入院している4ヶ月の間に、テンポの速い漫才へとブームが変わり、あっという間に仕事がなくなるも、そんな逆境を逆手に取り、「ウケない、金ない、仕事ない」という自虐ネタで、新しい路線へと方向転換することを考えついたという、せんだみつおさんですが、そんな中、幸か不幸か、自宅が空き巣被害に遭い、大きく注目を浴びたといいます。

「せんだみつおは山城新伍の「アイアイゲーム」にレギュラー出演していた!」からの続き

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自宅が空き巣被害に遭う

自虐ネタで新境地を開拓すると、山城新伍さんにクイズ番組「アイアイゲーム」のレギュラーに起用されるほか、地道に仕事を増やしていたというせんださんは、1985年頃には、自宅が空き巣被害に遭ったそうですが、

このことさえも、タモリさんやビートたけしさんにイジってもらったといいます。

被害額は40万円(貴金属20数点)

その日、せんださんは、家族で高島屋にご飯を食べに行っていたそうですが、夕方に帰って来ると、家の門が開いていたそうで、奥さんが、怖くて家の中に入れないと言ったことから、

(携帯電話がまだない時代だったため)公衆電話から110番したそうで、お巡りさんに来てもらい、中を見てもらうと、部屋中が荒らされており、時計、指輪、ネックレスなど貴金属20数点が盗まれていたのだそうです。

(40万円相当の被害だったそうです)

ただ、できるだけニュースにならないようにと、せんださんは、お巡りさんに頼んだそうですが・・・

タモリとビートたけしがネタにしてくれた(被害額は芸能人歴代最下位?)

次の日には、早速、「笑っていいとも」タモリさんが、

せんちゃんち、ドロボー入ったみたいだよ

と、言うと、

(「共同通信」がスクープしたのだそうです)

ビートたけしさんが、

しかし、あれだな、せんださんちに入ったドロボー、あれ、せんださんにとっちゃサンタクロースだな。久しぶりのカメラの放列じゃない。もしかしたらヤラセじゃねぇか

せんださんちじゃ、あれらしいよ、画びょうとかクギも貴金属なんだから

などと、ネタにしてくれたのだそうです(笑)

(タレント専門の泥棒というのがいるそうで、石原裕次郎さんや千昌夫さんも空き巣被害に遭っていたそうですが、せんださんの被害額は、歴代最下位だったそうです(笑))

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テレビドラマを中心に俳優として活躍

ただ、これはお笑いのネタとして使われるぐらいだったため、お笑いタレントとしての仕事は増えなかったそうで、

その後、人気絶頂だった頃に出演していたテレビドラマの経験と人脈を頼り、俳優として、数多くのテレビドラマに出演し、食べていくことができたのだそうです。

ちなみに、せんださんは、この時期、辛いことも楽しいこともあったそうですが、多くの名優と共演できたほか、様々な縁ができたことから、「第2次黄金期」と呼んでいるそうで、

著書「ナハ」でも、

昔 桂小金治師匠に、「せんだ、人間って縁が大事なんだよ。縁を大事にすれば自然と縁がやって来る。縁をいい加減にすれば疎遠になる。縁がうまくいけば円になる」って言われて、

なるほどなって思ったんだけど、私も縁で助けられて生きてると思う。よく考えたら報われてるんだよね。

と、綴っています。

「せんだみつおは萬屋錦之介に可愛がられていた!」に続く


ナハ

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