1961年、12歳の時、「あいつと私」で子役として映画デビューすると、その後、清純派女優として活躍し、1970年代、日本映画が衰退すると、テレビに活動の場をシフトし、2時間ドラマやサスペンスドラマで活躍した、酒井和歌子(さかい わかこ)さん。

そんな酒井和歌子さんは、田村正和さんとの交際が噂されたことがありました。

今回は、酒井和歌子さんの若い頃から現在までの活躍や経歴を、子役デビューから時系列でご紹介するとともに、田村正和さんとの交際の噂もご紹介します。

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酒井和歌子のプロフィール

酒井和歌子さんは、1949年4月15日生まれ、
東京都板橋区の出身(栃木県生まれ)、

血液型はB型、

利き腕は左、

学歴は、
目白学園女子短大国文学科中退、

趣味は、
世界遺産巡り、大自然を見ること、

ちなみに、「酒井和歌子」は本名です。

酒井和歌子は子役で映画デビューしていた

酒井和歌子さんは、1959年、10歳(小学4年生)の時、劇団「若草」に入団すると、1961年、12歳の時には、「あいつと私」で映画デビューし、


「あいつと私」より。酒井和歌子さん(左)と尾崎るみ子さん(右)。

翌年の1962年には、「目をつぶって突っ走れ」にも端役で出演しています。

そして、1964年、中学3年生の時、スカウトされて東宝に入社すると、同年、「今日もわれ大空にあり」に、主演の三橋達也さんの娘役で本格的に映画に出演。


「今日もわれ大空にあり」より。

以降、1966年には、「落語野郎・大脱線」「落語野郎・大馬鹿時代」「これが青春だ!」と、出演が続くのですが・・・

酒井和歌子は青春スターとして売り出されるも地味な助演が続き目立たなかった

この頃、酒井和歌子さんは、1965年にデビューした内藤洋子さんとともに青春スターとして積極的に売り出されたのですが、

物静かで健気(けなげ)な役が多かった酒井和歌子さんは、コメディや青春もので地味な助演が続き、1967年には、映画「伊豆の踊子」に出演するも、主演の内藤洋子さんの陰に隠れて目立たなかったのでした。


当時の酒井和歌子さん(左)と内藤洋子さん(右)。

酒井和歌子は19歳の時に「めぐりあい」で初の主演に抜擢されるとその後は清純派女優としての地位を確立していた

しかし、そういう地味な役を続けていったことで、かえって、清楚なイメージで徐々に人気を集めるようになり、1968年には、映画「めぐりあい」で初の主演に抜擢され、自動車工場に務める青年、努(黒沢年男さん)と純粋な愛を育むヒロイン典子役を演じると、酒井和歌子さんの魅力が見事に開花。

映画のヒットとともに酒井和歌子さんもブレイクしたのでした。


「めぐりあい」より。酒井和歌子さんと黒沢年男さん。

さらに、同年、「日本の青春」「兄貴の恋人」、翌年の1969年には、「二人の恋人」と、青春映画に出演すると、東宝の看板女優として確固たる地位を築いたのでした。

酒井和歌子は20代後半で清純派女優から大人の女優へ転身していた

以降も、酒井和歌子さんは、

  • 1969~1970年(20~21歳)「若大将」シリーズ

    「若大将」シリーズより。酒井和歌子さんと加山雄三さん。
  • 1969年(20歳)「恋にめざめる頃」
  • 1971年(22歳)「誰のために愛するか」

と、青春映画に出演し、清楚な役を数多く演じると、

1976年、27歳の時には、映画「妻と女の間」で、愛に溺れる平凡な人妻を演じ、清純派女優から大人の女優へと転身しています。

(同年、東宝を離れ、フリーとなっています)


「妻と女の間」より。森本レオさんと酒井和歌子さん。

酒井和歌子の主な出演作品(テレビドラマ)

また、酒井和歌子さんは、1970代に入ると、日本映画の衰退とともに、活動の場をテレビへとシフトし、

  • 1970年(21歳)「青春の挽歌」
  • 1971年(22歳)「忍ぶ糸」
  • 1972年(23歳)「知らぬが仏」
  • 1973年(24歳)「春ですもの」
  • 1974年(25歳)「太陽にほえろ!」

    「太陽にほえろ!」より。酒井和歌子さんと小野寺昭さん。
  • 1975年(26歳)「赤ちゃんがいっぱい」
  • 1976~1977年(27~28歳)「気まぐれ天使」
  • 1979年(30歳)「松本清張の紐・恐怖の大回転遊覧車」
  • 1980年(31歳)「悪女の仮面 扉の陰に誰かが」
  • 1981年(32歳)「仮面の花嫁 暗闇へのワルツ」

    「悪女の仮面 扉の陰に誰かが」より。いしだあゆみさん(左)と酒井和歌子さん(右)。

など、数多くのテレビドラマに出演しています。

酒井和歌子は34歳の時「刑事物語2 りんごの詩」で7年ぶりに映画出演していた

また、1983年には、7年ぶりに映画に復帰すると、

(主演の武田鉄矢さんが10代の頃から酒井和歌子さんのファンだったことからヒロインに起用されたそうです)


「刑事物語2 りんごの詩」より。武田鉄矢さんと酒井和歌子さん。

翌年の1984年には、ヤクザ映画「修羅の群れ」で、ヤクザの親分、稲原龍二(松方弘樹さん)の妻を演じ、


「修羅の群れ」より。酒井和歌子さんと松方弘樹さん。

以降は、テレビドラマと舞台を中心に活動。

そして、2000年代からは、

  • 2003年(54歳)「アイ・ラヴ・ピース」
  • 2006年(57歳)「県庁の星」
  • 2010年(61歳)「アイ・アム I am.」
  • 2012年(63歳)「旅の贈りもの~明日へ~」

    「旅の贈りもの~明日へ~」より。

と、再び、映画にも出演し、ベテランの演技を見せています。

酒井和歌子は田村正和と交際していた?

ところで、酒井和歌子さんを、「田村正和」で多くの方が検索されているようです。

というのも、いつ頃かは分かりませんでしたが、酒井和歌子さんと田村正和さんの交際が、週刊誌で報じられたことがあったというのです。

ただ、当時、田村さんはすでに結婚しており、酒井和歌子さんとの交際を否定しているので、真偽は不明です。

酒井和歌子の夫は?

そんな酒井和歌子さんの、気になるプライベートですが、

酒井和歌子さんは、今まで、一度も結婚しておらず、ずっと独身です。

しかも、恋人の噂も前述の田村正和さんくらい。

ただ、これだけの美人ですから、お声がかからない訳はないし・・・

やはり、スクープされないように、徹底していたということでしょうね。

ちなみに、2023年4月に「徹子の部屋」に出演した際、黒柳徹子さんから、

結婚なんて考えたことない?

と、質問されると、

ないですね。一人が楽で

と、微笑んでいます。

酒井和歌子
「徹子の部屋」出演時の酒井和歌子さん(74歳)。

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酒井和歌子の現在(60~70代)

最後に、最近の酒井和歌子さんですが、

  • 2015年(66歳)「最強のふたり~京都府警 特別捜査班~」
  • 2016年(67歳)「女検察事務官 黒ユリ」

    「女検察事務官 黒ユリ」より。岡江久美子さん(左)と酒井和歌子さん(右)。

に、ゲスト出演しているほか、

  • 2018年(69歳)CM「三井のリハウス」
  • 2018年(69歳)CM「野村證券」
  • 2020年(71歳)CM「サントリー ロコモワ」
  • 2023年(74歳)「徹子の部屋」

などに出演している程度で、目立った活動はしていないようです。

ただ、プライベートでは、ウォーキング、水泳、ジム通いをし、朝7時に起き、夜は遅くとも0時には寝る、という、とても健康的な生活をしているとのこと。

また、2013年頃には、当時87歳のお母さん(慶子さん)と一緒に国内旅行をしていたとのことで、今は、お仕事をセミリタイヤし、余暇を楽しまれているようです。

(母・慶子さんは2018年に他界されたそうですが、旅行は現在も続けているそうです)

さて、いかがでしたでしょうか?

70歳を回っても清楚なままの酒井和歌子さんですが、実は、整理整頓が苦手で、身だしなみにも無頓着、本番前でさえも鏡を見ないのだとか。

そんな大らかなところも、青春スターとして、酒井和歌子さんの魅力を形作っていたのかもしれませんね。

これからも、お体には気をつけて、時々は、元気な姿をテレビで見せてほしいものです♪

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