1996年に文学座を退団後、舞台を中心に活動する中、1998年、直木賞受賞作品「赤目四十八瀧心中未遂」を読んでヒロインの綾に魅了され、読者カードを使って原作者の車谷長吉さんに手紙を書いたところ、このことが功を奏し、2003年に映画化された際、綾役に抜擢され、「第27回日本アカデミー賞 最優秀主演女優賞」「第46回ブルーリボン賞 作品賞、主演女優賞」などを受賞した、寺島しのぶ(てらじま しのぶ)さんですが、実は、この「赤目四十八瀧心中未遂」に出演するに当たり、母親の富司純子さんには猛反対され、号泣していたといいます。

「寺島しのぶが日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞した作品は?」からの続き

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寺島しのぶは映画「赤目四十八瀧心中未遂」への出演を母・富司純子に猛反対されていた

2003年には、映画「赤目四十八瀧心中未遂」で初めてヒロインに抜擢されると、いきなり「第27回日本アカデミー賞 最優秀主演女優賞」ほか数々の栄えある賞を受賞した寺島さんですが、

実は、「赤目四十八瀧心中未遂」出演に当たり、一番、映画に理解があるはずの母・富司純子さんに猛反対されていたといいます。

(富司さんは、かねてより、「映画ってほんとうにすばらしいものよ」と口癖のように言っていたそうです)

寺島しのぶの映画「赤目四十八瀧心中未遂」出演に母・富司純子が猛反対したのは濃厚なベッドシーンがあった為

というのも、この映画には、濃厚なベッドシーンがあったからで、寺島さんとしては、脚本を読み、その役にとって必然であれば構わないと思っていたそうですが、やはり、母親として富司さんにはそれが許せなかったのだそうです。

ただ、寺島さんとしては、思い入れのある小説の映画化なだけにどうしてもやりたく、初めて仕事に関してお母さんと向き合わなければならなくなったそうで、

富司さん:お母さんは映画の現場って、よく知ってるんだから。現場の人間なんて、そんな甘いものじゃないわ。あなたのことを脱がそう、脱がそうとずっとうかがっていて、あれやこれや言いながら、突然、脱いでみろって言ってくるんだから。そんなこと、あんた、されたら、いったい、どうするの?!

寺島さん:そんなの、何ともないよ、向こうが脱げっていう前に、こっちから脱ぐよ

富司さん:そんなこと言うなんて・・・お母さんは、そんなふうにあなたを育てた覚えはないわ

とのやり取りがあったのだそうです。

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寺島しのぶは母・富司純子と激しい口論になり、諦めなければならないのかと号泣していた

また、富司さんは、寺島さんが車谷さんに手紙を書いたことに対し、

なんで書いたのか、分からないわ

と、責め立て、

刺青入れて、裸になって、子供ができたら、あなた、絶対見せられないわよ。お母さんが昔の自分の映画、あなたに見せられないのと同じよ。

と、言ったそうで、

寺島さんが、

お母さん、自分がした仕事に誇りを持っていないの?

と、聞くと、

(富司さんは、かつて、東映のやくざ映画「緋牡丹博徒シリーズ」で、緋牡丹の刺青を入れた「お竜」役で一時代を築きました)

富司さんは、

(そのことを)恥ずかしい、後悔している

と、言ったそうで、

寺島さんは、「赤目四十八瀧心中未遂」に出ることに、絶対的な自信を持っていたことから、子供にだって見せられる旨言い切ったそうですが、

富司さんは、

もし、あなたが本当にやるんだったら、お母さんは自殺します!

と、言ったそうで、

寺島さんも負けじと、

私だって、やらせてくれなかったら自殺する!

と、言い返し、激しい口論になったのだそうです。

しかも、唯一の味方と思っていた弟の五代目尾上菊之助にも反対されたそうで、

寺島さんは、今回だけは自分を曲げないとダメなのかと思い、号泣したのだそうです。

「寺島しのぶは大竹しのぶに背中を押され「赤目四十八瀧心中未遂」に出演していた!」に続く

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