おじいさんに二代目松本白鸚さん、お父さんに十代目松本幸四郎さんを持ち、2009年、4歳の時に「門出祝寿連獅子(かどんで いおうことぶきれんじし)」で初舞台を踏むと、2022年、17歳の時には、「六月大歌舞伎」の第二部「信康」で、十代にして歌舞伎座で主演を務めた、八代目市川染五郎(はちだいめ いちかわ そめごろう)さん。今回は、そんな染五郎さんの出演作品をご紹介します。

「市川染五郎(8代目)の家系図は?本名は?屋号は?」からの続き

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歌舞伎座「門出祝寿連獅子」で初舞台

染五郎さんは、お父さんの十代目松本幸四郎さんとお母さんの園子さんのもと、2人兄妹の長男として誕生すると、2007年6月、2歳の時に、歌舞伎座「俠客春雨傘(きょうかくはるさめがさ)」で、本名の藤間齋として初お目見えし、2009年6月3日、4歳の時に、歌舞伎座「門出祝寿連獅子(かどんで いおうことぶきれんじし)」で四代目松本金太郎を名乗り、初舞台を踏むと、

2018年1月2日、13歳の時には、高麗屋三大襲名披露興行である「壽 初春大歌舞伎」において、「勧進帳」の源義経役などで、八代目市川染五郎を襲名しています。

26年ぶりに十代にして歌舞伎座で主演を務めていた

そして、2022年6月、17歳の時には、「六月大歌舞伎」の第二部「信康」で主演を務めているのですが、歌舞伎座で十代にして主演を務めるのは、極めて異例のことだそうで(十三代目市川團十郎さん以来26年ぶり)、歌舞伎界から、次世代のスターとして大きな期待を寄せられていることが伺えます。

ちなみに、染五郎さんは、同年5月19日、「信康」の取材会で、

お客さんを集められるのか不安はありますが、主役であろうが、脇役であろうが、心意気は変わらない

と、語っています。

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で木曽義高役

また、染五郎さんは、歌舞伎以外にも、2013年に、「妻は、くノ一」でテレビドラマデビューすると、2022年には、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で木曽義高役に起用されているのですが、

出演回は5週と多くはないものの、その繊細な演技が大きな話題となっており、悲劇的な最期を迎えた5月1日には、ネット上で「義高ロス」を訴える人が続出するほどの人気を博しています。


「鎌倉殿の13人」より。

出演作品(歌舞伎)

それではここで、染五郎さんの主な出演作品をご紹介しましょう。

歌舞伎では、

2007年6月「侠客春雨傘(きょうかくはるさめがさ)」で高麗屋齋吉役


「侠客春雨傘」で高麗屋齋吉に扮する染五郎さん(当時は藤間斎)。

2009年6月「門出祝寿連獅子(かどんでいおうことぶきれんじし)」で童後に孫獅子の精役


「門出祝寿連獅子」で童後に孫獅子の精役に扮する染五郎さん。

2010年4月「菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)」 で若君菅秀才役

2010年11月 「ひらかな盛衰記(ひらかなせいすいき)」で槌松実は義仲一子駒若丸役


「ひらかな盛衰記」より。(左から)女房およしに扮する市川高麗蔵さん、槌松実は義仲一子駒若丸に扮する染五郎さん、漁師権四郎に扮する市川段四郎さん。

2011年6月「夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ))」で団七伜市松役

2012年1月「奴凧廓春風(やっこだこさとのはるかぜ)」で舞鶴屋倅小伝三役

     3月「東山桜荘子(ひがしやまさくらぞうし)」で宗吾長男彦七役
    
     10月「勧進帳(かんじんちょう)」で太刀持音若役

2013年2月「新皿屋舗月雨暈(しんさらやしきつきのあまがさ)」で酒屋丁稚与吉役
     
     4月「近江源氏先陣館(おうみげんじせんじんやかた)」で高綱一子小四郎役

     10月「春興鏡獅子(しゅんきょうかがみじし)」で胡蝶の精役

2014年4月「梅雨小袖昔八丈(つゆこそでむかしはちじょう)」で紙屋丁稚長松役

     11月「勧進帳(かんじんちょう)」で太刀持音若役

2015年2月「水天宮利生深川(すいてんぐうめぐみのふかがわ)」で幸兵衛娘お霜役

     9月「紅葉狩(もみじがり)」で山神役


「紅葉狩」で山神に扮する染五郎さん。

2016年1月「二条城の清正(二条城の清正)」で豊臣秀頼役

     8月「東海道中膝栗毛(とうかいどうちゅうひざくりげ)」で信夫の若君伊月梵太郎役

2017年8月「東海道中膝栗毛(とうかいどうちゅうひざくりげ)」で伊月梵太郎役

     11月「元禄忠臣蔵(げんろくちゅうしんぐら)」で綱利長男内記利章役


「元禄忠臣蔵」より。綱利長男内記利章に扮する染五郎さん。

2018年1月「勧進帳(かんじんちょう)」で源義経役


「勧進帳」で源義経に扮する染五郎さん。

     2月「壽三代歌舞伎賑(ことほぐさんだいかぶきのにぎわい)」で市川染五郎役、「仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)」で大星力弥役


「仮名手本忠臣蔵」より。良之助に扮する二代目松本白鸚さん(左)と大星力弥に扮する染五郎さん(右)。

     8月「龍虎(りゅうこ)」で虎役、「東海道中膝栗毛(とうかいどうちゅうひざくりげ)」で伊月梵太郎役・日光天使役


「龍虎」より。虎に扮する染五郎さん(左)と龍に扮する十代目松本幸四郎さん(右)。

     11月「連獅子(れんじし)」で狂言師左近実は仔獅子の精役、「勧進帳(かんじんちょう)」で源義経役

2019年6月「月光露針路日本(つきあかりめざすふるさと)」で水主磯吉役


「月光露針路日本」より。大黒屋光太夫に扮する十代目松本幸四郎さん(左)と磯吉に扮する染五郎さん。

     8月「東海道中膝栗毛(とうかいどうちゅうひざくりげ)」で雲助染松役、染松扮する熊谷直実役、伊月梵太郎役

     11月「連獅子(れんじし)」で狂言師左近後に仔獅子の精役

2020年11月「義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)」で源九郎判官義経役


「義経千本桜」で源九郎判官義経に扮する染五郎さん。

     12月「雪の石橋(ゆきのしゃっきょう)」で獅子の精役


「雪の石橋」で獅子の精に扮する染五郎さん。

2021年1月「菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)」で舎人桜丸役

     6月「銘作左小刀(めいさくひだりこがたな)」で京人形の精役

     8月「三社祭(さんじゃまつり)」で悪玉役

2022年6月「信康(のぶやす)」で徳川信康役


「信康」で徳川信康に扮する染五郎さん。

     8月「弥次喜多流離譚(やじきたリターンズ)」でオリビア役、伊月梵太郎役

     9月「松浦の太鼓(まつうらの たいこ)」で近習里見幾之亟役、「揚羽蝶繍姿(あげはちょうつづれのおもかげ)」で佐々木三郎兵衛盛綱役

     11月「勧進帳(かんじんちょう)」で片岡八郎役

     12月「助六由縁江戸桜(すけろくゆかりのえどざくら)」で茶屋廻り竹次役

2023年1月「卯春歌舞伎草紙(うどしのはるかぶきぞうし)」で若衆銀之丞役、「壽恵方曽我(ことぶきえほうそが)」で工藤犬坊丸祐友役

     2月「春興鏡獅子(しゅんきょうかがみじし)」で小姓弥生役、獅子の精役


「春興鏡獅子」で獅子の精に扮する染五郎さん。

     3月「花の御所始末(はなのごしょしまつ)」で畠山左馬之助役

     4月「新・陰陽師(しん・おんみょうじ)」で源博雅役

     7月「吉例寿曽我(きちれいことぶきのそが)」で曽我五郎時致役、「吉原狐(よしわらぎつね)」で貝塚采女役

     8月「大江山酒呑童子(おおえやましゅてんどうじ)」で卜部季武役、「新門辰五郎(しんもん たつごろう)」で天狗党都築三之助役

出演作品(テレビドラマ)

テレビドラマでは、

2013年「妻は、くノ一」
2022年「大河ドラマ 鎌倉殿の13人」
2024年「鬼平犯科帳 本所・桜屋敷」
     「鬼平犯科帳 でくの十蔵、鬼平犯科帳 血頭の丹兵衛」


「鬼平犯科帳」より。

出演作品(ミュージックビデオ)

ミュージックビデオでは、

2023年「まぶた」(Vaundy)


「まぶた」より。(タップでyoutube)

出演作品(映画)

映画では、

2023年「THE LEGEND & BUTTERFLY」
2024年「鬼平犯科帳 血闘」


「THE LEGEND & BUTTERFLY」より。

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出演作品(劇場アニメ)

劇場アニメでは、

2021年「サイダーのように言葉が湧き上がる」※声の出演

と、多岐に渡って出演されています。

「市川染五郎(8代目)は高校を中退して歌舞伎に専念していた!」に続く

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