1989年にテレビドラマ「はいすくーる落書」でブレイクすると、その後は、立て続けにテレビドラマや映画でメインキャストを務め、人気俳優の仲間入りを果たした、的場浩司(まとば こうじ)さん。そんな的場さんの、デビュー当時のエピソードほか、出演作品を画像を交えてご紹介します。
「的場浩司の若い頃は?元気が出るテレビ?はいすくーる落書でブレイク!」からの続き
元ヤンキーは嘘だった?
的場さんは、テレビ番組等で、若い頃に暴走族の一員だった時期があったことや、暴走族時代の武勇伝を語っておられますが、
近年、実は的場さんがヤンキーだったという話は嘘で、ヤンキーのような目つきと髪型はキャラ作りで、「元ヤンキー」という肩書を作って、芸能界デビューした、と噂されています。
実際、当時の的場さんを知る地元の人の話では、的場さんの名前は有名だったそうですが、的場さんがテレビで語っている武勇伝は、すべてリーダーの話しだそうで、
的場さん自身は、集会に参加していないほか、他校への乗り込みなども一切参加されていなかったようです。(弱い者いじめも一切されていなかったそうです)
ただ、それでも、ケンカには強く、タイマンでは負けたことがなかったようで、ヤンキーであったのは確かですが、ちょっと脚色はされていたようですね。
新人の頃は「うじ虫」と呼ばれたことも
さておき、芸能界ではトントン拍子だった的場さんですが、実は、新人の頃には、撮影の出番で呼び出される時、「おい的場」と呼び捨てにされるのは当たり前で、なんと、「うじ虫」と呼ばれたこともあったそうです。
それでも的場さんは、俳優という仕事が好きだったため、
怒りを爆発させたら、今後この仕事ができなくなるかもしれない
と、我慢をし、
いつか俺のこと的場さんって呼ばせてやるからな
と、悔しい思いをバネに、乗り越えることができたとのこと。
(今になって振り返ってみると、「その考えも小せえなぁ」と思われるそうですが)
また、的場さんは、
でも、その後本当にそのスタッフの方に「的場さん」と呼んでいただく機会がありました。「的場さん」と言われたとき、その方に本当に感謝しましたね。
だって、新人時代に「いつか見返してやるからな」という思いにならなければ、「この仕事もやりがいがないな」と辞めてしまっていたかもしれない。
当時は理不尽だと感じたことが、がむしゃらに努力できた理由の1つでもあるんです。だから、そのスタッフの方には「昔みたいに的場って呼んでください」とお願いしましたよ。
と、語っておられました。
出演作品(テレビドラマ、映画、写真集)
それでは、ここで、的場さんの主な出演作品ご紹介しましょう。
テレビドラマでは、
1989年「こまらせないで!」
「はいすくーる落書」
「自主退学」
「ママハハ・ブギ」
1990年「卒業」
「予備校ブギ」
「忠臣蔵」
1991年「和宮様御留」
「ママってきれい!?」
「ADブギ」
「予備校ブギ」より。(左から)緒形直人さん、織田裕二さん、的場さん。
1992年「AD・リターンズ」
NHK大河ドラマ「信長 KING OF ZIPANGU」
「素顔のままで」
「誰かが彼女を愛してる」
1993年「ええにょぼ」
「ララバイ刑事’93」
「素顔のままで」より。
1993~1997年「代紋TAKE2シリーズ」
1994年「陽のあたる場所」
1995年「新婚なり!」
1996年「愛とは決して後悔しないこと」
1997年「職員室」
「汚れた代紋」より。
1998年「冷たい月」
1999年「こいまち」
2000年「ビューティフルライフ」
2000~2003年「京都迷宮案内」
2003年「夢みる葡萄~本を読む女~」
「京都迷宮案内」より。
2004年「竜馬がゆく」
2004年~「所轄刑事シリーズ」
2005年「H2~君といた日々」
2006年「白夜行」
2007年「白虎隊」
「ジャッジ~島の裁判官奮闘記~」
「所轄刑事シリーズ」より。的場さんと船越英一郎さん。
2008年「ジャッジII 島の裁判官奮闘記」
NHK大河ドラマ「篤姫」
2009年「メイド刑事」
「坂の上の雲」
2010年「松本清張ドラマスペシャル・書道教授」
「水戸黄門」 第42部-第43部
「坂の上の雲」より。
「水戸黄門」より。(左から)雛形あきこさん、東幹久さん、里見浩太朗さん、林家三平さん、的場さん、内藤剛志さん。ちなみに、的場さんと東さんは友人だそうです。
2011年「新・示談交渉人 裏ファイル」
2012年「SP~警視庁警護課II」
2013年「空飛ぶ広報室」第4話
2014年 NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」
2016年「新春時代劇『信長燃ゆ』」
2017年「山本周五郎時代劇 武士の魂」
2018年「天 天和通りの快男児」
「山本周五郎時代劇 武士の魂」より。
映画では、
1988年「首都高速トライアル」
「ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎完結篇」
1990年「稲村ジェーン」
1991年「獅子王たちの夏」
「就職戦線異状なし」
「ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎完結篇」より。ちなみに、この映画には19歳の時に出演されているのですが、朝、鏡で顔を見て自分でもゾッとしたそうです(笑)
1993年「修羅場の人間学」
1995年「きけ、わだつみの声 Last Friends」
「トラブルシューター」
1997年「流れ板七人」
「実録新宿の顔 新宿愚連隊物語」
「かっ鳶五郎」
1998年「大いなる完」
1999年「御法度」
2000年「新GONIN」
2001年「悪名」
2003年「浪商のヤマモトじゃ!」
「新GONIN」より。
2004年「デビルマン」
2005年「戦国自衛隊1549」
2006年「実録・九州やくざ戦争 九州の義王(ライオン)」
2007年「俺は、君のためにこそ死ににいく」
2014年「土竜の唄 潜入捜査官REIJI」
2015年「陽光桜 -YOKO THE CHERRY BLOSSOM-」
2016年「テラフォーマーズ」
ほか、数多くの作品に出演されています。
また、1991年には、写真集「自分」をリリースされています。
スイーツ
ところで、的場さんは、大のスイーツ好きで、甘いものなら、洋菓子・和菓子を問わず、何でもお好きとのことですが、特にプリンとシュークリームが好きだそうで、1日に必ず1つはスイーツを食べられるほか、ロケ先では必ずスイーツ店に立ち寄るなど、日々新しいスイーツを探しているそうです。
(スイーツ探しの時には自転車に乗って、狭い場所や地域密着型のスイーツ店を探すそうです。)
そして、2009年には、スイーツ好きが高じて、スイーツのガイド本「的場スイーツ~本気の113品~」、2010年には「的場スイーツ2 ~新・本気の115品~」を出版されるほか、
2009年には、セブンイレブンとのコラボで、2色のチョコレートを上掛けしたシュークリーム「チョコロックシュー」と、とろけるような口どけが特徴で、北海道産の牛乳と生クリームを使ってミルク感もたっぷりな「ミルクたっぷり とろりんプリン」をプロデュースされるなど、スイーツ関連でも活動の場を広げられています。
「チョコロックシュー」と「ミルクたっぷり とろりんプリン」を持つ的場さん♪
「的場浩司が車であわや事故も言い分がもっとも過ぎる!」に続く