長女は映画監督の安藤桃子さん、次女は女優の安藤サクラさんと、才能ある2人の娘を持つ、奥田瑛二(おくだ えいじ)さんですが、意外なことに、娘たちを女優にだけはさせたくなかったといいます。
「奥田瑛二の娘は安藤桃子(長女)と安藤サクラ(次女)!」からの続き
娘2人を映画監督にさせたかった
奥田さんの教育方針は、自然と触れ合ったり、動物と親しむなど、シンプルなものだったそうですが、
(学校の勉強はすべて、妻の安藤和津さんに任せていたそうです)
実は、それは、娘2人を映画監督にさせたかったからで、
(自然と触れ合うと)人間とは何かをとことん学ぶことができる。役者もそうだけど、こんなに面白い仕事はないからね
自然に親しめば、地球とは何かと考えるようになる。おのずとそこで暮らす人間とはどんな存在かも意識するでしょう。人間とは何かを突き詰めるのが映画監督に必要な資質。あちこちに布石を打ったつもりです
と、確信犯的に映画監督に進むよう育てたのだそうです。
娘2人を女優にだけはさせたくなかった
それでも、奥田さんは、娘たちに進路を強要することはなく、
小学校高学年になったら、将来何になりたいかを決めなさい
とだけ、言い続けていると、
長女・桃子さんは、奥田さんの望み通り、映画監督を志したそうですが、
次女・サクラさんはというと、5歳の時、奥田さんの舞台を観て、「あれになる」と妻・和津さんに言ったそうで、
(和津さんは感激したそうですが)
奥田さんは、
女優という職業は、奇跡の風でも吹かない限り絶対に成功しない。それくらい大変な職業。僕には何も手助けができない
と、女優にだけはなってくれるなと念じ続けたのだそうです。
安藤サクラの女優志望を心配していた
以来、奥田さんは、サクラさんの前で進路の話をすることを避けていたそうですが、
サクラさんが高校3年生になった時、正座で、
お父さん、お話があります
と、言われたそうで、
奥田さんも、正座で向き合うと、
サクラさんは、単刀直入に、
女優になりたいです
と、言ったのだそうです。
そして、いずれ言われるだろうと、覚悟ができていた奥田さんは、
俺は一切お前の面倒は見ないし、手助けもしないし、便宜も図らない。それでもよければ自分の力でやってみろ
と、伝えたのだそうです。
(それでも、奥田さんは、「どんなに頑張っても、何をしても、親の七光と言われるに決まっている」と、心配していたそうですが、サクラさんは自身の力で大きく飛躍したのでした。)
「奥田瑛二は喜多嶋舞と交際していた!息子の父親疑惑も!」に続く
奥田さんと次女の安藤サクラさん。