1978年、「サディスティックス」解散後は、ソロとして、アルバム「SEYCHELLES」「JOLLY JIVE」「虹伝説 THE RAINBOW GOBLINS」「SAUDADE」などを次々とリリースし、トロピカルで明るいフュージョンサウンドで人気を博すと、1980年代には、ダンスミュージック路線へ転向した、高中正義(たかなか まさよし)さん。
今回は、高中正義さんの若い頃(ソロデビュー以降)から現在までのアルバムほか経歴を時系列でご紹介します。
「【画像】高中正義の若い頃は?ミカバンドやサディスティック時代のアルバムは?」からの続き
高中正義は23歳の時にアルバム「SEYCHELLES」でソロデビュー
高中正義さんは、1976年7月1日、「サディスティックス」として活動するかたわら、自身初のソロアルバム「SEYCHELLES」をリリースすると、
その後も、「サディスティックス」とソロ活動を並行して行い、
- 「TAKANAKA」(1977年3月5日発売)
- 「AN INSATIABLE HIGH」(1977年12月1日発売)
と、2枚のソロアルバムをリリースしています。
高中正義は25歳の時にアルバム「BRASILIAN SKIES」をリリース
そして、1978年に「サディスティックス」が解散すると、同年7月21日には、ソロアルバム「BRASILIAN SKIES」をリリースしているのですが、
以降、ソロ活動に専念すると、ギター・インストゥルメンタル曲を中心に、それまでのロックから、流行り始めていたフュージョン路線にシフトしています。
高中正義は26歳の時にアルバム「JOLLY JIVE」をリリース
そんな中、フュージョン・ブームが頂点に達した1979年12月、26歳の時には、代表曲となる「BLUE LAGOON」が収録されたアルバム「JOLLY JIVE」をリリースすると、
その直後に、日本武道館で井上陽水さんとのジョイントコンサートを開催するなど、ブレイクを果たしています。
高中正義は27歳の時に「虹伝説 THE RAINBOW GOBLINS」が大ヒット
また、1981年3月10日には、イタリアの画家ウル・デ・リコの絵本「虹伝説」からインスピレーションを受けて制作したコンセプトアルバム「虹伝説 THE RAINBOW GOBLINS」が、
オリコンチャート最高3位にチャートインする大ヒットを記録し、「第23回日本レコード大賞企画賞」を受賞しています。
高中正義は29歳の時に「SAUDADE」がオリコンチャート1位を獲得
さらに、1982年9月10日にリリースしたアルバム「SAUDADE」は、フュージョン系のアルバムとしては、史上初のオリコンチャート1位に輝く大ヒットとなっています。
高中正義は32歳の時に「TRAUMATIC 極東探偵団」をリリース
そんな高中正義さんの人気は、フュージョン・ブームが終息した後も継続していたのですが、
1985年、32歳の時には、レコード会社を「Kitty Records」から「Toshiba EMI」に移籍し、同年7月21日、アルバム「TRAUMATIC 極東探偵団」をリリースすると、その後は、それまでのトロピカル・ミュージック路線から洋楽を意識したダンスミュージック路線へ転向しています。
高中正義は33歳~36歳の時に「JUNGLE JANE」「RENDEZ-VOUS」「HOT PEPPER」「GAPS!」をリリース
その後も、高中正義さんは、
- 1986年7月2日「JUNGLE JANE」
- 1987年6月5日「RENDEZ-VOUS」
- 1988年7月6日「HOT PEPPER」
- 1989年7月26日「GAPS!」
と、次々とアルバムをリリースすると、
日本とアメリカ・マイアミを行き来するようになり、現地で活動していた「マイアミ・サウンド・マシーン」とのコラボレーションも行うようになっています。
高中正義は39歳の時に「Fade to blue」でフュージョンに回帰していた
そして、1992年7月4日にリリースしたアルバム「Fade to blue」では、ダンスミュージック路線を抑え、以前のようなギター・インストゥルメンタルによるフュージョン路線に回帰しています。
高中正義は40代後半で個人レーベル「Lagoon Records」を設立
また、2000年代に入ると、個人レーベル「Lagoon Records」を設立し、以降、オリジナルアルバムのリリースペースは落ちるものの、毎年のライブDVDの制作と発表に力を入れるようになっています。
高中正義の現在は?
その後、高中正義さんは、
- 2021年には、デビュー50周年を迎え、全国8公演を開催すると、11月20日には日本武道館で「TAKANAKA SUPER LIVE 2021 虹伝説ファイナル」を開催
- 2022年には、「TAKANAKA SUPER LIVE 2022 SAUDADE」と銘打ったツアーを全国9公演で開催
- 2024年~2025年には、「TAKANAKA SUPER LIVE 2024 黒船 来航50周年」ツアーを日本各地で開催
- 2025年3月には、アメリカ・ロサンゼルスでの公演を実施
ほか、「SUPER TAKANAKA WORLD LIVE 2025-2026」ツアーも予定されているそうで、現在も精力的に活動を続けています。
高中正義のソロアルバム
それでは、最後に高中正義さんの主なソロアルバムをご紹介しましょう。
- 1976年「SEYCHELLES」
- 1977年「TAKANAKA」
- 1977年「AN INSATIABLE HIGH」
- 1978年「BRASILIAN SKIES」
- 1979年「JOLLY JIVE」
- 1980年「T-WAVE」
- 1981年「虹伝説 THE RAINBOW GOBLINS」
- 1981年「alone」
- 1982年「SAUDADE」
- 1983年「CAN I SING?」
- 1984年「夏・全・開」
- 1985年「TRAUMATIC 極東探偵団」
- 1986年「JUNGLE JANE」
- 1987年「RENDEZ-VOUS」
- 1988年「HOT PEPPER」
- 1989年「GAPS!」
- 1990年「NAIL THE POCKET」
- 1992年「Fade to blue」
- 1993年「AQUAPLANET」
- 1994年「WOODCHOPPER’S BALL」
- 1996年「Guitar Wonder」
- 1997年「虹伝説II THE WHITE GOBLIN」
- 1998年「Bahama」
- 1999年「WALKIN’」
- 2000年「Hunpluged」
- 2001年「GUITAR DREAM」
- 2004年「Surf & Turf」
- 2009年「夏道」
- 2010年「軽井沢白昼夢」
- 2011年「40年目の虹」
ほか、数多くの作品をリリースしています。
「高中正義の妻は?子供は娘が1人!現在は軽井沢で愛猫と悠々自適!」に続く