1969年、「ザ・ドリフターズ」主演のバラエティ番組「8時だョ!全員集合」で子供たちに人気を博すと、1986年には、「ドリフ大爆笑」内のコント「雷様」で大ブレイクした、高木ブー(たかぎ ぶー)さんですが、プライベートはどのようなものだったのでしょうか。今回は、そんな高木さんの奥さんとの馴れ初めや結婚に至るまでの経緯についてご紹介します。
「高木ブーは「ザ・ドリフターズ」の絵画集(イラスト)を出版していた!」からの続き
妻には一目惚れだった
高木さんは、1962年2月1日、28歳の時、眼科で秘書をしていた、福本喜代子さん(25歳)と結婚しています。
喜代子さんとは、知人が主催したダンスパーティで知り合ったそうですが、スラッとしたスタイルでモダンな雰囲気の喜代子さんに、高木さんが一目惚れして交際がスタートしたそうです。
ちなみに、デートはいつも、喜代子さんの家だったそうですが、高木さんが訪ねて行くと、いつもお寿司を取ってくれるほか、おばあちゃんが三味線を弾き、その曲に合わせて妹さんが日本舞踊を踊ってくれるなど、とても手厚くもてなされたのだそうです。
妻の家族からは結婚を猛反対されていた
こうして、高木さんと喜代子さんは、5年の交際を経て、結婚することになったのですが・・・
喜代子さんは由緒正しい家柄のお嬢様だったことから、不安定なバンドマンである高木さんとの結婚に、明治生まれのおじいちゃんと両親は猛反対。
(交際中はお客さんとして、もてなしてくれたものの、結婚となると話は別だったそうです)
しかし、喜代子さんのおばあちゃんだけは、
職業に貴賤はないよ
あの彼なら大丈夫
と、賛成してくれ、そのお陰で結婚することができたそうで、
(喜代子さんは、結婚式の当日の朝まで、お母さんから「今からでも遅くないわよ」と言われたそうです)
高木さんは、
喜代子さんが僕のどこを気に入ったのか、あらためて聞いたことはなかったけど、そこまで決断させておいて不幸な目に遭わせるわけにはいかないよね。
と、語っています。
3股していた
そんな高木さんと喜代子さんですが、実は、高木さんには、喜代子さん以外にも2人もガールフレンドがいたのだそうです。
(百貨店に勤めていた彼女と喫茶店に勤めていた彼女で、休みの曜日が違っていたため、うまく付き合うことができたそうです(笑))
ただ、高木さんがなかなか結婚に踏み切れなかったため、2人には、愛想をつかされ、次々とフラれてしまったそうで、結果的に、最後に残った喜代子さんと結婚したそうですが、
高木さんは、
でも、ひとり残ったから喜代子さんと結婚したわけじゃないよ。もちろん、お寿司に釣られたわけでもない。今思うと、心の中で「結婚するならこの人しかいない」って決めてたんだろうな。
と、語っています。