1971年、高校3年生の時に、ロックバンド「Apryl Fool(エイプリル・フール)」のコンサートに飛び入り参加したことがきっかけで、プロとして活動するようになると、

その後、「フライド・エッグ」「サディスティック・ミカ・バンド」「サディスティックス」で活動した、高中正義(たかなか まさよし)さん。

今回は、そんな高中正義さんの、若い頃(プロデビューから「サディスティック」時代まで)のアルバムや経歴を時系列でご紹介します。

高中正義

「高中正義は中国人ハーフ!生い立ちは?中学時代は東京大学を目指していた!」からの続き

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高中正義は高校3年生の時にプロのミュージシャンとして活動を開始していた

高中正義さんは、1971年、高校3年生の時に、ロックバンド「Apryl Fool(エイプリル・フール)」のコンサートを観に行ったそうですが、

酔ったメンバーが、

誰かギターを弾いてくれ

と、客席に呼びかけたことから、高中正義さんが、学生服のままステージに上がり、飛び入り演奏すると、

この即興演奏がきっかけとなり、その後すぐに、「Apryl Fool」のメンバーだった柳田ヒロさんの「柳田ヒログループ」の一員として、岡林信康さんの「狂い咲き」野音コンサートにバックバンドとして出演するほか、

同年8月には、つのだ☆ひろさんと成毛滋さんのロックバンド「ストロベリー・パス」のベーシストとして、ロックフェス「箱根アフロディーテ」に参加し、その1ヶ月後には、正式にメンバーに迎えられたそうで(「フライド・エッグ」と改名)、

以降、プロのギタリストとして本格的に活動を始めたそうです。

ちなみに、高中正義さんは、つのだ☆ひろさんや成毛滋さんとの出会いについて、

一番好きだったのはテン・イヤーズ・アフターのアルヴィン・リーっていうすごい速弾きの人。「ウッドチョッパーズ・ボール」っていうまた難しい曲があって、それを何ヶ月もかけてコピーしてた。

テープレコーダーのネジを外すと回転数が下がって1オクターブ下がるから、それで「このフレーズはこうやってるのか」って真似してた。

で、どこかの文化祭にアマチュアバンドで出してもらった時に、その時のトリが成毛さんとつのだ☆ひろだった。成毛さんも「ウッドチョッパーズ・ボール」が好きでコピーしてたらしくて、「お前今度電話しろよ」って言われてね、「わかりました」って成毛さんに電話したんだけど、高校卒業して半年もしたら「一緒にバンドやんないか?」って。

「え、うれしいな」って思ったんだけど、「そのかわりお前はベースだぞ」「わかりました」って(笑)。その頃のベースはチョッパーもない時代だから、ギターが弾ければベースも弾けると思っていてね。でも、そのふたりとできるということはすごく素晴らしいことだった。

と、語っています。

(当時、アルヴィン・リーをコピーしていた子はほとんどおらず、また、成毛滋さんも「ウッドチョッパーズ・ボール」が好きでコピーしていたことがあったそうです。)

高中正義
高校3年生の頃の高中正義さん。

高中正義は19歳の時「サディスティック・ミカ・バンド」として「サイクリング・ブギ」でレコードデビュー

こうして、「フライド・エッグ」でプロのギタリストとして活動を始めた高中正義さんですが、その後、「フライド・エッグ」は自然消滅したそうで、

1972年、19歳の時には、加藤和彦さんが結成した「サディスティック・ミカ・バンド」に参加すると、同年、ファーストシングル「サイクリング・ブギ」でレコードデビューを果たしています。

「サイクリング・ブギ」
「サイクリング・ブギ」

高中正義は20歳~22歳の時「サディスティック・ミカ・バンド」としてアルバム「SADISTIC MIKA BAND」「黒船」「HOT! MENU」をリリース

その後も、高中正義さんは、「サディスティック・ミカ・バンド」として、

と、3枚のアルバムをリリースするのですが、

1975年11月、3枚目のアルバム「HOT! MENU」リリースと同時に「サディスティック・ミカ・バンド」は解散しています。

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高中正義は23歳の時に高橋幸宏らと「サディスティックス」を結成

そして、1976年には、「サディスティック・ミカ・バンド」で残ったメンバー、今井裕さん、後藤次利さん、高橋幸宏さんの4人で「サディスティックス」を結成し、活動を開始すると、

と、2枚のアルバムをリリースするのですが、

2枚目のアルバム「WE ARE JUST TAKING OFF」発売直後の1978年8月29日、九段会館で行われたライブをもって、「サディスティックス」は活動を休止しています。

「【画像】高中正義の若い頃(ソロデビュー)から現在までの代表曲やアルバムは?」に続く

お読みいただきありがとうございました

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