1967年、「卒業」で「アカデミー主演男優賞」にノミネートされ、一躍、脚光を浴びると、その後、1979年には、「クレイマー、クレイマー」、1988年には、「レインマン」と、2度も「アカデミー賞主演男優賞」を受賞するなど、俳優として大成功を収めた、ダスティン・ホフマン(Dustin Hoffman)さんですが、今回は、そんなホフマンさんのプライベートについてご紹介します。
「ダスティン・ホフマンのデビューからの出演映画を画像で!」からの続き
最初の妻は女優のアン・バーン
ホフマンさんは、1969年5月、女優のアン・バーンさん(連れ子1人)と結婚し、女の子が誕生しているのですが、1980年には離婚されています。
最初の妻アン・バーンさんとホフマンさん。
現在(2人目)の妻は実業家のリサ・ゴットセーゲン
そして、アンさんと離婚した直後の1980年10月には、実業家のリサ・ゴットセーゲンさんとスピード再婚しているのですが、
リサさんは、当時、自身がユダヤ人であることに劣等感を感じていたホフマンさんに対し、ユダヤの伝統をとても大切にしてくれ、そのお陰でホフマンさんは、ユダヤ人であることを堂々と認めることが出来るようになったそうで、
ホフマンさんにとって、リサさんは、内面に大きな影響を与えた、唯一無二の存在のようです。
現在の妻リサさんとホフマンさん。
(リサさんは、フランスのグラースというところで調香の技術を学んだ後、ロサンゼルスで調香師として活動し、従来の体に直接つける香水ではなく、アクセサリーとして身につけることができるフレグランスを提案するほか、「LISAHOFFMAN BEAUTY」の社長も務められています。)
子供は6人
ちなみに、ホフマンさんには、最初の妻・アンさんとの間に女の子が2人(うち1人はアンさんの連れ子)、現在の妻・リサさんとの間に男の子と女の子がそれぞれ2人と、合わせて6人のお子さんがおり、順にご紹介すると、
継娘(アンさんの連れ子)のカレン・バーンさん、
1970年10月15日に誕生した、ジェナ・バーンさん(女優)、
1981年3月20日に誕生した、ジェイク・ホフマンさん(俳優)、
ホフマンさん(左)とジェイクさん(右)。
1983年3月17日に誕生した、レベッカ・ホフマンさん、
1984年8月30日に誕生した、マックス・ホフマンさん(俳優)、
ホフマンさん(左)とマックスさん(右)。
1987年10月27日に誕生した、アレクサンドラ・ホフマンさんです。
散歩中に倒れている男性の救助をしていた
ところで、ホフマンさんは、2012年5月、イギリス・ロンドンで、心肺停止となった男性を救助していたことが報じられています。
記事によると、2012年4月27日、ホフマンさんは、ロンドン中心部にあるハイドパークで散歩を楽しんでいた際、
(ホフマンさんは、ハイドパークの近くに約1000万ポンド(13億円/1ポンド130円計算)の邸宅を所有しています)
偶然、ジョギング中だった27歳の男性が、突如、心臓発作に襲われて倒れたところに出くわしたそうで、すぐに助けに走ると、救急車を呼び、救急車が到着するまで、この男性にずっと付き添い、
救急車が到着して、男性がどのような状態だったか救急隊員に説明した後も、この心肺停止に陥っていた男性の心臓が再び動き出すまでの間、見守り続けたそうで、
その後、無事、男性の心臓が動き出すと、救急隊員たちの素早い対処に感心し、
君たち、よくやったね
と、全員に歩み寄ってねぎらいの言葉をかけたとのこと。
一方、無事に一命をとりとめた男性は、
ホフマンさんにありがとうと言いたい。彼は僕の命を救ってくれたんだよ
何が起きたのか全く覚えていないんだ。隊員たちに「ダスティン・ホフマンさんが助けてくれたんだよ」と言われたけど、本当に信じられないことだよ!
と、感謝の気持ちを述べるとともに、驚きを隠せなかったようです。
ガンの手術をしていた
そんなホフマンさんですが、2013年8月6日、アメリカ「ピープル」誌で、(具体的な病状は伏せるも)ガンの治療のため手術していたことを明かしています。
ホフマンさんの広報担当者のジュディ・ゴットリーブ氏によると、ガンは早期に発見されて、手術は無事成功し、すでに健康状態は良好ながら、今後の再発の可能性を最小限に抑えるため、予防治療を受ける予定になっているとのことでした。
(その後、特に情報がなく、ホフマンさんは、2013年以降も映画に出演されているので、お元気にされているようです)
さて、いかがでしたでしょうか。
ホフマンさんの、
- 年齢は?出身は?身長は?本名は?
- ユダヤ人であることを10歳の時に知る
- ユダヤ人であることに差別を感じていた
- 人々の無意識の人種差別の凄まじさを体験していた
- 妻リサとの出会いで自分をユダヤ人と認めることができるように
- 幼少期はピアニストを目指すも18歳の時に医学の道に転身
- 医学の道に挫折し大学卒業の単位取得のために演劇科を選択
- 演技だけには夢中になれたことから俳優を志す
- ジーン・ハックマンと共同生活を送るも鳴かず飛ばずの日々
- 「Yes Is For A Very Young man」で初舞台
- 「卒業」で一躍脚光を浴びる
- 「卒業」のラストシーンの解釈を巡って論争が巻き起こっていた
- 「卒業」のラストシーンはマイク・ニコルズ監督の気まぐれで変更されていた
- 「真夜中のカーボーイ」「レニー・ブルース」でアカデミー賞主演男優賞にノミネート
- 「クレイマー、クレイマー」でアカデミー賞主演男優賞を受賞
- 子役ジャスティン・ヘンリーを導き、様々なアドリブをしていた
- 「クレイマー、クレイマー」の脚本のクレジット共同参加を辞退していた
- 「トッツィー」で女優を演じさらなる人気
- 女性を演じる役作りを通して女性の涙ぐましい努力を実感していた
- ドロシー・マイケルズ(女性)を演じるために徹底した役作りをしていた
- 毎日3時間の特殊メイクで皮膚呼吸が困難になっていた
- 映画「レインマン」の自閉症の兄役でアカデミー賞主演男優賞を受賞
- 当初は弟役だった
- モデルとなった実在人物について徹底的に取材をしていた
- 「レインマン」の弟役はジャック・ニコルソンかビル・マーレーの予定だった
- 「レインマン」の難局をトム・クルーズと共に乗り切っていた
- トム・クルーズの熱心な役作りを称賛
- 出演作品(映画)
- 受賞歴
- 「カルテット!人生のオペラハウス」で初監督
- 「ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声」は自伝的作品
- 最初の妻は女優のアン・バーン
- 現在(2人目)の妻は実業家のリサ・ゴットセーゲン
- 子供は6人
- 散歩中に倒れている男性の救助をしていた
- ガンの手術をしていた
について、まとめてみました。
50年以上も俳優を続け、オスカーを2度も獲得するほか、2012年末には、オバマ大統領(当時)から「ケネディ・センター名誉賞」も贈られているホフマンさんですが、
世の中に完璧な人間など、ひとりもいません。誰にでも長所があれば、欠点もある。ところが、ありのままの自分を受け入れるのは、そう簡単ではないのです。
少なくとも私の場合は、素晴らしい人間でありたいと願っても、なかなか理想の自分にはなれないことに葛藤し続けています。きっと、一生かけて努力すべきことなのかもしれません
と、謙虚に語っており、
だからこそ、役の内面にまで深く踏み込んだ陰影に富む演技で、観る人を魅了するのかもしれません。
すでに80歳を回った高齢ですが、これからもお体を大切に、末永く活躍してもらいたいものです。