1980年、25歳の時、映画「ヒポクラテスたち」で俳優デビューすると、その後、数多くの映画やテレビドラマに出演し、
1994年には、テレビドラマ「家なき子」で主人公をイジメる酒浸りの父親役を演じ、ドラマのヒットとともに一躍知名度を上げた、内藤剛志(ないとう たかし)さん。
今回は、そんな内藤剛志さんの、若い頃(俳優デビュー)から現在までの出演作品(テレビドラマ、映画)や経歴を時系列でご紹介します。
「内藤剛志の生い立ちは?幼少期は子役!高卒後ジャズミュージシャンを目指していた!」からの続き
内藤剛志は25歳の時に映画「ヒポクラテスたち」で俳優デビュー
内藤剛志さんは、1980年、25歳の時、映画「ヒポクラテスたち」で、俳優としてメジャーデビューを果たしているのですが、
「ヒポクラテスたち」より。内藤剛志さん(左)と古尾谷雅人さん(右)。
実は、内藤剛志さんは、大学時代からずっと、俳優を目指しながら、朝日新聞社でアルバイト(原稿をバイクで届ける仕事)をしており(20歳から25歳くらいまで)、
ある日、会社に戻った際、当時のデスクに、
内藤、電話や
と、言われ、電話に出ると、映画監督の大森一樹さんからだったそうで、
関西弁のできる役者を探していた大森一樹さんから、
お前大阪出身やろ、出るか?
と、言われ、
内藤剛志さんは、即答で、
出ます
と、答え、
電話を切った後、すぐに仕事を辞めて「ヒポクラテスたち」に出演したといいます。
内藤剛志は36歳の時に「ホテルウーマン」、37歳の時に「ウーマンドリーム」に出演
そんな内藤剛志さんは、その後も、数多くのテレビドラマや映画に出演し、1980年代は、刑事ドラマなどで、犯人役など悪役を演じることが多かったそうですが、
1991年、36歳の時には、「ホテルウーマン」で、ヒロイン・神尾柊子(沢口靖子さん)の上司役、
「ホテルウーマン」より。内藤剛志さんと沢口靖子さん。
1992年、37歳の時には、「ウーマンドリーム」で、スターを目指すヒロイン・朝倉利奈(裕木奈江さん)の事務所のマネージャー役を務めるなど、徐々に色んな役が回ってくるようになったのだそうです。
「ウーマンドリーム」より。内藤剛志さんと裕木奈江さん。
内藤剛志は39歳の時に「家なき子」で主人公をいじめる酒浸りで凶暴な父親役を演じブレイクしていた
そして、1994年、39歳の時、テレビドラマ「家なき子」で、主人公の少女・すず(安達祐実さん)をイジメる酒浸りで凶暴な父親役を演じると、
テレビドラマのヒットと共に、一躍、内藤剛志さんの知名度もアップしたのでした。
「家なき子」より。内藤剛志さんと安達祐実さん。
内藤剛志と安達祐実は仲良し
ちなみに、内藤剛志さんは、「家なき子」での役柄の関係から、安達祐実さんとは、ずっと仲が悪いと周囲に思われていたのですが、実は、LINEでやりとりするほど仲が良いそうで、
内藤剛志さんは、
「家なき子」が)代表作と言われるのはうれしいけど、それを超えるものをやりたいね、と2人でずっと話をしてきた。
僕にとって祐実ちゃんは、血は繋がっていないけど、娘のように感じる、稀有な存在。特別すぎてうまく言い表せないのですが、あの時から不思議な絆を感じる。
と、語っています。
実際、2018年には、内藤剛志さん主演のテレビドラマ「警視庁・捜査一課長season3」に、安達祐実さんがレギュラー出演しており、「家なき子」以来、23年ぶりの共演を果たしています。
「警視庁・捜査一課長season3」より。内藤剛志さんと安達祐実さん。
内藤剛志は43歳の時にバラエティ番組「人気者でいこう!」にタレントとしてレギュラー出演
また、内藤剛志さんは、1996年10月には、ドキュメンタリー番組「女神の天秤」で、関口宏さんと共に司会を担当し、タレント活動を開始すると、
1998年4月からは、浜田雅功さんと共に「人気者でいこう!」にレギュラー出演し、その中のワンコーナー「芸能人格付けチェック」で、さらなる人気を獲得しています。
「人気者でいこう!」より。内藤剛志さん(左)と浜田雅功さん(右)。
内藤剛志は70歳の時には「旅人検視官 道場修作」で主演
その後も、内藤剛志さんは、俳優、タレントとして活動しており、2023年には、令和サスペンス劇場「旅人検視官 道場修作」で主演を務めると、このドラマは、2024年、2025年とシリーズ化されています。
「旅人検視官 道場修作」より。内藤剛志さんといしのようこさん。
内藤剛志の出演作品(テレビドラマ)
それでは最後に、内藤剛志さんのその他の主な出演作品もご紹介しましょう。
テレビドラマでは、
- 1966~1967年「横堀川」(子役)
- 1981年「西部警察」第107話「暴走トラック炎上」
「西部警察」第107話「暴走トラック炎上」より。内藤剛志さん(左)と、御木裕さん(右)。 - 1982年 NHK銀河テレビ小説「道頓堀川」
- 1983年「壬生の恋歌」
- 1984年「太陽にほえろ!」第617話
- 1986年「ザ・ハングマンV」第20話
- 1987年「あぶない刑事」
- 1988年「五稜郭」
- 1989年「夏色の天使」
- 1990年「宮本武蔵」
- 1991年「ホテルウーマン」
- 1992年「ウーマンドリーム」
- 1993年「セールスレディは何を見た」
- 1996年「家なき子」
- 1995年「家なき子2」
- 1996年「竜馬におまかせ!」
「竜馬におまかせ!」より。浜田雅功さん(左)と内藤剛志さん(右)。 - 1997年「彼女たちの結婚」
- 1998年「スウィートデビル」
- 1999年「ワンダフルライフ」
- 2000年「QUIZ」
- 2001年「金田一少年の事件簿」
「金田一少年の事件簿」より。松本潤さん(左)と内藤剛志さん(右)。 - 2002年「三匹が斬る!」
- 2003年「ふたり 私たちが選んだ道」
- 2004年「一番大切な人は誰ですか?」
- 2005年「女王の教室」
- 2006年「プリマダム」
- 2007~2011年「水戸黄門」第37-第43部
「水戸黄門」より。里見浩太朗さん(左)と内藤剛志さん(右)。 - 2008年「ホームレス中学生」
- 2009年「いじわるばあさん」
- 2010年「神戸新聞の7日間」
- 2011年「風の少年~尾崎豊 永遠の伝説~」
- 2012年「大奥~誕生[有功・家光篇]」
- 2013年「血痕4 警科研・湯川愛子の鑑定ファイル」
- 2014年「女請負人~仕掛けられた女の罠~」
- 2015年「警視庁強行犯 樋口顕シリーズ」
- 2016~2018年「警視庁・捜査一課長 season1」
- 2017年「新・十津川警部シリーズ」
「新・十津川警部シリーズ」より。内藤剛志さん(左)と石丸謙二郎さん(右)。
内藤剛志の出演作品(映画)
映画では、
- 1978年「クレイジィ・ラブ」
- 1978年「ユキがロックを棄てた夏」
- 1979年「ハッピーストリート裏」
- 1980年「ヒポクラテスたち」
- 1981年「陽炎座」
- 1982年「九月の冗談クラブバンド」
「九月の冗談クラブバンド」より。内藤剛志さんと伊藤幸子さん。 - 1983年「戦場のメリークリスマス」
- 1984年「美加マドカ 指を濡らす女」
- 1985年「瀬降り物語」
「瀬降り物語」より。(左から)萩原健一さん、内藤剛志さん、藤田弓子さん、早乙女愛さん。 - 1986年「紳士同盟」
- 1987年「ちょうちん」
- 1988年「ロックよ、静かに流れよ」
- 1989年「誘惑者」
- 1990年「さらば愛しのやくざ」
- 1991年「動天」
- 1992年「修羅の伝説」
- 1993年「悪役パパ」
- 1995年「幻の光」
「幻の光」より。(左から)江角マキコさん、内藤剛志さん、柄本明さん。 - 1996年「ありがとう」
- 1997年「ご存知!ふんどし頭巾」
- 1999年「ワンダフルライフ」
- 2002年「Laundry〈ランドリー〉」
- 2004年「イズ・エー[is A.]」
- 2005年「阿修羅城の瞳」
- 2006年「闇打つ心臓」
- 2007年「黒帯 KURO-OBI」(ナレーション)
- 2008年「フレフレ少女」
- 2010年「ねこタクシー」
- 2014年「瀬戸内海賊物語」
- 2015年「山本慈昭 望郷の鐘 満蒙開拓団の落日」
- 2016年「海すずめ」
「海すずめ」より。(左から)目黒祐樹さん、岡田奈々さん、内藤剛志さん、武田梨奈さん、小林豊さん、吉行和子さん。
ほか、主演としても助演としても、数多くの作品に出演しています。
さて、いかがでしたでしょうか。
1995年1月~2001年9月にかけて、27クール(6年9ヶ月)連続で、連続ドラマに出演するという日本新記録を樹立し、「連ドラの鉄人」と言われるようになった内藤剛志さんですが、
ご本人いわく、キャリアの87%が刑事役だそうで、確かに、今では、初期の頃に悪役をしていたというのが想像できないほど、刑事役がハマリ役となっていますね。
この機会に、初期の頃の悪役の内藤剛志さんも、チェックしてみてはいかがでしょうか♪
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