「必殺仕事人」シリーズ、「釣りバカ日誌」シリーズをはじめ、数多くの作品で脇を固めておられる、俳優の鶴田忍(つるた しのぶ)さん。そんな鶴田さんについて調べてみました!
年齢は?出身は?身長は?旧芸名は?
鶴田さんは、1946年2月14日生まれ、
東京都練馬区のご出身、
身長168センチ、
胸囲101センチ、
胴回91センチ、
血液型はAB型、
学歴は、
日本大学鶴ヶ丘高等学校卒業、
旧芸名は、
嵐 堪忍だったそうです。
劇団「俳優座養成所」出身
鶴田さんは、1963年、
劇団「俳優座養成所」に第16期生として入所。
1966年に養成所を卒業後は、
正式に「俳優座」の座員になられますが、
1971年に退団されています。
退団の理由は、
鶴田さんら、中堅・若手俳優が希望した、
舞台「はんらん狂想曲」の上演に、
「俳優座」の創立者である、
千田是也さんら劇団の幹部が反対し、
俳優座上層部との関係が悪化したからだそうで、
その時、同じく座員だった、
中村敦夫さん、市原悦子さん、
菅貫太郎さん、原田芳雄さんらとともに、
「俳優座」を退団されています。
退団後、鶴田さんが、具体的に、
どのような活動をされていたのかは、
分かりませんでしたが、
テレビドラマや映画に、
数多く出演されていますので、
映像の世界に活動の場を、
移されたということでしょうね。
出演作品(テレビドラマ、映画)
それではここで、鶴田さんの、
近年の出演作品をご紹介しましょう。
テレビドラマでは、
1991年「鬼平犯科帳スペシャル『熱海みやげの宝物』」
1993年「系列」
1994年「家なき子」
1995年「金田一少年の事件簿」
1996年「聖龍伝説」
「鬼平犯科帳」より。
1997年「失楽園」
1998年「ラブ・アゲイン」
「ショムニ」
1999年「よろずや平四郎活人剣」
2000年「だます女だまされる女」
2001年「凍える牙」
2002年「海図のない旅」
2003年「R.P.G.」
2004年「相棒」
2005年「ダイヤモンドの恋」
「相棒」より。
(左から)水谷豊さん、鶴田さん、寺脇康文さん。
2006年「花嫁は厄年ッ!」
2007年「華麗なる一族」
2008年「越境捜査」
2009年「浅見光彦~最終章~」
2010年「水戸黄門」
2011年「霧に棲む悪魔」
2012年「永遠の泉」
2013年「ガラスの家」
2014年「ぼんくら」
2015年「子連れ信兵衛」
「霧に棲む悪魔」より。
映画では
1991年「ぼくらの七日間戦争2」
1992年「ミンボーの女」
「課長島耕作」
1996年「虹をつかむ男」
1997年「ひみつの花園」
1998年「学校III」
「ミンボーの女」より。宝田明さんと鶴田さん。
2000年「しあわせ家族計画」
2001年「難波金融伝・ミナミの帝王 劇場版PART15 借金極道」
2002年「およう」
2003年「宣戦布告」
2007年「ゲゲゲの鬼太郎」
2012年「おかえり、はやぶさ」
ほか、近年だけでも、
これだけ多くの作品に出演されています!
アルジャーノン?
ところで、鶴田さんは、1971年、
テレビドラマ「スペクトルマン」の、
第48話「ボビーよ怪獣になるな!!」と、
第49話「悲しき天才怪獣ノーマン」 で、
山本三吉役/ノーマン(声)を演じられています。
このテレビドラマは、
スペクトルマンを主人公とした、
特撮ヒーロー物なのですが、
第48話と第49話は、ダニエル・キイスの小説、
「アルジャーノンに花束を」に着想を得て、
制作されたそうで、
鶴田さん演じる山本三吉は、白痴のため、
利口になりたい一心で、知能を高める手術を受け、
望みどおり天才になるも、
敵の「宇宙猿人ゴリ」の操作により、
天才になると同時に、
体が怪物化していってしまいます。
そんな折、三吉の愛犬ボビーも、
改造により、天才犬となるも、
人間を襲って、頭だけを食い荒らす化物になり、
スペクトルマンに倒されてしまったのでした。
自分もいつか、ボビーのような、
化物になるのではないかと、
三吉は不安に思うのですが、
それは現実となり、やがて、三吉も、
人間の脳を食べる怪物「天才怪獣ノーマン」となってしまい、
スペクトルマンと対峙することに。
そして、三吉は、人間の意識があるうちに、
人間として死なせてほしいと、
スペクトルマンに懇願するのでした・・・
なんとも悲しい話ですが、
「スペクトルマン」は、「ウルトラマン」のような、
ストレートな華やかさはないものの、
このような独自の世界観を持つことから、
今でも、根強いファンが多くいるとのことでした。
「ひぐらしのなく頃に解」に出演
さて、2016年11月から始まる、
テレビドラマ「ひぐらしのなく頃に解」では、
引き続き、大石蔵人役を演じられる鶴田さん。
この作品は、人気ゲームを原作に、
「綿流し」という神事を行う雛見沢村に巻き起こった、
連続怪死・連続失踪事件の謎を描いたミステリーなのですが、
鶴田さん演じる大石蔵人は、
雛見沢村で起こる一連の事件を捜査する、
刑事という役どころ。
新人が多いこのドラマでは、
ベテランの鶴田さんが、
ビシっと引き締めてくれそうですね。
このドラマ、脇を固める、
鶴田さんの演技にも注目です!!