天才子役として映画やテレビに引っ張りだことなると、榎本健一さん、古川ロッパさん、森繁久彌さんなど、そうそうたる大スターと共演を重ねてきた、中村メイコ(なかむら めいこ)さんは、そんな中、美空ひばりさんと無二の親友となったといいますが、今回は、そんな中村さんと美空さんの出会いについてご紹介します。

「中村メイコに失恋して永六輔は「上を向いて歩こう」を作詞していた?」からの続き

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美空ひばりのことを当初はよく思っていなかった

中村さんは、17歳の時、雑誌「月間平凡」の対談で、初めて美空ひばりさん(15歳)と出会ったそうで、この時、記者の人に、思いっ切り正直に気持ちをぶつけてみてください、と言われたことから、

私たち、そろそろハイティーンなんだから、ボーイフレンドぐらい、いてもいいのにね。一緒に銀座を歩いてみたい

と、美空さんに言ったそうですが、

美空さんは、

私はそう思わないわ。 私たちは夢を売る商売ですから、ファンの方が嫌だと思うことは我慢すべきだと思う

と、答えたそうで、

中村さんは、それを聞いて、

いい子ぶって気持ちの悪いヤツ

と、思い、美空さんの第一印象は良くなかったそうです。

(美空さんは、本当にファンのことを第一に考える人だったそうです)

美空ひばりの母親が突然来訪して家庭生活を見せるよう頼んできていた

ただ、美空さんとは、その後、成人してから仕事で再会し、意気投合したそうですが、1964年頃、それまで以上に、美空さんと親しくなった出来事があったそうです。

ある日のこと、突然、美空さんのお母さんの喜美枝さんが訪ねてきたそうで、中村さんはびっくりしたそうですが、

喜美枝さんから、

折り入ってお願いがあるの。神津(善行)君とメイコちゃんはお互い仕事を持って、仕事を頑張っているけど、お子さんも二人いて、普通の家庭生活を営んでる。

それで、 離婚させてしまったうちのお嬢(美空さん)に、普通の家庭生活というものを見せてあげたいのよ。だから、仕事のない日に、ときどきこちらへ寄越すから、見せてやってね

と、言われたそうで、

中村さんは、(美空さんは特別過ぎるとはいえ)お互い、子供の頃から芸能界で仕事をしていて、世間一般のいわゆる常識と言われていることを、全くといっていいほど、何も知らないほか、

(美空さんは、中村さん以上に何も知らず、中村さんの娘たちにもいろいろと質問していたそうです)

特殊な環境で育ってきたという共通点がある似た者同士だったため、喜美枝さんから白羽の矢を立てられたのだと思い、この申し出を承諾したのだそうです。

(美空さんは、1962年、歌手の小林旭さんと結婚しているのですが、喜美枝さんの反対で籍は入れておらず、1964年、ちょうどこの頃、小林旭さんと離婚したところでした)

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神津善行との間に美空ひばりが入り川の字になって寝ていた

すると、しばらくして、本当に美空さんが中村さん宅にやって来たそうで、家に来ただけでも驚いたそうですが、美空さんには、いきなり、「今日、泊めて」と言われたそうで、

中村さんは、その頃はまだ借家住まいで、お客さん用の部屋を用意することができないと断ったそうですが、

美空さんには、

三人で寝ればいいじゃない

と、言われたそうで、

なんと、ご主人の神津さん、美空さん、中村さんと、ベッドの上で川の字になって寝ることになったのだそうです。

(しかも、美空さんは、「美空ひばりはいつでもセンターなの」と真ん中を陣取ったそうで、ご主人の神津善行さんは、天下の美空ひばりが隣で寝ている緊張から、その晩は一睡もできなかったそうです(笑))

「中村メイコは夫・神津善行の浮気を美空ひばりに防いでもらっていた!」に続く

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