テレビドラマ「半沢直樹」では、半沢直樹の強敵・箕部幹事長役を怪演し、強烈な存在感を示した、柄本明(えもと あきら)さん。今回は、そんな柄本さんの怪演ぶりや箕部幹事長役のモデルとなった人物などについてご紹介します。
「柄本明は志村けんとの「芸者コント」を発案していた!」からの続き
「半沢直樹」での怪演ぶりが絶賛される
柄本さんは、テレビドラマ「半沢直樹」で、主人公・半沢直樹(堺雅人さん)の最大の敵である、進政党の箕部幹事長役を演じておられるのですが、
ドラマ中、柄本さんの、
- 笑っているかと思えば、突然、表情を変えて相手を威嚇
- 表情から何を考えているのか読み取れない恐ろしさ
- 半沢直樹に土下座のやり方をわざとゆっくり説明し、「さ、やってみなさい」と穏やかに促したかと思えば、「こわっぱーっ、はよやれええっ!」と怒声を浴びせる
- 半沢直樹を小馬鹿にしたように「石部金吉くん」と呼び、気に入らないことがあれば「ああ?」とすごみある唸り声で相手を黙らせ、「はい?最近どうも、耳が遠くてねぇ」と聞こえないふりをしては震え上がらせる
「半沢直樹」より。
「半沢直樹」より。
「半沢直樹」より。
「半沢直樹」より。
などの、怪演ぶりが、
柄本の顔芸がすごすぎた
顔面に拍手!
などと、視聴者の間で大絶賛されています。
「半沢直樹」の最終回でのコミカルさも絶賛される
そして、2020年9月27日放送の最終回では、柄本さん演じる箕部幹事長は、生中継の会見で半沢直樹と白井亜希子大臣(江口のりこさん)らに不正を暴かれて逃げ道を断たれ、謝罪を拒むこともなく、あっさりと土下座し、その後、(いわゆるコントのような走り方で)報道陣が追いつけないほどの速さで走って逃げるのですが、
この、政界のドンの怪演から、一転、コミカルな演技には、またまた、視聴者から、
極悪政治家役、お疲れ様と伝えたい
怪物って感じだった!
最大の憎まれ役を一身に背負った柄本明さん素晴らしかった
土下座から逃走…柄本明さんの演技が最高すぎる
志村けんさんとのコントを思い出した
志村けんさんリスペクトですかね。本当にお疲れ様でした
最高の箕部幹事長ありがとうございました
と、絶賛&感謝のコメントが殺到したのでした。
(ちなみに、この最終回は、関東地区で32・7%、関西地区34・7%という高視聴率を記録。関東・関西合わせて、令和ドラマの最高視聴率を更新したそうです。)
箕部幹事長役のモデルとは?
そんな柄本さんですが、箕部幹事長役を演じるにあたり、参考にした人物がいたのでしょうか。
「半沢直樹」より。
ネット上では、その強烈なキャラクターに、民主党時代の小沢一郎幹事長(78)や仙谷由人官房長官(故人)が挙がっていましたが・・・
柄本さんご本人が、
少し前の(政治家の)方、今だと二階(自由民主党現幹事長の二階俊博氏)さんあたりですかね。党人派でしょうね、官僚上がりではなく叩き上げの感じ
と、明かされています。
(※党人派(とうじんは)とは、官僚出身の官僚派(かんりょうは)と並ぶ二大勢力で、官僚、軍人、皇族等の出身ではない、一般人の政党員である政治家の一群を指すそうです。)
自由民主党幹事長の二階俊博氏(81)。
ちなみに、二階氏は、1993年に自民党を離党すると、細川内閣では新生党員として運輸政務次官に就任して、「影の運輸大臣」と呼ばれ、その後、2002年に自民党に復党すると、現総理・菅氏の自民党総裁選での当選を後押しするなど、80歳を超えた現在でもバリバリの政治家なのですが、ここで、名前を挙げられるのも迷惑な話でしょうね。