1987年、映画「トットチャンネル」で俳優デビューすると、以降、着実に俳優としてのキャリアを重ね、映画「ゴジラシリーズ」、テレビドラマ「北アルプス山岳救助隊・紫門一鬼シリーズ」、NHK大河ドラマ「利家とまつ~加賀百万石物語~」、「スマグラー おまえの未来を運べ」など、様々なジャンルの作品に出演している、髙嶋政宏(たかしま まさひろ)さん。
今回は、そんな高嶋政宏さんの若い頃から現在までの活躍や経歴を時系列でまとめてみました。
「髙嶋政宏の生い立ちは?小中学時代は肥満でイジメられるも高2でダイエットに成功していた!」からの続き
髙嶋政宏は20代の時に「トットチャンネル」で俳優デビューすると「ゴジラvsメカゴジラ」が大ヒット
大学4年生の時に映画「トットチャンネル」で俳優デビュー
髙嶋政宏さんは、1987年、大学4年生の時に、大森一樹監督の映画「トットチャンネル」で、主演の斉藤由貴さんの相手役を務め、俳優デビューを果たしているのですが、
まだ若かったこともあり、プライドばかり高くて何もできず、監督にボロクソに言われて、途中で投げ出しそうになったそうです。
「トットチャンネル」より。髙嶋政宏さんと斉藤由貴さん。
23歳の時に映画「悲しい色やねん」に出演
そんな髙嶋政宏さんは、翌年の1988年、23歳の時には、森田芳光監督の映画「悲しい色やねん」で、主人公・トオルの親友の恵役を演じているのですが、
森田芳光監督に、
おまえ、面白いよ。おまえは俺を楽しませることだけ考えればいいんだから
と、言われたそうで、
この時、人から必要とされる喜びを感じ、すっかり演じる仕事にハマったのだそうです。
「悲しい色やねん」より。髙嶋政宏さん(左)と仲村トオルさん。(右)
23歳の時にNHK朝の連続テレビ小説「純ちゃんの応援歌」で知名度を上げていた
そして、髙嶋政宏さんは、1988年、23歳の時には、NHK朝の連続テレビ小説「純ちゃんの応援歌」で、ヒロイン・小野純子の夫役を演じて、一躍、知名度を上げます。
「純ちゃんの応援歌」より。髙嶋政宏さんと山口智子さん。
26歳の時にテレビドラマ「デパート!夏物語」で主人公・高山大介役
また、髙嶋政宏さんは、1991年、26歳の時には、巨大デパートを舞台に新人デパートマンの成長を描いたテレビドラマ「デパート!夏物語」で主人公の高山大介役をさわやかに演じています。
「デパート!夏物語」より。西田ひかるさんと髙嶋政宏さん。
26歳の時にテレビ時代劇「近松青春日記」で主人公の近松門左衛門役
そんな髙嶋政宏さんは、1991年、26歳の時には、近松門左衛門の青春時代を描いたテレビ時代劇「近松青春日記」で、主人公の近松門左衛門を演じているのですが、
「デパート!夏物語」での演技を観たプロデューサーから、
そのままの勢いをこのドラマに持ってきてくれればいいから
と、言われ、出演に至ったそうで、
高嶋政宏さんは、時代劇でありながら、少し現代劇のような気分で演じたのだそうです。
「近松青春日記」より。
28歳の時に「ゴジラvsメカゴジラ」で「Gフォース」隊員・青木一馬役
そして、髙嶋政宏さんは、1993年、28歳の時には、「ゴジラvsメカゴジラ」で、ゴジラに対抗する部隊「Gフォース」隊員で主人公の青木一馬役を演じると、映画は、配給収入(配給会社の収入)18億7,000万円を売り上げる大ヒットを記録しています。
「ゴジラvsメカゴジラ」より。
ちなみに、高嶋政宏さんは、2018年、閉館が決まった「TOHOシネマズ日劇」で映画「ゴジラVSメカゴジラ」が上映された際、舞台あいさつに出席すると、
いまだに海外に行っても、ゴジラ映画に出たことがあると言ったら、『すごいな、お前』と言われます。ですから未来永劫(えいごう)続くようお願いします
と、語っています。
(「ゴジラvsメカゴジラ」では、お父さんの高島忠夫さんと弟の高嶋政伸さんとも共演しています)
髙嶋政宏が30代の時には「北アルプス山岳救助隊・紫門一鬼シリーズ」が大ヒット
35歳の時にテレビドラマ「北アルプス山岳救助隊・紫門一鬼シリーズ」が大ヒット
髙嶋政宏さんは、2001年、35歳の時には、北アルプスを舞台に、主人公が様々な事件を解決していくサスペンスドラマ「北アルプス山岳救助隊・紫門一鬼」で、主演の紫門一鬼役を務めると、この作品は、2009年までシリーズ化される大ヒットを記録しています。
「北アルプス山岳救助隊・紫門一鬼シリーズ」より。(左から)田中健さん、髙嶋政宏さん、一色彩子さん。
37歳の時にNHK大河ドラマ「利家とまつ~加賀百万石物語~」で徳川家康役
そんな髙嶋政宏さんは、2002年、37歳の時には、NHK大河ドラマ「利家とまつ~加賀百万石物語~」で、徳川家康役を演じているのですが、
NHK大河ドラマ「利家とまつ~加賀百万石物語~」より。
髙嶋政宏さんは、徳川家康役のオファーを受けると、そこから、司馬遼太郎さんの「覇王の家」をはじめ、徳川家康関連の本をたくさん読んだそうで、
徳川家康を非常に面白い人だと思いながらも、人質時代が長く、子どもの頃から苦労が多かったことから、あまり覇気(はき)のないイメージで初登場のシーンに臨んだそうです。
すると、前田利家の父・利昌役の菅原文太さんが、わざわざスタジオの中に入って来て、
ふつう大河の初登場シーンといったら、すごく張り切ってはつらつとして演じるのに、いやぁ、君、いいねえ
と、言ってくれたそうで、とても嬉しかったそうです。
とはいえ、今度はプロデューサーが来て、
なぜ、もっとはつらつとやらないの?撮り直そうかと思ったわよ
と、怒られてしまったそうで、
喜んだ直後に落ち込むという、大河ドラマだったそうです(笑)
高嶋政宏が40代の時には「新・桃太郎侍」「ストロベリーナイト」ほか
41歳の時に「新・桃太郎侍」で桃太郎(桂木新二郎)と若木新太郎役の二役
髙嶋政宏さんは、2006年、41歳の時には、「新・桃太郎侍」で、主人公の桃太郎(桂木新二郎)と若木新太郎役の二役を演じています。
「新・桃太郎侍」より。
45歳の時にテレビドラマ「ストロベリーナイト」で捜査十係係長の今泉春男役
また、髙嶋政宏さんは、2010年、45歳の時には、テレビドラマ「ストロベリーナイト」で、主人公の上司で、捜査十係係長の今泉春男役を演じています。
「ストロベリーナイト」より。
46歳の時には映画「スマグラー おまえの未来を運べ」で裏社会に君臨する田沼組の一員・河島精二役
髙嶋政宏さんは、2011年、46歳の時には、役者志望のフリーターが借金返済のために始めた“危険物”の運搬を行う「運び屋(スマグラー)」の仕事を通じて、地獄を見ながら人間として成長し、一発逆転のチャンスにかける姿を描いた映画「スマグラー おまえの未来を運べ」で、裏社会に君臨する田沼組の一員・河島精二役を怪演しています。
「スマグラー おまえの未来を運べ」より。
高嶋政宏の50代(現在)はSM好きをカミングアウトするほか「キングダム」で秦国の大臣・昌文君役
53歳の時に「変態キャラ」で再ブレイク
そんな高嶋政宏さんは、2018年、53歳の時には、バラエティ番組などで、自らの性癖(SM好き)をカミングアウトし、再ブレイクすると、俳優として活動するかたわら、「変態紳士」という本を出版するなど、「変態キャラ」を公言しています。
「変態紳士」
(2022年には、日活ロマンポルノ50周年記念プロジェクト第2弾、映画「愛してる!」にも出演しています)
54歳~59歳の時に映画「キングダム」で秦国の大臣・昌文君役
一方、2019年には、500年以上も動乱が続いた春秋戦国時代の中国大陸を舞台に、奴隷のように虐げられた少年・信が天下一の大将軍になるまでを描いた、人気漫画を原作とする映画「キングダム」で、秦国の大臣・昌文君(しょうぶんくん)役を演じると、その演技の素晴らしさが絶賛されています。
「キングダム」より。
ちなみに、髙嶋政宏さんは、「キングダム2 遥かなる大地へ」(2022年)、「キングダム 運命の炎」(2023年)、「キングダム 大将軍の帰還」(2024年)でも、昌文君役で出演しています。
「髙嶋政宏の妻・シルビアグラブとの馴れ初めは?結婚後も溺愛?子供は?」に続く
1987年、映画「トットチャンネル」で俳優デビューすると、以後、映画、テレビドラマ、舞台と幅広く活動するかたわら、バラエティ番組にも出演し、タレントとしての才能も発揮している、髙嶋政宏(たかしま まさひろ)さん。 そんな …