1994年、巨人移籍1年目、チーム(巨人)が、2位の中日に10ゲーム差をつけて首位を独走状態(6月28日時点)から、9月28日には、驚異的な追い上げを見せた中日に首位に並ばれてしまい、不振にあえいでいた、落合博満(おちあい ひろみつ)さんは、非難を浴びていたのですが、10月2日のヤクルトスワローズ戦では決勝本塁打を放つと、思わず、珍しく、ガッツポーズをしています。

「落合博満は1994年は肋骨骨折をおして試合に出場していた!」からの続き

Sponsored Link

1994年10月2日のヤクルトスワローズ戦で巨人は3回表に斎藤雅樹投手が集中打を浴び3点のリードを許していた

1994年9月28日、中日に首位に並ばれた巨人は、10月2日、シーズン127試合目の朝の時点でも、中日と同率首位の状態で、中日がデーゲームで勝利すると、夕方の時点では0.5ゲーム差で首位を明け渡していました。

そんな中、迎えた、東京ドームでのヤクルトスワローズ戦(ナイター)では、巨人は、先発の斎藤雅樹投手が3回表に集中打を浴び、3点のリードを許してしまいます。

解説の江川卓は落合の打撃に対して現実的なコメントをしていた

それでも、巨人はジリジリと追い上げ同点に追いつき、8回表4対4、一死一塁の場面で(1塁ランナーは2年目の松井秀喜選手)、落合さんに打席が回ると、

落合さんは、山田勉投手の初球、やや外よりのストレートを打ち損じ、3塁側へのファールボール。

2球目は、ストレートが高めに外れ、ボール、3球目も、フォークボールが高めに外れ、ボール、4球目も、フォークボールが高めに外れて、ボールと、カウント1ストライク3ボールとなります。

この時、TV中継で解説をしていた江川卓氏は、

雰囲気はありますよ、ただ形がかなり崩れてますからこれでホームランないしヒットがでる確率はかなり薄いですよね

ここは申し訳ないですけど、今の落合選手の感じだとヒットよりもですね、フォアボールでセカンドに押し出す形で松井選手がセカンドに行ったほうが、まあちょっと申し訳ない言い方ですけども結果が良いような気がしますけどね

と、現実的なコメントをしています。

見事逆転2ラン(決勝)ホームランを放っていた

一方、同じく解説をしていた山本浩二氏が、

打ち気は確かにこの打席は見えますね

と、言った直後、

落合さんは、山田投手の5球目、高めのストレートをフルスイング。

すると、落合さんの打球は高々と舞い上がり、落合さんらしい大きな弧を描いて、レフトスタンドへ突き刺さる決勝本塁打となったのでした。(6対4)

(東京ドームの満員のスタンドは総立ちとなり、天井まで突き抜けるかのような大歓声が上がりました)

Sponsored Link

珍しくガッツポーズをしていた

このホームランに対し、江川卓氏は、

あの……寒気しますね、あれだけあの~下からバットが出てホームランって考えられないですよね

驚き、

山本浩二氏は、

いや、だけどこれが4番じゃないですか

と、称賛しているのですが、

落合さん本人はというと、一塁に走りながら、レフトスタンドに打球が入ったのを見届けると、珍しく、思わず、小さくガッツポーズをして、拳を下に振り下ろしています。

そして、長嶋監督も、ダイヤモンドを1周してきた落合さんに対し、帽子を取って、お辞儀をしながら迎えたのでした。

「落合博満は1994.10.8優勝決定戦で先制本塁打&逆転タイムリーを打っていた!」に続く


(タップでyoutube)

Sponsored Link