2017年、連続ドラマ「火花」に出演し女優デビューすると、2019年には、自身によるエッセイ「ちょうどいいブスのススメ」を原作とするテレビドラマ「人生が楽しくなる幸せの法則」にも出演されている、山﨑ケイ(やまざき けい)さん。ただ、テレビドラマ化にあたり、思わぬ批判が殺到します。
「山﨑ケイのメガネなしかわいい画像!ちょうどいいブスは地キャラ?」からの続き
「人生が楽しくなる幸せの法則」でブスの神様役
山﨑さんは、2017年、お笑いコンビ「ピース」の又吉直樹さんによる、同名の「第153回芥川賞」受賞作を原作とする連続ドラマ「火花」で女優デビューされると、
楽しかった。すごく(スタッフが)褒めてくださったのでテンション上がりましたね
と、今後の女優業に意欲を見せ、
2019年1月には、山﨑さん自身によるエッセイ「ちょうどいいブスのススメ」をもとに制作されたテレビドラマ「人生が楽しくなる幸せの法則」にも出演。
このドラマは、商社に勤める、「自己表現下手くそ女子」の彩香(夏菜さん)、「融通の利かない女子」の木原里琴(高橋メアリージュンさん)、「開き直り女子」佳恵(小林きな子さん)の3人のOLの前に、ブスの神様(山﨑さん)が降臨し、
それぞれ、自分のダメダメな現実をつきつけられて衝撃を受けるも、
女は、自分がブスであることを認めて、 初めて幸せのスタートラインに立つことができる!
と、告げる神様の教えに従って、「ちょうどいいブス」(素敵な女性)になるための修行を始め、それぞれの幸せに向かっていくというストーリーで、
原作者である山﨑さんは、
本当のことを言うと、私が書いた本はエッセイなのでストーリーがあるわけじゃありません。だから名前(『ちょうどいいブスのススメ』)を貸すぐらいの気持ちで、「原作にしてください」って言ったら、本とはタイトルが変わっちゃったんですよね(笑)
ちょいちょいと私が本に書いた恋愛ポイントが出てきています。脚本家の方がすごくいいドラマにしてくださいました。
と、笑っておられたのですが・・・
「ちょうどいいブス」に批判殺到
2018年12月、テレビドラマで放送されることが告知されると、すぐに、「ちょうどいいブス」という言葉(タイトル)や趣旨に批判が殺到。
また、「ちょうどいいブスのススメ」のホームページでは、登場する3人の女性について、
共通しているのは、全員が何かしらの生きづらさを抱えていること。つまり『現在、イケてない女子』であること
いい恋愛をし、ライフスタイルを向上させ、幸せをググっと手繰り寄せる
モテない美人よりモテるブス!
と、表現されているのですが、
これが、一部の女性たちの癇(かん)に障ったようで、
「ちょうどいい」というのは男性にとって「ちょうどいい」だけでは?」
ちょうどいいブスなんて情け無い言葉が出てくる場所で好かれるよう努力するより、別の場所に行って「あなたは本当に素晴らしい」って言ってくれる人を見つけた方が絶対にいいよ
「ちょうどいいブス」じゃなく「I feel pretty」っていう精神を手に入れたいし、そっちの方が健やかじゃん。誰にとっての「ちょうどよさ」なんだよって話ですよ
女児母から言わせてもらうと「ちょうどいいブス」も「ブス」もいないです。みんな誰かの可愛い娘です。どんなに言葉優しく巧みであっても他人の美醜を形容し表明するのは礼儀知らずですよ
などと、非難の声が上がったのです。
そして、さらには、原作者である山﨑さんに対しても、
山崎ケイとテレビのせいで、今まで内面磨きを頑張ってた『いい子』が『ちょうどいいブス』って言われるようになるのあまりにも辛すぎない?
一人で勝手に言ってればいいのになんで押し付けようとしてくるんだよ。男社会の奴隷になりたいなら一人でやれよ
今回の件で、たくさんの自由になろうともがいてる人達の声が山崎ケイに届いて、山崎ケイも自由に近づいていけたらいいよね。きっと彼女を「ちょうどいいブス」に向かわせた人間がいたんだろうから
と、怒りの矛先が向けられたのでした。
「ちょうどいいブス」の本当の意味とは?
そこで、制作した読売テレビは、テレビドラマのタイトルを「人生が楽しくなる幸せの法則」へと改名したのですが・・・
タイトルが変わっただけで、内容に変更点がないことから、ネット上では、さらに、女性たちから非難が相次ぎ、炎上する騒ぎに。
ただ、この騒ぎに対し、山﨑さんは、
シンプルに最初は悔しかったですね。そういうことを言ってるんじゃないのにな、と。自分の伝えたいことが伝わらず、知らないところで「ちょうどいいブス問題」となっていて。
例えば、やせたいと言っている女性への励まし方って何通りもある。「やせなくても魅力的だよ」という人もいれば、「私はこれで5キロやせたよ」っていう人もいていいと思うんです。そういう時は悩んでいる側がどちらの意見を参考にするか決めますよね。
同じように、「容姿のせいでモテない」と悩んでいる人がいたとする。以前の私ですね。自分のことは美人だとも思えないし、すごいブスだと思うと生きにくい。
そういう子たちに、「ちょうどいいブス」っていう立ち位置はどうですか、っていう一つの提案です。そういうとらえ方をすることで、楽しく生きられる人がいるといいなと。
美人とかブスとかカテゴライズすること自体が、おかしいと思う方もいると思います。だけど、私の場合、どうしても自分の立ち位置が気になっちゃうんです。完全に自意識の話です。
私はずっと「めちゃくちゃモテるタイプではないだろうけど、もうちょっとモテても良くない?!」と正直思っていました。自分の自己評価ほど、まわりから評価されない。それがどうしてなのかはわからずモヤモヤしていました。
それが、自分の「ちょうどいい」立ち位置がわかったことで、楽になれたんです。この顔面でマックスたたきだそう!と思えたんです。
と、「ちょうどいいブス」に込めたメッセージは、批判にあったような「男性にとってちょうどいいブス」ではなく、「自分にとってちょうどいいブス」であることを明かされています。
しかも、2019年には、
ドラマ化に際して、批判を含めていろいろあったけど、それも含めた私の気持ちが反映されている
と、続編の「やっぱり、ちょうどいいブスのススメ」までリリース。
今後、この騒ぎがどのような方向に向かうのか、注目です!!
さて、いかがでしたでしょか。
山﨑さんの、
- 「人生が楽しくなる幸せの法則」でブスの神様役
- 「ちょうどいいブス」に批判殺到
- 「ちょうどいいブス」の本当の意味とは?
について、まとめてみました。
「人生が楽しくなる幸せの法則」で、山﨑さんが伝授する、
女は、自分がブスであることを認めて、 初めて幸せのスタートラインに立つことができる!
は、いくら表面的に、きれいごとを言ったり、自分で思いこんでも、現実問題として存在する、周りからの目、そして、それについ落ちこんでしまう自分を、少しでも楽にさせる、山﨑さんが提案する方法。
確かに、言葉の響きとしては、ツッコみたくなる部分はあるものの、活用できることは、うまく活用して、幸せになりたいものですね♪
「山﨑ケイが妊婦を深夜の飲み会に呼び出したと炎上!真相は?」に続く