1966年、子供向けテレビ番組「ロンパールーム」で、2代目先生に抜擢されると、たちまち、人気を博した、うつみ宮土理(うつみ みどり)さんですが、実は、この「ロンパールーム」には、「きれいなき〇たま事件」という、都市伝説があるといいます。
「うつみ宮土理が若い頃は「ロンパールーム」のお姉さんだった!」からの続き
「ロンパールーム」とは
うつみさんが2代目先生に抜擢され一躍大ブレイクした「ロンパールーム」は、1963年10月7日から1979年9月28日まで放送された、子供向けテレビ番組で、
- ミツバチを擬人化したキャラクター人形「にこちゃん」(良い子)と「こまったちゃん」(悪い子)が登場して、毎週お約束が書かれ、子供たちに約束を守るように教育する「教育の時間」
- みんなと一緒にパンチボールや倒れそうなブロック積みなどのゲームをして遊ぶ「遊びの時間」
- お菓子や牛乳が振る舞われる「おやつの時間」
- 各幼児がめいめい好きな絵本を選んだ後、朗読が行われる「絵本の時間」
と、「教育 ⇒ 遊び ⇒ おやつ ⇒ 絵本」という流れで構成されていたのですが、実は、この番組には、ある都市伝説があるというのです。
都市伝説「きれいなき〇たま事件」とは
それは、番組中のゲームで、2代目先生であるうつみさんが、
『き』で始まるものの名前を答えて下さい
と、言ったところ、
ある幼児が、
き〇たま!
と、叫んだのだそうです。
そこで、うつみさんが、「もっときれいなもので答えてね」と言ったそうですが、
その幼児は、
きれいなき〇たま
と、答えたそうで、
その後、番組は、「しばらくお待ち下さい」のテロップとともに放送が中断し、CMへと移行。CMが終わって、番組が再開されると、その幼児が座っていた場所には、くまのぬいぐるみが置かれてあり、その幼児はいなくなっていたというのです。
ただ、当時、「ロンパールーム」は既に生放送番組ではなく、録画収録だったことから、編集で対応できる問題であり、画面をテロップに切り替えて子供を退出させる必要があったのか、という指摘があったそうで、話のすべてが真実であったかどうかは不明のため、都市伝説となったのだそうです。
(「ロンパールーム」も放送開始から1年ほどは生放送だったそうです)
都市伝説の真相は?
こうして、長年、都市伝説化していた「きれいなき〇たま事件」ですが、2002年、うつみさんが、バラエティ番組「さんまのSUPERからくりTV」(12月29日放映)に出演した際には、
司会の明石家さんまさんが、「き〇たま」という単語を連発したことから、
そういう子がロンパールームにいたのよ。言うことを聞かなくてうるさいから出て行ってもらったの
と、コメントしており、
さんまさんが、
で、コマーシャルが終わったらその子の席にぬいぐるみが置かれていたんでしょ?
と、聞き返すと、
うつみさんは、「そう」と肯定しているほか、
2005年、関西ローカルのバラエティ番組「ビーバップ!ハイヒール」で、検証コーナーとして、この「きれいなき〇たま事件」の特集が組まれ、この件について確認された際も、うつみさんは、実際に起きた出来事だと証言。
その後も、うつみさんは、「うつみ公式YOUTUBEチャンネル」でも、これは事実であると証言しており、「きれいなき〇たま事件」は都市伝説ではなく、実際にあったこと(真実)だと判明したのでした。
「きれいなき〇たま事件」の収録VTRは現存していない?
ちなみに、なぜ、編集しなかったのかというと、当時、VTR編集には時間もお金もかかったため、ドラマなどは別として、編集をしないで放送する、「撮って出し」という方法が一般的に用いられていたそうで、この時のシーンも、多少問題にはなったものの、結局そのまま放送することになったのだそうです。
また、残念ながら、うつみさんによると、当時は、VTRは非常に高価だったため、放送が終わると、VTRを使い回すのが普通だったそうで、このシーンを映した収録VTRは、おそらく現存していないだろうとのことでした。
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