映画、ドラマ、CMと多数出演されている、俳優の石倉三郎(いしくら さぶろう)さん。今では誰もが知っているほど有名ですが、意外なことに下積み時代が長く、昔はコメディアンをされていたこともありました。
プロフィールは?身長は?
石倉さんは、1946年12月16日生まれ、
香川県小豆島のご出身です。
身長は170センチ、
体重は65キロ。
血液型はA型、
星座はいて座。
趣味は料理、読書、
だそうです♪
少年時代
戦時中、ご家族が、
大阪から小豆島に疎開され、
そこで石倉さんが誕生しました。
戦後、お父さんは、なかなか定職に就けず、
貧しい生活を強いられていたそうで、
そんな石倉さんの心の支えは、
映画だったとか。
お母さんが働いていた映画館に忍び込んでは、
チャンバラ映画などを見られていたそうです。
そして、映画の真似をして、
人を笑わせることで、
貧しさ故の肩身の狭さを拭っておられたとか。
就職
その後、石倉さんが中学1年生の時に、
家族は再び、大阪に転居されます。
石倉さんはというと、中学校卒業後は、
お兄さんが働く町工場で、
作業員として働かれることに。
そこで、ある時、
石倉さんに転機が!
その町工場の専務が、
石倉さんの面白さを評価され、
営業に欠員が出たことを理由に、
名古屋に行くよう命じられたのです。
出世の大チャンス!
と思いきや、
石倉さんは、これを機に、
役者になろうと決意されたのでした。
俳優への道
石倉さんは19歳で上京され、
当時、スターが集まる、表参道で、
アルバイトをしながら映画俳優を目指すことに。
そこで、またもや、
石倉さんに、転機が!
石倉さんがアルバイトをしていたお店に、
俳優の故高倉健さんがやって来られ、
店のママが、役者を目指す石倉さんのことを、
紹介してくれたのだそうです。
すると、高倉さんは、東映を紹介してくれ、
石倉さんは、念願の芸能界デビューを果たされたのでした。
しかし、東映も4年で退社されてしまうことに。
大部屋役者として、主に任侠映画で、
斬られ役などをされていた石倉さんですが、
スタッフとの喧嘩が原因だったとか。
お笑い芸人?
石倉さんは、その後、紆余曲折を経て、
なんと、お笑い芸人に!
やはり、それもうまくいかず、
一時期、芸能界を引退されたこともあったようですが、
レオナルド熊さんと、
「コントレオナルド」を結成され、
一躍人気者に!
しかし、これも、
4年ほどで、コンビは解散。
役者への情熱が再び目覚められたとのことで、
俳優業に復帰されたのでした。
高倉健と?
石倉さんが、高倉さんに、
紹介してもらった東映の大部屋を、
辞めたいと告げた時、
「首まで泥沼につかる覚悟で続けろ」
と高倉さんはおっしゃったそうです。
そして、石倉さんの退社の理由が、
スタッフとのケンカだと知ると、
「役者は絶対けんかなんかしちゃだめだ」
と怒られたのだそう。
しかし、コメディアンとして成功した時は、電話で、
「よく頑張った」
と、メッセージをもらうなど、
いつも、高倉さんには、
気にかけてもらっていたそうです。
それに、高倉さんからは、2回も、
高級腕時計をプレゼントされたことがあるそうです。
結婚した時に、
スイスのコンスタンチンをいただいて、名前が売れてから初めて共演した、
「忠臣蔵 四十七人の刺客」(94年)では、
ロレックスをいただきました。
と石倉さんはインタビューで
明かされていました。
そのうえ、ネーム入りのペンダントも、
プレゼントされたことがあるようで、
そこには、
「芸に耐え、苦に耐え、煩に耐え、閑に耐え、
競わず、争わず、もって大事をなすべし」
と、彫られてあったそうです。
ほんと、律儀で面倒見の良い、
高倉さんらしいですね。
ビートたけしと?
石倉さんは、
ビートたけしさんと、親友なのだそうです。
芸人として活動していた石倉さんに、
たけしさんが、
「おじさん、いろいろ暴れてるらしいな」
と話しかけてきたのがきっかけだったとか。
当時の石倉さんは、
喧嘩っ早くて有名だったとのことで、
最強伝説もあるようです(^^;)
二人は夜な夜な街に繰り出しては、
チンピラなどに絡んでいたそうです。
今では考えられない話ですね(^^)
妻は?
石倉さんの奥さんは、
小料理屋「花菱」を経営されているそうです。
石倉さんと、奥さんの馴れ初めに、
石倉さんが「花菱」の女将さんに惚れ込んで通いつめ、
結婚に至ったというエピソードがありました♪
歌手の長渕剛さんが結婚された時、
この「花菱」で、石倉さん夫婦と長渕さん夫婦が、
一緒に祝杯を上げられたそうで、
その時のことが、長渕さんの曲「花菱にて」で、
歌われているそうです。
さて、喧嘩っ早く、
何をしても続かない石倉さんでしたが、
強い運をお持ちのようで、
高倉さんをはじめとする、
様々な人との出会いで、有名俳優になられました♪
そのキャラの濃い演技で、
これからも末永いご活躍を期待したいですね。
応援しています!!