山口百恵さんに提供した「横須賀ストーリー」が大ヒットとなった、宇崎竜童(うざき りゅうどう)さんですが、実は、この「横須賀ストーリー」、当初はアルバムの収録曲として依頼されたものだったそうです。
「宇崎竜童が若い頃は山口百恵に提供した「横須賀ストーリー」が大ヒット!」からの続き
「横須賀ストーリー」はもともとは山口百恵のアルバム「17歳のテーマ」の収録曲の予定だった
山口百恵さんに提供した「横須賀ストーリー」が大ヒットとなった宇崎さんですが、実は、もともとは、山口さんのオリジナルアルバム「17歳のテーマ」(1976)に収録するための曲を依頼されていたそうで、
4曲作り、そのうちの3曲(「木洩れ日」「碧色の瞳」「幸福の実感」)は、アルバムに収録されたそうですが、「横須賀ストーリー」だけは収録されておらず、
宇崎さんは、
やっぱりそういう(アイドルのイメージを壊そうとしていた)のはアイドルにはダメだったのかなぁ
と、思ったそうです。
「横須賀ストーリー」がシングルカットされた理由とは?
ただ、それから1ヶ月後、「横須賀ストーリー」をシングル盤として発売することになったという報せを受け取ったそうで、宇崎さんはびっくりしたそうですが、
アレンジを担当した編曲家の萩田光雄さんによると、宇崎さんがアルバム「17歳のテーマ」のために用意した4曲を同時に作っていったところ、
「横須賀ストーリー」だけがイメージが違っていて、スタッフたちはみなギョッとしたそうで、この曲のみアルバムからはずし、シングル化して、リリースを少し遅らせたのだそうです。
「横須賀ストーリー」はイタリア映画「太陽の下の18才」の「サンライト・ツイスト」をイメージしていた
ちなみに、宇崎さんは、「横須賀ストーリー」には、イタリア映画「太陽の下の18才」のサントラ曲「サンライト・ツイスト」のイメージがあり、そのことを萩田さんらに伝えていたそうで、
萩田さんは、宇崎さんの意向を汲み、(当初は、ディレクターの指示でいろんなバリエーションがあったそうですが)イタリアのイメージを彷彿(ほうふつ)とさせるため、サックスを入れたのだそうです。
「宇崎竜童は山口百恵本人からのオファーという噂を信じていなかった!」に続く