「3年B組金八先生」シリーズでは金八先生、「水戸黄門」シリーズでは水戸光圀と、人生を知り尽くし、人を諭すような役がピッタリの、武田鉄矢(たけだ てつや)さんですが、実は、プライベートでは、20年間もウツで苦しまれたといいます。
今朝の三枚おろしで名言?
武田さんは、1994年から、25年にわたり、平日の朝10分間流れるラジオ番組「今朝の三枚おろし」のパーソナリティーを務められています。
この番組は、武田さんが、毎週一つのテーマに絞って、様々な語りを展開していくのですが、
”ヒト”は、まぐれで生き残った弱い生き物だった!
私はすでに”エイジング・ロー” 老人性うつ病だ!
曖昧だから日本人なんだ!曖昧が育んだ日本の歴史!
相手が話している時”うなずく”と話が理解できるようになる!
薬は30%しか効かない
といった具合に、自身の経験から、健康、政治、歴史など幅広いテーマについて語っておられるほか、武田さんおすすめの本や、ためになる本も紹介されており、とても興味深い内容となっています♪
20年間うつ病だった
そんな武田さんですが、2014年10月、バラエティ番組「ノンストップ!」の取材に対して、40代から20年にわたり、うつ病を患われていたことを明かされています。
それは、1991年、42歳の時、テレビドラマ「101回目のプロポーズ」で主演を務められるなど、多忙を極められていた時期のことで、
体調の変化なんでしょうね。ちょっとうつ病っぽくなって、何をやっても力が湧いてこない。
と、感じ始めるようになり、それが次第に、
考え方が暗くなって、何週間か事務所が休みくれるとこれっきり仕事が来ないんじゃないか、とか。
と、落ち込むようになったそうです。
(ただ、家族や「海援隊」のメンバーには知らせておらず、「海援隊」の千葉和臣さんによると、「最近眠れないってのは言ってた」という程度しか伝えられていなかったそうです。)
ユングの言葉に救われる
そして、2011年には、「大動脈弁狭窄症」という心臓疾患を患って手術を受け、術後5週間入院されると、老いへの恐怖により、さらにどん底へと突き落とされたそうですが、
その際、心理学者ユングの本を読まれていると、
人生は山登りに似ている。登った限りは降りなきゃいけない。登りっぱなしのことを遭難したという。
という言葉を見つけ、感動。
ようやく、武田さんは、この言葉で救われたのだそうです。
妻に手紙
そんな武田さんは、2013年に結婚40周年を迎えられているのですが、その際、妻・節子さんに、
あなたの一番美しかった あの笑顔を 世界でただひとつ思い出せる、それが私です 節子へ 鉄矢より
と、普段は口に出して言えない思いを手紙にしたためられたそうです。
というのも、武田さんは、「大動脈弁狭窄症」の手術を受けたあと、
手術後、お風呂ひとつまともに入れないぼくの背中を流すとき、妻は、ぼくと結婚した21才のときに思ったことを思い出したそうです。“私はいつかこの人のおしめを変える日がくる”と。
彼女はいつも先を見ている人なんですが、その言葉を聞かされたときに、ぼくは妻のすごさを改めて知りました。
と、奥さんのことを見つめ直したそうで、
ぼくたち夫婦は、大まかなところの価値観は合っているけれど、細かいところではずれもある。でも、それでいいと思います。夫婦は、列車でいえば隣同士よりも向かい合わせに座ったほうがうまくいく。
ぼくよりも、はるかに彼女は先の方向を見ています。だから、21才の娘が、ぼくの老後をありありと想像できたのでしょう。
でもね、夫としての役割があるとしたら、ぼくは出会ったときの妻の美しかった姿を、彼女の親以上に鮮明に思い出せることだと思います。それがぼくの役割であり、最大の誇りではないかな。
と、あらためて夫婦のあり方について考えるようになり、節子さんに手紙をしたためられたのだそうです。
上戸彩も尊敬
ところで、その節子さんのことをずっと前から尊敬されていたのが、女優の上戸彩さんで、
上戸さんは、2001年、「3年B組金八先生」第6シリーズで共演されて以来、武田さんとは家族ぐるみでお付き合いされているのですが、
「3年B組金八先生」より。上戸彩さんと武田さん
大スターの妻だからといって、決して、でしゃばったりせず、専業主婦として武田さんをサポートし続けてこられた節子さんの姿に感銘を受けたそうで、お料理やお菓子づくりを節子さんから教わるほか、子育ての相談もされているとのこと。
そんなところからも、節子さんのお人柄が伝わってきますね。
(武田さんには、節子さんとの間に娘さんが2人いらっしゃいますが、どちらも一般人だそうです)
さて、いかがでしたでしょうか。
武田さんの、
- 年齢は?出身は?身長は?
- 本名は?
- 曽祖父が大地主も祖父が破産/li>
- 母・イクは8歳で里子に出され12歳で奉公に
- 両親の出会い
- 少年期を幸せな家庭で育つ
- がむしゃらに働き続けた母親
- 教師を目指し大学に進学するもフォークに目覚める
- ライブ喫茶「照和」で「海援隊」が人気を博す
- 「チューリップ」にドラムスを引き抜かれ「海援隊」が解散危機に
- 泉谷しげるに誘われて上京を決意
- 母親に直談判
- 博多弁の東京お披露目ライブが大成功
- 「母に捧げるバラード」が大ヒット
- 「母に捧げるバラード」のヒットで結婚するも・・・
- 人気低迷で嫁と皿洗いの日々
- 母・イクと「厄払いの乾杯」
- 「幸福の黄色いハンカチ」で「日本アカデミー賞最優秀助演男優賞」を受賞
- 山田監督からのオファーの理由とは
- 「3年B組金八先生」ブレイクで「贈る言葉」も大ヒット
- 金八役は谷村新司の予定だった?
- 「水戸黄門」で水戸光圀役
- 出演作品(テレビドラマ)
- 出演作品(映画)
- 著書「西の窓辺へお行きなさい「折り返す」という技術」を発表
- 12歳年上の優秀な兄にコンプレックス
- 武田鉄矢の成功で転落する兄
- 母の死でさらに転落する兄
- 兄が他界
- 戦争で負けた父親を軽蔑
- 父親が大嫌いだった
- 父親とは楽しい思い出も
- 著書「私塾・坂本竜馬」が文庫化
- 父親に対する親孝行の方法
- 母親に対する親孝行の方法
- 今朝の三枚おろしで名言?
- 20年間うつ病だった
- ユングの言葉に救われる
- 妻に手紙
- 上戸彩も尊敬
についてまとめてみました。
「オーラの泉」に出演された際には、
つまり、九州というのは、女って守り神なのよ。土俗的に何かあった場合は、女性の指示を仰ぐ、という習慣があるんですよ。
卑弥呼の昔から、神功(じんぐう)皇后から。女性が持っているエネルギーというのを、男が正しく使うことで、男はやっと生きていける。
と、おっしゃっていた武田さんですが、
現在までのご活躍ぶりをみると、お母さんや奥さんのエネルギーをうまく使われたようです♪
武田鉄矢の父は母の婿養子!曽祖父は大地主も祖父が破産していた!