1966年、22歳でデビューして以来、70代半ばを過ぎた現在も、ミュージカルを中心に第一線で活躍している、村井國夫(むらい くにお)さん。今回は、そんな村井さんの出演作品を画像を交えてご紹介します。

「村井國夫はミュージカル「レ・ミゼラブル」で13年もジャベール役を演じていた!」からの続き

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出演作品(映画)

それではここで、村井さんのデビューからの主な出演作品をご紹介しましょう。

映画では、

1966年「大忍術映画 ワタリ」
1967年「あゝ同期の桜」
     「大奥(秘)物語」
1968年「怪談 蛇女」
     「妖艶毒婦伝 般若のお百 」
     「人生劇場 飛車角と吉良常」
     「緋牡丹博徒 一宿一飯」


「緋牡丹博徒 一宿一飯」より。富司純子さんと村井さん。

1969年「日本暗殺秘録」
1972年「まむしの兄弟 懲役十三回」
1972、1984、2001年「ゴジラシリーズ」
1973年「日本侠花伝」
     「日本沈没」


「まむしの兄弟 懲役十三回」より。

1974年「必殺仕掛人 春雪仕掛針」
     「野獣死すべし 復讐のメカニック」
1975年「告訴せず」
1980年「二百三高地」
1981年「野菊の墓」
1982年「この子の七つのお祝いに」

1983年「小説吉田学校」
1987年「刑事物語5 やまびこの詩」
1989年「はぐれ刑事純情派」
1993年「虹の橋」
1995年「渚のシンドバッド」
1997年「マグニチュード 明日への架け橋」


「はぐれ刑事純情派」より。

2008年「山桜」
2014年「ゲキ×シネSHINKANSEN☆RX ZIPANG PUNK~五右衛門ロック3」
2017年「Snowman」
     「東京喰種トーキョーグール」
2018年「悪と仮面のルール」
     「累-かさね-」


「東京喰種トーキョーグール」より。

出演作品(テレビドラマ)

テレビドラマでは、

1967年「銭形平次」第83話
1968年「大奥」
1969年 NHK大河ドラマ「天と地と」
1970年「五番目の刑事」
1971年「お登勢」

1972年「太陽にほえろ!」
1973年「キイハンター」第257話
1974年「科学捜査官」第16話
1975年「放浪家族」
1976年「マチャアキの森の石松」


「太陽にほえろ!」より。

1977年「新・座頭市」第1シリーズ 第18話
1978年「球形の荒野」
1979年「不毛地帯」
1980年 NHK大河ドラマ「獅子の時代」
1981~1989年「北の国から」


「球形の荒野」より。滝田裕介さん(左)と村井さん(右)。

1982年「大岡越前」第6部 第1話
1983年「海にかける虹〜山本五十六と日本海軍」
1984年「若き血に燃ゆる〜福沢諭吉と明治の群像」
1985~1986年「真田太平記」
1986~1987年「おんな風林火山」


「真田太平記」より。

1987年「ギョーカイ君が行く!」
1989年「青春オーロラ・スピン スワンの涙」
1990年「外科医有森冴子」第1シリーズ 第11話
1991年「あしたがあるから」
1992年「世にも奇妙な物語『なんなのォ!?』」


「あしたがあるから」より。(左から)村井さん、福山雅治さん、中嶋朋子さん、仙道敦子さん、今井美樹さん。

1994年「ひとの不幸は蜜の味」
1995年「王様のレストラン」
1996年「家族注意報!」
1997年「竜馬がゆく」
1999年 NHK大河ドラマ「元禄繚乱」

2000年「菜の花の沖」
2002年「探偵・喜多嶋翔子の調査報告書」
2004年「西部警察 SPECIAL」
2005年「祇園囃子」
2010年「無敵のおばさん小早川千冬・正義の事件簿」

2011年「さくら心中」
2012年「介護ヘルパー紫雨子の事件簿1 青い鳥を待つ女」
2013年「家族ゲーム 」
2014年「信長協奏曲」第5話
2015年「ワイルド・ヒーローズ」第4話


「ワイルド・ヒーローズ」より。

2016年「ナオミとカナコ」
2017年「真昼の悪魔」
2018年「アンナチュラル」
2020年「トップナイフ-天才脳外科医の条件-」

出演作品(舞台)

舞台では、

1966年「イスメネ・地下鉄」アンダーグラウンドシアター自由劇場
1967年「赤目」アンダーグラウンドシアター自由劇場
     「ヘンリイ四世」アンダーグラウンドシアター自由劇場
1968年「セチュアンの善人」伊國屋ホール
     「ルクリーシアの凌辱」アンダーグラウンドシアター自由劇場
     「ヴェト・ロック」アンダーグラウンドシアター自由劇場
1974年「波止場の花と渡り鳥」サンプラザホール
1975年「復讐劇の悲劇」西武劇場
     「屋根の上のヴァイオリン弾き」日生劇場

1976年「屋根の上のヴァイオリン弾き」中日劇場ほか
1977年「屋根の上のヴァイオリン弾き」中日劇場ほか
     「あかんたれ」三越劇場
     「女舞」大阪三越劇場
     「女舞」三越劇場
1979年「熱唱!熱唱!青江三奈ショウ」浅草国際劇場
1980年「15周年記念特別公演 青江三奈ショウ」浅草国際劇場
     「ザ・キッズ」NHKホール、日本青年館ほか
     「バラエティショー「現代Kimono考」」女性フェスティバル、NHKホール

1984年「真夜中のパーティ」西武劇場
1985年「罠」西武劇場
1986年「真夜中のパーティ」PARCO劇場ほか
     「罠」PARCO劇場
1987年「輪舞」銀座セゾン劇場
     「アズ・イズ-今のままの君」サンシャイン劇場
1988年「薔薇と棺桶」近鉄劇場、PARCO劇場
1989年「レ・ミゼラブル」梅田コマ劇場、中日劇場
1990年「LOVE LETTERS」PARCO劇場
     「レ・ミゼラブル」北海道厚生年金会館

1991年「レ・ミゼラブル」帝国劇場
     「アプローズ」梅田コマ劇場
     「おじさまの音楽会」PARCO劇場
     「I do!I do!〜結婚物語〜」シアターVアカサカ
1992年「蜘蛛女のキス」近鉄アート館、ベニサン・ピットベニサン・ピット
     「おじさまの音楽会」かつしかシンフォニーヒルズ、大阪サンケイホール
     「サウンド・オブ・ミュージック」青山劇場
     「蜘蛛女のキス」近鉄アート館、ベニサン・ピット

1993年「マイ・フェア・レディ」劇場飛天
     「危険な関係 BEYOND MY CONTROL」近鉄アート館、PARCO劇場
1994年「マイ・フェア・レディ」帝国劇場
     「レ・ミゼラブル」帝国劇場、劇場飛天、中日劇場
1995年「シー・ラヴズ・ミー」帝国劇場
     「西太后」新橋演舞場
     「オセロー」紀伊國屋ホールほか
1996年「JEWEL’96」新神戸オリエンタル劇場、竹芝ニューピアホール
     「検察側の証人」近鉄劇場

1997年「レ・ミゼラブル」帝国劇場、劇場飛天
     「シー・ラヴズ・ミー」中日劇場、劇場飛天
     「西太后」新橋演舞場
1998年「シー・ラヴズ・ミー」青山劇場
     「ハムレット」サンシャイン劇場、大阪松竹座
     「レ・ミゼラブル」帝国劇場、中日劇場
     「Opera Fantasy「トスカ」」大阪フェスティバルホール
1999年「ブレヒト・オペラ」新国立劇場小劇場ほか
     「ジョルジュ」世田谷パブリックシアター
     「レ・ミゼラブル」帝国劇場

2000年「火の鳥」大阪松竹座
     「すてきなおじ様の音楽会」クリエート浜松
     「おじさまたちの音楽会」東京會舘
     「三人姉妹」彩の国さいたま芸術劇場、水戸芸術館ACM百人劇場ほか
2001年「大阪から来た女」新橋演舞場、大阪松竹座
     「フットルース」赤坂ACTシアター
     「三文オペラ」彩の国さいたま芸術劇場、シアタードラマシティ、シアターコクーン
     「それはおしゃれなコンサート」調布市文化会館たづくり
     「ジョルジュ」世田谷パブリックシアター
     「レ・ミゼラブル」帝国劇場

2002年「ドン・ボスコ クリスマスチャリティステージ「舞台からみたヨーロッパの魅力」」カトリック調布教会聖堂
     「NLT「オスカー」」俳優座劇場
     「Thank you!Broadway!In NY」Alice Tully Hall(リンカーンセンター)
     「フットルース」赤坂ACTシアター、神戸国際会館
     「Thank you!Broadway!Vol.2」青山劇場
     「I do!I do!〜結婚物語〜」天王洲アイルアートスフィア、かめありリリオホール
     「Thank you!Broadway!We Love N.Y.〜」青山劇場

2003年「村井国夫チャリティーコンサート ミュージカルを歌う」佐賀市文化会館
     「東京會舘創業80周年記念企画ジョイフルディナーコンサート」東京會舘
     「I do!I do!〜結婚物語〜」新神戸オリエンタル劇場ほか
     「ドン・ボスコ チャリティステージVol.5 テノールな男たち」東京オペラシティコンサートホール、Bunkamuraオーチャードホール
     「ミー&マイガール」帝国劇場
2004年「レ・ミゼラブル in コンサート」中日劇場、神戸国際会館 こくさいホール
     「エリザベート」博多座、帝国劇場、中日劇場
     「NLT「オスカー」」かめありリリオホールほか
     「夏の夜の夢」関市文化会館

2005年「I do!I do!〜結婚物語〜」岩手、福島、宮城
     「エリザベート」帝国劇場
     「NLT「オスカー」」中国地方、北陸地方、大阪、山梨ほか
     「Broadway Gala Concert 2005」青山劇場
     「I do!I do!〜結婚物語〜」東京芸術劇場中ホール
2006年「ミー&マイガール」帝国劇場
     「エリザベート」日生劇場
     「夏の夜の夢」大阪松竹座、日生劇場
     「ベガーズ・オペラ」日生劇場

2007年「NLT「オスカー」」俳優座劇場ほか
     「I do!I do!〜結婚物語〜」兵庫県立芸術文化センター
     「夏の夜の夢」新国立劇場中劇場
     「コペンハーゲン/COPENHAGEN」新国立劇場小劇場
2008年「エリザベート」梅田芸術劇場、帝劇、博多座、中日劇場
     「I do!I do!〜結婚物語〜」あうるすぽっとほか
     「ベガーズ・オペラ」日生劇場、梅田芸術劇場


「コペンハーゲン/COPENHAGEN」より。新井純さんと村井さん。

2009年「ヘンリー六世」新国立劇場中劇場
     「スペリング・ビー」天王洲銀河劇場、福井市文化会館ほか
     「夏の夜の夢」新国立劇場中劇場、オバード・ホール
     「春のディナーコンサート「村井国夫と若い仲間」」東京第一ホテル鶴岡
     「カンボジア教育支援「村井孝至奨学基金」」佐賀市民会館
     「募金チャリティードラマリーディングwithピアノコンサート「ジョルジュ」」
2010年「シャンハイムーン」紀伊國屋サザンシアターほか
     「キャンディード」帝国劇場
     「エリザベート」帝国劇場

2011年「オスカー」(劇団NLT公演)全国演鑑連・東北ブロック公演
     「秘密はうたう」紀伊國屋サザンシアター、兵庫県立芸術文化センター、阪急中ホール
     「ニューヨークに行きたい!!」帝国劇場、梅田芸術劇場メインホール
2012年「ミュージカル「ハムレット」」シアタークリエ、梅田芸術劇場、シアタードラマシティ、中日劇場
     「ミュージカル「ルドルフ ザ・ラスト・キス」」帝国劇場
     「満月の人よ」紀伊國屋ホールほか
     「SHINKANSEN☆RX「ZIPANG PUNK 〜五右衛門ロック3」」シアターオーブ


「満月の人よ」より。(左から)山崎銀之丞さん、藤澤志帆さん、岡本麗さん、村井さん。

2013年「SHINKANSEN☆RX「ZIPANG PUNK 〜五右衛門ロック3」」シアターオーブ、オリックス劇場
     「秘密はうたう」兵庫県立芸術文化センター、 阪急中ホール、茨木市クリエイトセンターホールほか
     「「ジャンヌ」〜ノーベル賞作家が暴く 聖女ジャンヌ・ダルクの真実〜」世田谷パブリックシアター
     「モンテ・クリスト伯」日生劇場
2014年「モンテ・クリスト伯」梅田芸術劇場メインホール
     「今度は愛妻家」東京芸術劇場シアターウエスト、青少年文化センターアートピアホール、兵庫県立芸術文化センター、阪急中ホール 
     「シスター・アクト 〜天使にラブソングを〜」
     「望月龍平シアターカンパニー「twelve」」
     「東宝芸能 Musical チャリティコンサート「Espoir ~希望をもって~」」
     「三越伊勢丹プレミアム チャータークルーズ ミュージカルに恋して」
     「アドルフサックス生誕200年記念LIVE「GO!GO!サックス~GREETING~」」

2015年「満月の人よ」
     「壮一帆firstコンサート「Feel SO Good」」
     「ダブリンの鐘つきカビ人間」
2016年「村井國夫×春風ひとみ トーク&コンサート~ある夫婦の物語~」
     「砦」
     「8月の家族たち August:OsageCounty」
     「シリーズ恋文vol.7」
2017年「ハムレット」
     「cube 20th. presents音楽劇『魔都夜曲』」

2018年「cube 20th presents Japanese Musical『戯伝写楽2018』」
2019年「トムプロジェクトプロデュース「芸人と兵隊」」
     「村井國夫 R75「俺のガラコン」」
     「劇団桟敷童子「獣唄」」
2020年「ミュージカル「ジョセフ・アンド・アメージング・テクニカラー・ドリームコート」中止公演
     「砦」すみだパークシアター倉


「戯伝写楽」より。吉野圭吾さん(左)と村井さん。

ほか、数多くの作品に出演されています。

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ハリソン・フォードの声を担当

ところで、村井さんは、俳優業のかたわら、ハリウッド映画「スター・ウォーズ」シリーズや「インディ・ジョーンズ」シリーズの主人公・ハリソン・フォードさんの吹き替えを長年されており、ある年代層には、

ハリソン・フォードの吹き替えといえば村井國夫

というイメージが浸透しているのですが、

村井さん自身は、

(ハリソン・フォードさんと)骨格がわりと同じような雰囲気でしたから、声にも違和感がなかったんだと思います。

と、語るほか、

声優のお芝居は、セリフの頭に必ず「っや」というような妙なアクセントが入り、いかにもアテレコ口調になる感じが、嫌で嫌でたまらず、「それがさ」と、普通に言うようにしたそうで、それがかえって自然で良かったのかもしれないと、語っておられます。

また、ハリソン・フォードさんについては、

ハリソン・フォードは凄く素敵な役者ですが、あくまで「スター」であって、「上手い役者」ではありません。ですから、彼が芝居しているヒーローの魅力を壊さないようにしつつ、演じきれていない部分を助けるという気持ちでやっていました。

ただ、最近になって観た彼の作品では凄く上手くなっていた。役者というのは、ちゃんと愚直にやっていけば花が開くんだと思いました。僕もそうなる時を期待しながらやっています。

と、語りつつも、正直なところ、誰かのお芝居に声をつけるのは好きにはなれないとのことでした。

「村井國夫は地井武男の紹介で音無美紀子と結婚していた!」に続く

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