「チューリップ」の人気絶頂期に、高校時代から行動を共にしてきた吉田彰さんに脱退された、財津和夫(ざいつ かずお)さんですが、吉田さんによると、財津さんの考えを確信して「チューリップ」脱退を決意したといいます。

「財津和夫の第3者経由の伝達に吉田彰は不満を抱いていた!」からの続き

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財津和夫はしばしば「運命共同体」と言っていた

財津さんに様々な不満を抱き、ついには「チューリップ」を脱退しようと思ったという吉田彰さんですが、「査定が行われそれぞれの収入に差があり、運命がおのずと違ってくる」状態にあったにもかかわらず、この頃、財津さんは、よく、自分たちのことを「運命共同体」と言っていたそうで、

吉田さんは、もし、「辞めたい」と告げても、簡単に辞めさせてもらえないのではと不安になり、知人の弁護士に相談して、会社(事務所)と交わした契約書を見てもらったところ、一般的な雇用契約なので、辞めることができるという回答だったため、安心して、辞める旨を伝えることにしたそうです。

吉田彰は財津和夫の予想通りの言葉に辞める決断をしたことは正解だったと確信していた

そこで、筋を通すため、グループのリーダーである財津さんに、辞める理由をはっきりと伝えようと、

今現在でも生活が苦しいが、(ソロ活動の影響で)ますます仕事が少なくなる可能性が大きいので辞めます。

と、伝えると、

財津さんは、

グループは運命共同体なのだから、そう簡単には辞められないよ。

と、言ったそうで、

吉田さんは、この言葉が予想通りだったため、

いいえ辞められますよ。

と、あらかじめ用意していた言葉を言ったところ、これに対する財津さんからの返事はなく、二人の会話はそこで終わったそうで、

吉田さんは、「予想どおりの展開」に、辞めることを決断したことは正解だったと確信したのだそうです。

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吉田彰は財津和夫の考えを確信して「チューリップ」を脱退していた

ちなみに、吉田彰さんは、

経済的な理由が一番大きいが、別の理由がいくつかある。査定に影響していた、非協力的だとか貢献度が低いと言われるような行動、発言はすべて自分なりにグループの将来の方向性を考えて決断実行していたことで、その考えは「いい事だ」「間違ってはいない」と確信していた。

ただリーダー(財津)の考え方と違うことが多かった、多すぎたのだろう。

リーダー(財津)の考え方との違い。なぜそう考えるのだろうと、考え込む時期がしばらくの間続いた。そしてある時、ある事に気が付き、リーダーの次の行動が分かるようになった。

思考の仕方が分かれば次の行動が判る。すべての行動が予測どおりに起こった。私の予測が一つも外れないと確信した時、もうチュ-リップとしての仕事を辞めたほうがいいと思っていた決心を後押しした。

と、語っています。

「財津和夫は宮城伸一郎のため吉田彰を無理にゲームに参加させていた?」に続く

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