信子さんの実家に挨拶に行くと、信子さんの両親に気に入られたという、落合博満(おちあい ひろみつ)さんは、その後、信子さんとの交流が始まったそうですが、信子さんからは、まだ2軍だった落合さんを野球選手として大成させようと献身的にサポートしてもらったといいます。

「落合博満は妻・信子の実家で出された金平牛蒡を嫌いと言って食べなかった!」からの続き

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信子にうるさいほど電話をかけるようになっていた

信子さんによると、落合さんが実家に挨拶に来て、どんな人かが分かると、そこから二人の交流が始まったそうですが、落合さんは、うるさいほど信子さんに電話をかけるようになったといいます。

また、信子さんも、「(2軍って言ってたから)給料ってどのくらいなの?」「どの位置にいるの?」「年はいくつ?」などと、質問攻めにしたといいます。

年俸360万円の中から曽祖父に仕送りをしていた

そして、落合さんから、年俸が360万円と聞いた信子さんは、(年間で割ると月30万円だったことから)「わ・・少ない!」と思ったそうですが、

(プロ野球選手の年俸は高いと思っていたそうですが、2軍の選手だからそれぐらいで当たり前かなとも思ったそうです)

落合さんが、その年俸の中から、ひいおじいちゃんに仕送りをしていることを知って、とても感心し、

お金のこともきちんとしている。真面目な方だな

と、落合さんに好感を持ったそうです。

信子は結婚前から落合博満を野球で大成させるために様々なサポートをしていた

こうして、落合さんと信子さんの交流が始まったそうですが、信子さんによると、当初は、正式に交際していたというわけではなく、信子さんが(9歳年上だったこともあり)落合さんを弟のように思い、甲斐甲斐しく世話をしていたそうで、落合さんを野球で大成させるために、様々なことをサポートしていたといいます。

(信子さんは、自分の年を6歳サバを読み、3歳年上と落合さんに伝えていたそうですが、実際には落合さんより9歳年上だったそうです)

落合博満は酷い偏食家だった

実は、落合さんは、偏食が激しく、基本的に肉が好きで、魚は焼き魚(刺し身や煮魚はほとんど食べなかったそうです)、あと、ゆで卵とかまぼこしか食べず、球場で摂る昼食は、ほとんどがカップ麺だったほか、なんと、子供用の粉末のジュースの素を白米にかけて食べていたそうで、

まず、信子さんは、落合さんの偏食をなくそうと思い、どうやってバランスのいい食事を摂らせるか、食生活の改善に真剣に取り組むようになったといいます。

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信子は結婚前から落合博満の偏食をなくすために買い物に付き合わせていた

ただ、落合さんの好き嫌いを治すのは簡単ではなかったそうですが、落合さんは、食事は米粒ひとつ残さず食べ、財布に入れるお札はきれいに伸ばして方向も揃えるなど、几帳面なところがあったことから、信子さんは、落合さんのそういう部分を利用して食に対する考え方も変えていこうとしたそうです。

そこで、時間がある時は、夕食の買い出しに付き合ってもらうことにし、信子さんは財布を持たず、車の運転と支払いを落合さんに任せたそうで、

店についたら、落合さんが食べたいものを買い物カゴに入れてもらうようにし、レジで支払う際には、どれくらい買えばいくらかかるということが分かってもらえるようにしたのだそうです。

(帰宅後は、えんどう豆の下ごしらえを手伝ってもらったりもしたそうです)

すると、そのうち、落合さんは、朝早くからグラウンドに行って一生懸命プレーして稼いだ給料と生活がリンクし、信子さんが作った料理を残すことがもったいないと感じるようになっていったのだそうです。

(それまでは、落合さんは、自分の嫌いな物を箸でつまみ、信子さんの茶碗や皿にポンポンと移していたそうですが、買い物に付き合うようになってからは、一切しなくなったのだそうです)

「落合博満は妻・信子の勧めで歯の治療を受け首位打者を獲っていた!」に続く

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