2016年に清原和博さんが覚せい剤所持で逮捕されると、野村克也さんや広岡達朗さんに、西武監督時代に甘やかしたせいだと批判された、森祇晶(もり まさあき)さんですが、清原さんを溺愛し、甘やかしていたのは、森さんではなく、西武のオーナー・堤義明氏だったようです。

「森祇晶は清原和博を甘やかしていた?野村克也と広岡達朗のコメントは?」からの続き

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石毛宏典は森祇晶が清原和博を甘やかしているとは思っていなかった

清原和博さんが覚せい剤所持で逮捕されると、入団当初から甘やかしていたからだと、野村克也さんや広岡達朗さんに厳しく批判された森さんですが、清原さんと同時期、チームリーダーとして西武の黄金時代を牽引した石毛宏典さんは、

「厳しく」ではないかもしれませんが、特別に「甘やかした」とは思いません。チームには秘密漏えい防止や門限などいろいろな決まりごとがあって、それらを破ることに対して罰金制度がありました。

誰もが何かしらのルールを破ると、その都度罰金。清原の場合は門限破りがけっこう多くて、倍々ゲームで罰金が膨らんでいきました。最高200万円ぐらいまでいったんじゃないかな。

ルールなので、当時ベテランだった東尾修でも私でも、守れない時は同じように罰金を払っていました。森さんが清原に対して、個人的にどういう声かけをしていたのかはわかりません。ただ、少なくともチームメイトの前では、清原を特別扱いしているとは感じませんでした。誰かと揉めた、といったこともあまり聞きませんでしたね。

と、証言しています。

清原和博を甘やかしていたのは西武のオーナー・堤義明だった

実は、清原選手を甘やかしていたのは、西武グループの「天皇」と言われた堤義明オーナーだったそうで、

西武グループ関係者は、

堤さんはとにかく清原をかわいがった。球団ではなく、秘書課を通して清原を直接、原宿本社の会長室に招き入れ、チーム事情やプロ野球界に関する話を聞いたり、雑談をしたりしたといいます。

例えば清原が自主トレをするときは、オーナーが系列のプリンスホテルを手配したうえで、ホテルの関係者たちに『しっかり守ってやりなさい』と指示する。球団に対しても『清原をマスコミやスキャンダルから守れ』と厳命していたそうです。

そうやってモミ消した醜聞はひとつやふたつじゃありません。清原のスキャンダルが週刊誌を賑わせるたびに、グループ内部の社員が怒鳴られるのです

と、語っています。

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堤義明は清原和博を溺愛するあまり試合での起用にも口出ししていた?

また、その溺愛ぶりは、グラウンドにも及び、

某事情通によると、

試合での起用に関してもオーナーから注文が付いたことがあった。打順の問題かそれ以外かは忘れたが、ある試合の起用法が逆鱗に触れた。試合中だというのにベンチ裏の電話を鳴らし、もの凄い剣幕で首脳陣を怒鳴りつけた

とのことで、

森さんは、立場上、清原選手を厳しく指導することができず、自由にさせていたことを、「甘やかしている」と見られたのかもしれません。

「森祇晶は清原和博から相談を受けていた!」に続く

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