高校卒業後の1988年4月27日、鈴木早智子さんとアイドルデュオ「Wink」でデビューした、相田翔子(あいだ しょうこ)さんは、1stシングル「Sugar Baby Love」と2ndシングル「アマリリス」は、サッパリも、3rdシングルの「愛が止まらない 〜Turn it into love〜」以降は、連続ヒットとなり、大ブレイクを果たします。
「相田翔子は高校時代アルバイトをするも接客業が苦手だった!」からの続き
高校2年生の時ソロ歌手としてデビューする予定を辞退していた
相田さんは、高校2年生(16歳)の時、ソロ歌手としてデビューする予定だったそうですが、芸能活動禁止の学校だったため、辞退したそうです。
(芸能人が多く通う堀越高等学校への転校も考えたそうですが、多くの芸能人が並ぶ中でのプレッシャーに耐えられないと考え、自身の希望で転校しなかったそうです)
ただ、すでにデビュー曲はレコーディングも済んでいたことから、訴訟になってもおかしくない状況だったそうですが、当時の事務所の社長の配慮などもあり、大事にはならなかったのだそうです。
(相田さんは、後年、このことについて、この選択を後悔していないこと、その時、デビューしていたら自己主張できず、消えただけだろうと語っています)
鈴木早智子と「Wink」を結成し1stシングル「Sugar Baby Love」でデビューするも・・・
その後の詳しい経緯は不明ですが、相田さんは、1987年9月、グラビア雑誌「UP TO BOY」のコンテストで「第9代ミスアップ」グランプリを受賞すると、高校卒業後の1988年4月27日には、「UP TO BOY」の第7代グランプリの鈴木早智子さんと「Wink」を結成。ファーストシングル「Sugar Baby Love」でデビューするのですが・・・
ほとんど売れず、1988年夏のキャンペーンでは観客が入らず、楽屋で泣くこともあったそうです。
(「Sugar Baby Love」は、南野陽子さん主演のドラマ「熱っぽいの!」(1988)の主題歌だったそうです)
ちなみに、相田さんは、デビュー当時のことについて、
「Wink」では、ひとつ年上のさっちん(鈴木早智子さん)と2人なので心強かったんですけど、やはり本番では緊張しちゃって、鉄の棒みたいになってしまうんです。
テレビに出ても、緊張のあまり、顔が硬直しちゃって無表情。事務所の社長さんからは「お前らもっと笑え。家で鏡を見て特訓しろ」と言われていたのですが、どうしても本番だと緊張して固まっちゃって・・・・
と、語っています。
3枚目のシングル「愛が止まらない 〜Turn it into love〜」が大ヒット
そんな「Wink」は、同年(1988年)9月7日には、2枚目のシングル「アマリリス」をリリースするのですが、やはり、売上はパッとせず。
しかし、11月16日にリリースした3枚目のシングル「愛が止まらない 〜Turn it into love〜」が62.95万枚を売上げる大ヒットし、1989年7月8日放送の「発表・全日本有線放送大賞」で上半期グランプリを受賞します。
(「愛が止まらない 〜Turn it into love〜」は、南野陽子さん主演のテレビドラマ「追いかけたいの!」の主題歌だったそうです)
5枚目のシングル「淋しい熱帯魚」が大ヒット
すると、以降は、
4枚目のシングル「涙をみせないで 〜Boys Don’t Cry〜」(1989年3月)
5枚目のシングル「淋しい熱帯魚」(1989年7月)
6枚目のシングル「One Night In Heaven 〜真夜中のエンジェル〜」(1989年11月)
One Night In Heaven 〜真夜中のエンジェル〜
7枚目のシングル「Sexy Music」(1990年3月)
と、5曲連続オリコンチャート1位を獲得。
5枚目のシングル「淋しい熱帯魚」では、1989年末の「第40回NHK紅白歌合戦」に初出場を果たすほか、「第31回日本レコード大賞」を受賞するなど、”アイドル冬の時代”と呼ばれた当時において、一躍トップアイドルの仲間入りを果たしたのでした。
「相田翔子と鈴木早智子はWinkの活動休止を事務所から突然告げられていた!」に続く