1985年4月に「第1回ミスモモコクラブ」に受賞すると、12月にはテレビドラマ「ヤヌスの鏡」のヒロインで女優デビューし、たちまちブレイクされた、杉浦幸(すぎうら みゆき)さん。翌年の1986年には、ファーストシングル「悲しいな」がヒットし、ヒロインを務められたテレビドラマ「このこ誰の子?」が高視聴率を記録するなど、1980年代後半、アイドルとして人気を博します。
年齢は?出身は?本名は?
杉浦さんは、1969年4月5日生まれ、
東京都東村山市のご出身、
身長156センチ、
血液型はAB型、
趣味・特技は、
パチンコ、麻雀、
ちなみに、
杉浦幸は本名です。
「モモコクラブ」よりアイドル「桃組三人娘」として
杉浦さんは、中学卒業後の1985年4月、
グラビア雑誌「Momoco」が開催した、
「第1回ミスモモコクラブ」で受賞すると、
同じく「第1回ミスモモコクラブ」で受賞した、
西村知美さん(グランプリ獲得)、島田奈美さんとともに、
アイドル「桃組三人娘」と呼ばれるようになります。
(左から)西村知美さん、島田奈美さん、杉浦さん。
そして、「Momoco」5月号に登場すると、
翌月の6月号には早くも表紙に抜擢され、注目を集めたのでした。
「Momoco」1985年6月号より
「ヤヌスの鏡」「このこ誰の子?」でブレイク
そんな杉浦さんは、半年後の1985年12月には、
大映ドラマ「ヤヌスの鏡」のヒロインに抜擢され、
たちまちブレイクされると、
「ヤヌスの鏡」より。(左から)大沢逸美さん、杉浦さん、
河上幸恵さん、佐藤健太さん、風見しんごさん。
翌年の1986年1月には、ファーストシングル「悲しいな」で、
アイドル歌手としてもデビューすると、オリコン最高4位、
累計売上15万枚を超えるヒットを記録。
「悲しいな」
同年10月には、テレビドラマ「このこ誰の子?」で、
再びヒロインに抜擢され、
高校2年生でレイプされ、望まない妊娠をした少女が、
力強く生きていく姿を好演すると、ドラマは大ヒット。
杉浦さんは一躍トップアイドルとなられたのでした。
「このこ誰の子?」より。岡本健一さんと杉浦さん。
自分の演技のひどさにスタジオで大泣き?
ちなみに、杉浦さんは、女優デビューが、
いきなり、「ヤヌスの鏡」の主演だったため、
それまで、演技経験はなく、
NGが出ても何がダメなのか分からなかったそうで、
監督に「もう1回」と言われれば、
何も考えずに、何度も同じ演技を繰り返すだけで、
多重人格のヒロインという役柄についても、
(第1話と第2話を並行して撮っていたことから、
場面のつながりが分からなかったこともあり)
昼間はお嬢様でおとなしく、夜は不良でハッチャケている、
ことくらいしか理解できなかったそうです。
ただ、その後、第3話を撮っている最中、
初めて、第1話での自分の演技を見たところ、
あまりのひどさにスタジオで大泣きしてしまったそうで、
杉浦さんは、当時を振り返り、
ひどいというか、正直ヤバイと思いました。
これがテレビで流れるのかと思うと、
恥ずかしいのと情けない気持ちでいっぱいになりましたね。それからは真剣に勉強して、演技に集中しました。
と、明かされていました。
出演ドラマ映画・歌
それでは、そんな杉浦さんの、
そのほかの出演作品とディスコグラフィーもご紹介しましょう。
テレビドラマでは、
1987年「制作2部青春ドラマ班」
1988年「藤子不二雄の夢カメラ」
「はぐれ刑事純情派」第1シリーズ 第4話
「隠密・奥の細道」第12話
「藤子不二雄の夢カメラ」より。
(左から)杉浦さん、渡辺美奈代さん、若林志穂さん。
1989年「長七郎江戸日記」第50話
「女ねずみ小僧」
「風雲!江戸の夜明け」
1990年「はぐれ刑事純情派 第3シリーズ」第2話
「新吾十番勝負」
「長七郎江戸日記」より。里見浩太朗さんと杉浦さん。
1991年「検事・若浦葉子」第10話
「世にも奇妙な物語『あの世への伝言サービス』」
「必殺仕事人・激突! 」第4話
「火曜サスペンス劇場『眠れぬ夜のために』」
2004年「仔犬のワルツ」
「必殺仕事人・激突! 」より。杉浦さんと三田村邦彦さん。
映画では、
1987年「湘南爆走族」
1989年「キスより簡単」
1991年「シャイなあんちくしょう」
「湘南爆走族」より。織田裕二さんと杉浦さん。
ほか、主に1980年代後半に出演されており、
歌手としては、
シングルでは、
1986年4月「4月列車」
7月「六本木十時軍」
11月「午前0時の I NEED YOU」
1987年2月「-045-」
6月「花のように / 砂浜にルージュ」
11月「18のSecret」
1996年2月「愛のパチパチロック」
アルバムでは、
1986年3月「First」
9月「Ten at Nite」
12月「newoman -新女類-」
1987年12月「幸STORY」
1996年4月「Q盤 音泉1500 SERIES First +3」(再発廉価盤)
「Q盤 音泉1500 SERIES Ten at Nite +4」(再発廉価盤)
2005年12月「20th Happy Anniversary STILL CONTINUING LIVING」
2015年3月「悲しいな コンプリート・シングルス」
2016年8月「30th Anniversary Complete CD+DVD Box」
をリリースされています。
ホリプロを退社~パチンコ&麻雀
こうして、デビュー以来、順調に、
アイドルとして活躍されていた杉浦さんですが、
1990年、当時、杉浦さんを担当していたマネージャーが、
トラブルを起こし、杉浦さんもこれに巻き込まれてしまったようで、
それまで所属していた「ホリプロ」を退社。
その後は、「ファイブシーズン・プロダクション」に移籍されると、
もともとパチンコや麻雀が好きだったことから、
CSテレビ放送のパチンコ番組のMCやパチンコ雑誌で活動されるようになり、
一時期は、「パチドル(パチンコ・アイドル)」
とも呼ばれるように。
また、2011年5月には、ご自身のブログで、
「女流雀士」の資格を取得したことを発表されています。
黒田アーサーと?
ところで、そんな杉浦さんを、
「黒田アーサー」で多くの方が検索されています。
調べてみたところ、杉浦さんは、
かつて、黒田アーサーさんと交際されていたそうで、
2011年、バラエティ番組「好きになった人SP」で、
黒田さんが登場し、そのことを告白。
なんでも黒田さんによると、お二人は7年に渡って交際し、
お互い結婚まで考え、家まで購入したそうですが、
杉浦さんが実家に戻ったことで破局。
杉浦さんが、なぜ、実家に戻られたのか分かりませんでしたが、
黒田さんが「ロリコンだったから」と噂されているようです;
ちなみに、黒田さんは同時期、ダンプ松本さんともうわさになっており、
杉浦さんと三角関係だったと言われているのですが、
これは、黒田さんを売り出すため、
ダンプさんが事務所に頼まれてやったことだったそうです。
「危険な恋の物語」(1992年)より。
(左から)松村冬風さん、杉浦さん、黒田アーサーさん。
現在は?独身?
さて、いかがでしたでしょうか?
現在は、バラエティーやテレビショッピングなどにも出演され、
タレント活動をしている杉浦さん。
2017年11月29日には、30年ぶりの新曲、
「密(ひそ)やかな恋」が配信されるなど、
音楽活動も意欲的に取り組まれているほか、
「密やかな恋」より。加藤シングオーさんと杉浦さん。
私生活では、独身ながら、
同世代の一般男性に片思いされているそうで、
タイプは男気がある人。
結婚というより、穏やかに暮らせる人と一緒にいたいな。
と、おっしゃっていました。
お仕事もプライベートもうまくいくといいですね。
陰ながら応援しています!!