスミス」は、1979年にアルバム「Night in the Ruts(ナイト・イン・ザ・ラッツ)」をリリースしているのですが、この頃にはすでに、スティーヴン・タイラーさんとジョー・ペリーさんの関係は、ステージ上で小競り合いするほどに悪化し、もはや修復不可能な亀裂が生じていたのだそうです。

(ジョー・ペリーさんは、アルバム「Night in the Ruts」のレコーディングの際、メンバーと会わないようにしていたそうですが、結局は途中で脱退してしまい、「Night in the Ruts」はサポートメンバーのジミー・クレスポさんを迎えて完成したのだそうです)

スティーヴン・タイラーは34歳の時に「エアロスミス」としてアルバム「Rock In a Hard Place」をリリースするもセールスはパッとしなかった

そんな中、スティーヴン・タイラーさんは、ブラッド・ウィットフォードさんに代わるギタリストとして、リック・デュファイさんを迎え、1982年8月1日、34歳の時には、7枚目のアルバム「Rock In a Hard Place(美獣乱舞)」をリリースすると、

この作品は、低迷期にも関わらず、1980年代のテイストを感じさせつつ、決して「エアロスミス」らしさを失っていない優れた作品だったのですが、

ジョー・ペリーさんのいない「エアロスミス」を認めたくないファンは多く、セールスには結びかなかったのでした。

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スティーヴン・タイラーは36歳の時にジョー・ペリーとブラッド・ウィットフォードを「エアロスミス」に復帰させるもアルバム「Done with Mirrors」のセールスはパッとしなかった

そこで、スティーヴン・タイラーさんは、人気低迷の打開策は、ジョー・ペリーさんとブラッド・ウィットフォードさんの復帰しかないと、1984年、2人と話し合うと、ジョー・ペリーさんとブラッド・ウィットフォードさんが「エアロスミス」に電撃復帰。

(逆に、ジミー・クレスポさんとリック・デュファイさんは、ジョー・ペリーさんとブラッド・ウィットフォードさんの復帰に伴い、脱退しています)

1985年11月9日(スティーヴン・タイラーさん36歳)には、8枚目のアルバム「Done with Mirrors(ダン・ウィズ・ミラーズ)」を発売したのですが・・・

華々しく2人が復帰した割には、内容が物足りなく、セールスはパッとしなかったのでした。

スティーヴン・タイラーは39歳の時に「エアロスミス」としてアルバム「Permanent Vacation」が大ヒット

しかし、1986年、「RUN D.M.C.」による「エアロスミス」の「Walk This Way」のカバーが大きな話題となると、「エアロスミス」の人気も再燃。

1987年8月18日(スティーヴン・タイラーさん39歳)にリリースした9枚目のアルバム「Permanent Vacation(パーマネント・ヴァケイション)」は、全米アルバムチャート第11位となるほか、

イギリスにおいても、「エアロスミス」にとって初のアルバムチャート入りを果たす、大ヒットを記録したのでした。

また、1988年には、この「Permanent Vacation」からシングルカットした「エンジェル」「ラグ・ドール」もヒットし、同年6月には、11年ぶりとなる来日公演も果たしています。

スティーヴン・タイラーは41歳の時に「エアロスミス」としてアルバム「PUMP」が大ヒット

そして、1989年9月12日(スティーヴン・タイラーさん41歳)にリリースした10枚目のアルバム「PUMP(パンプ)」も全米チャート5位にランクインする大ヒットとなり、

「エアロスミス」は、見事、ロックシーンの頂点へと返り咲いたのでした。

スティーヴン・タイラーは45歳の時に「エアロスミス」としてアルバム「Get A Grip」が初の全米アルバムチャート1位を獲得する大ヒット

さらに、1993年4月20日(スティーヴン・タイラーさん45歳)にリリースした11枚目のアルバム「Get A Grip(ゲット・ア・グリップ)」は、「エアロスミス」初の全米アルバムチャート1位を獲得し、1993年~1994年の2年に渡るロングヒットとなっています。

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また、アルバム「Get A Grip」からシングル・カットされた、「Livin’ on the Edge」「Cryin’」「Crazy」「Amazing」なども、立て続けにヒットしたのでした。

スティーヴン・タイラーが50歳の時には「エアロスミス」として「アルマゲドン」の主題歌「Don’t Want to Miss a Thing」が4週連続1位の大ヒットを記録

そして、1997年3月(スティーヴン・タイラーさん48歳)にリリースした12枚目のアルバム「Nine Lives(ナイン・ライヴズ)」も、前作「Get A Grip」に引き続き、2作目となる全米1位を獲得する大ヒットを記録すると、

続く、1998年9月1日(スティーヴン・タイラーさん50歳)にリリースした、ハリウッド映画「アルマゲドン」の主題歌「Don’t Want to Miss a Thing(ミス・ア・シング)」は、「エアロスミス」史上初となる全米シングルチャート1位を獲得し、4週連続1位の大ヒットとなったのでした。

スティーヴン・タイラー
「Don’t Want to Miss a Thing」

ちなみに、映画「アルマゲドン」では、スティーヴン・タイラーさんの娘で女優のリブ・タイラーさんがヒロインを務めています。

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スティーヴン・タイラーの「エアロスミス」としてのアルバム一覧

それでは、最後に、「エアロスミス」のデビューから現在までのスタジオアルバムをご紹介しましょう。

と、数多くのアルバムをリリースしています。

「スティーヴン・タイラーの元妻は?離婚後私生活を暴露され訴えていた!」に続く

お読みいただきありがとうございました

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