2008年、巨人に13ゲーム差をひっくり返されて逆転優勝されたことで、責任を取って阪神タイガースの監督を辞任した、岡田彰布(おかだ あきのぶ)さんは、2009年オフにはオリックスの監督に就任するのですが、3年連続Bクラスに終わると、2012年には、シーズン途中にもかかわらず、紙切れ1枚で解任されたといいます。

「岡田彰布は13ゲーム差をひっくり返され巨人に逆転優勝されていた!」からの続き

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オリックスでは全権監督に就任するも・・・

2008年10月12日、5年間務めた阪神の監督を退任した岡田さんは、その後は、評論家や解説者として活動すると、翌2009年10月13日には、オリックスの監督として現場復帰。

岡田さんは、過去10年で最下位5回というオリックスの再建を託され、「全権監督」として、編成面でも大きな権限を与えられたのですが・・・

オリックス監督は紙切れ1枚で解任されていた

オリックスでは、一軍は大阪市の京セラドーム、二軍は神戸(本拠地)と、視察が難しかったこともあり、二軍の活用がうまくいかなかったほか、(2008年、阪神監督時、北京オリンピックで新井貴浩選手が故障したように)主力選手が次々と故障するなど、自身の力が及ばない外的要因が多々起こり、3年連続Bクラスに。

そして、3年目の2012年シーズン途中で、監督を解任されてしまったのでした。(表向きは「休養」)

ちなみに、解任は、紙切れ1枚だけで通告されたそうで、岡田さんは、その時のことを、著書「そら、そうよ」で、

試合に臨むために球場入りしたときに、紙を渡されて、それでおしまい。私には理解できないやり方で、ここに至った理由を聞くのも、もうアホらしく、何も聞かなかった

と、綴っており、

2008年に13ゲーム差をひっくり返されて巨人に逆転優勝されたことに続く、2度目の大きな屈辱となったのでした。


そら、そうよ

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オリックス監督退任後はデイリースポーツの野球評論家や解説者として活動

そんな岡田さんは、オリックス監督退任後、2013年からは、デイリースポーツ紙の野球評論家に復帰すると、デイリースポーツ紙で、自身の経験を基に球界の話題を深掘りする「岡田辞典」、「週刊ベースボール」で、自身の口癖である「そら、そうよ(「それはそうですよ」という意味の関西弁)」をタイトルとしたコラム「阪神元監督OKADA流野球論 岡田彰布のそらそうよ」を連載するほか、朝日放送、読売テレビ、Tigers-aiを中心に、プロ野球中継の解説者としての活動も再開。

(特定の局の専属解説者になることを避けていた岡田さんですが、ラジオに関しては事実上、ABCの専属出演でした)

2017年からは、早稲田大学の後輩・江尻慎太郎さんと共に、東日本放送の東北楽天ゴールデンイーグルスの公式戦中継やスポーツ番組でも解説者として活動しています。

「岡田彰布の2008年監督辞任の本当の理由は阪神フロントとの確執だった!」に続く

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