高校1年生(16歳)の時、アイドル演歌歌手としてデビューするも、鳴かず飛ばすで、19歳の時には歌手を辞めようと思っていたという、戸田恵子(とだ けいこ)さんですが、
そんな中、ラジオ番組の仕事で知り合った、声優で演出家の野沢那智さんに誘われ、野沢那智さんが主宰する「劇団薔薇座」に入団すると、たちまち、お芝居の楽しさに夢中になったといいます。
今回は、戸田恵子さんの若い頃(舞台女優時代)をご紹介します。

「戸田恵子の生い立ちは?NHKで子役ほか高1でアイドル演歌歌手デビューも!」からの続き
戸田恵子は19歳の時に野沢那智に誘われ「劇団薔薇座」に入団していた
19歳の時、歌手を辞める決心をしたという戸田恵子さんですが、その頃、演出家で声優の野沢那智さんがMCを務めるラジオ番組の現場に何度も通っていたそうで、
(当時、歌手として売れていなかった戸田恵子さんは、野沢那智さんのラジオ番組にゲスト出演していたのではなく、おそらく、野沢那智さんやスタッフへの挨拶まわり、番組の雰囲気を学ぶために現場通いをしていたと思われます)
戸田恵子さんが歌手を辞めるという話が耳に入ったのか、野沢那智さんから、
もったいない。せっかく東京に来たんだから、何か他にやれることがあるんじゃないか
と、言ってもらったそうで、
野沢那智さんが座長を務める「劇団薔薇座」に誘われ、見学に行くと、そこは、ミュージカルがメインの劇団で、研究生は、ダンス、声楽、お芝居のレッスンがあったそうで、
学校にあまり通うことができなかった戸田恵子さんは、学生気分を取り戻すような気持ちで、入団を決意すると、1977年、19歳の時、「劇団薔薇座」に研究生として入団したのだそうです。
(当時、野沢那智さんはアラン・ドロンの吹き替えで有名でした)
戸田恵子は19歳の時に「劇団薔薇座」に研究生として入団し野沢那智から厳しい指導を受けていた
すると、野沢那智さんは、セリフ回し、目線、顔の向き、足を何歩踏み出すかなど、演劇の基礎をしっかりと教えてくれ、
特に、舞台上での位置取り(お客さんからは舞台全体が見えることから、なるべく平坦にならないような舞台上での位置の取り方)を何度も指導してくれたそうで、
戸田恵子さんは、地味ながらも何もかもが新鮮に感じ、お芝居の世界にどんどんのめり込んでいったそうですが、
野沢那智さんの指導はとにかく厳しく、稽古中、灰皿が飛んでくるのは日常茶飯事だったほか、休憩なしで、夜も寝ずに朝まで稽古をし、声が枯れて出なくなると、
なんで声が出ないんだ
と、怒られることもあったそうで、
ダメ出しは毎日されたものの、褒められたことは1度もなく、怒られてばかりだったといいます。
また、野沢那智さんからは、
自分達は、毎日同じことをやっているかもしれないが、お客さんは毎日違う。だから昨日出せたことを、今日出せないというのはダメなんだ。毎日、同じ成果を出せるように稽古をするんだ
と、繰り返し指導されたそうで、
これには、当初、戸田恵子さんは、同じセリフを同じ相手に毎日言うような稽古に喜びを見いだせすにいたそうですが、
今では、これが一番安心できる要素になっているといいます。

「劇団薔薇座」時代の戸田恵子さん。
戸田恵子は「劇団薔薇座」の看板女優として活躍していた
そんな戸田恵子さんは、(年代は不明ですが)「セレブレイション」で初舞台を踏むと、
その後、
- 1985年「踊れ艦隊のレディたち」
- 1985年「ザ・ミュージックマン」※葦原英了賞受賞
- 1988年「スイートチャリティ」※芸術祭賞演劇部門賞受賞

「スイートチャリティ」出演時の戸田恵子さん。
などのミュージカルで主演を務めるなど、「劇団薔薇座」の看板女優として活躍し、演技派女優としての地位も確立したのでした。
ちなみに、戸田恵子さんは、劇団時代のことを、
今でもよく頑張ったなと思いますが、12年も続けられたのは、それだけ舞台に魅力があったから。ミュージカルや時代劇、芝居バカと言われるほど、舞台に熱中していた。
私にとっては、あの12年間がすべての土台になっていますね。ただ、色っぽい芝居はよそで勉強してこいとよく言われました(笑)。
舞台を見に行って新鮮だった。それまでいたところは、華やかだけど虚飾の世界で、早くから理不尽なことや挫折を味わってきたから、舞台は実のある世界に映った。
体全身をさらして、実力をそのままに評価してくれる。事務所の力関係なんか関係なく、正直に見てもらえる場所だった。みんなと一緒に衣装を縫ったり、カナヅチで装置をつくったりするのも初めての経験で、面白かった
と、語っています。
(戸田恵子さんは、1989年、32歳の時に、劇団「薔薇座」を退団しています)
「【画像】戸田恵子(声優)の若い頃から現在までの主なキャラほか経歴は?」に続く
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歌手を辞めようかと悩んでいた中、仕事で知り合った野沢那智さんに誘われ、野沢那智さん主宰の「劇団薔薇座」に入団すると、お芝居に夢中になるも、劇団だけでは生活していけず、生活のため、アルバイト代わりで声優を始めたという、戸田 …








