高校在学中からスタジオミュージシャンとして活動を開始すると、その後、「サディスティック・ミカ・バンド」「YMO(イエロー・マジック・オーケストラ)」などで活躍し、鋭く短く叩く特徴的なドラミングで、国内外のアーティストに大きな影響を与えた、高橋幸宏(たかはし ゆきひろ)さんですが、
2020年に脳腫瘍が判明し、手術は無事に成功するも、予後が良くなかったようで、闘病生活を続けながら、復帰を目指している中、2023年1月11日、他界されています。
今回は、そんな高橋幸宏さんの、脳腫瘍と診断された時のこと、闘病生活から他界されるまでの経緯などをご紹介します。
「高橋幸宏のYMO解散後は?ソロアルバムは?スケッチショウやHAS以外は?」からの続き
高橋幸宏は継続的な頭痛に悩まされるようになり受けた検査で脳腫瘍が判明していた
高橋幸宏さんは、2020年の初夏頃から継続的に頭痛が続いていたそうですが、
当初は、季節の変わり目の片頭痛のようなものかと思っていたところ、一向に良くならなかったことから、緊急で脳のMRI検査を受けると、脳腫瘍が判明したそうです。
高橋幸宏は脳腫瘍の摘出手術に成功するもその後は様々な治療をしていた
こうして、高橋幸宏さんは、脳腫瘍の摘出手術を受けると、手術は無事に成功したそうですが・・・
予後が良くなかったようで、復帰に向けて、度重なる治療と入退院を繰り返しながら、リハビリに励んでいたそうで、
2021年6月18日には、定期検診で”別の治療”を開始したことを、自身の「X」で、
今日、定期検診。まんまと嫌な予感が当たり、僕はまた別の治療始めます。兎に角それしかないんで、前に進むには、、、別に再発までは言われてないですよ!まだ負けられない、前を向いてね。
今までは、ゆっくりでももっときたえて、少しずつ元に戻るつもりだったんです。
でも、その次元じゃなかった。残念ですが、ね。進みます!
と、綴っています。
高橋幸宏はプロ活動50周年記念ライブ「高橋幸宏 50周年記念ライヴ LOVE TOGETHER 愛こそすべて」を予定していた
それでも、2022年6月6日の70歳(古希)の誕生日には、プロ活動50周年記念ライブ「高橋幸宏 50周年記念ライヴ LOVE TOGETHER 愛こそすべて」を同年9月18日に東京・NHKホールで開催することを発表すると、
この日(6月6日)、自身のインスタグラムでも、
みんな、本当にありがとう。from ユキヒロ
と、綴っていたのですが・・・
高橋幸宏さんの最後となった6月6日のインスタグラムより。
高橋幸宏の死因は?
このメッセージが最後となってしまい、高橋幸宏さんは、2023年1月11日午前5時59分、脳腫瘍により併発した誤嚥性肺炎(ごびゅうせいはいえん)により、長野県軽井沢で70歳で他界されたのでした。
(健康な人であれば、つばや食べ物を飲み込んだ時、気管や肺の方に入らないように喉のところでフタをする「嚥下」(えんげ)という仕組みになっているそうでうが、病気や加齢などで、喉周りの筋肉が衰えると、食べた物(水やつばなども)が誤って気管に落ち、このことが原因となって生じる肺炎を誤嚥性肺炎というそうです)
ちなみに、葬儀は近親者のみの家族葬が軽井沢で行われたそうで、
喪主を務めた妻の高橋喜代美さんは、高橋幸宏さんの死去に至る経緯について、
2020年夏に判明した脳腫瘍の摘出手術は成功に終わり、その後は復帰に向け度重なる治療と入退院を繰り返しながらリハビリに真摯に向き合ってきました。
昨年11月よりは自宅にて療養しておりましたが、年末から容態が悪化し帰らぬ身となりました。
本人は元より家族親族と最善を尽くしてまいりました。
なによりも携わっていただいた医療関係者の皆様に深く感謝致します。
と、明かしています。
高橋幸宏のお別れ会は?
高橋幸宏さんのお別れ会は実施されていません。
高橋幸宏さんのお兄さんの髙橋信之さんによると、亡くなった後、すぐにお別れ会をするつもりだったそうですが、いろいろな事情があって出来なくなったそうです。
ただ、1年経って、やはり、寂しいと思い、1年以上経ってしまったものの、周囲と話し合い、高橋幸宏さんの誕生日(6月6日)を目指して、高橋幸宏さんの展覧会を企画すると、
2024年6月6日から9日までの4日間、「代官山ヒルサイドフォーラム」と「代官山ヒルサイドプラザ」で、「YUKIHIRO TAKAHASHI COLLECTION Everyday Life」という、高橋幸宏さんが残した軌跡を振り返る展覧会が行われたそうです。
(タイトルの「Everyday Life」には、高橋幸宏さんの、日常や“人間”の部分を見てもらいたい思いが込められているそうです)
「高橋幸宏は中原理恵との不倫で前妻と離婚していた?再婚相手は?子供は?」に続く
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