国民的人気アニメ「サザエさん」の「フグ田サザエ」の声や、「大改造!!劇的ビフォーアフター」のナレーションでお馴染みの、日本人なら誰でも一度はどこかで聞いたことがあるだろう声の持ち主である、加藤みどり(かとう みどり)さんですが、
実は、競馬が大好きで、競馬関連の仕事にも情熱を持って取り組んでいるといいます。
今回は、加藤みどりさんが競馬を好きになったきっかけや競馬関連の仕事をするようになった出来事、競馬関連の出演テレビ番組、エピソードなどをご紹介します。
「加藤みどりの夫との馴れ初めは?結婚後の夫婦仲は?子供は?現在は終活中?」からの続き
加藤みどりが競馬を好きになったのは夫に誘われて観戦したことがきっかけだった
加藤みどりさんは、若い頃、ご主人に誘われて競馬を観戦したことがきっかけで、競馬を好きになったそうですが、大勢の人が一頭の名馬を作り上げていくプロセスに惹かれ、さらに夢中になったといいます。
加藤みどりが競馬の仕事を始めたきっかけは大平透からの紹介だった
そんな加藤みどりさんは、趣味が高じて競馬関連の仕事もしているのですが、そのきっかけは大平透さんだったそうで、
ある時、声優で俳優の大平透さんから、仕事の代役を頼まれたことがあったそうですが、その日は競馬の指定席を買わなければいけない日だったことから断ると、
大平透さんに、
なら競馬の仕事紹介するから、頼むよ
と、言われ、短波放送(ラジオ)の競馬の仕事を紹介してもらったのだそうです。
加藤みどりは女性初の競馬レポーターを務めるほか「競馬狂本」も発表していた
こうして、加藤みどりさんは、1971年頃から本格的に競馬関連の仕事を始めると、女性初の競馬レポーターを務めるほか、1977年には、関係者へのインタビューをまとめた「競馬狂本」も発表しています。
また、1970年代後半には、
- 「HTB土曜競馬中継」(北海道テレビ放送(HTB))
- 「土曜競馬中継」(テレビ東京)
- 「私と馬」(東京12チャンネル(現・テレビ東京))
- 「みどりの単複」を日刊スポーツで連載
- 「中央競馬実況中継」(NIKKEI)(不定期)
ほか、1984年4月7日には、「中央競馬ハイライト」の第1回ゲストとして出演しています。
加藤みどりは競馬関係の仕事の方が声優業よりも楽しかった?
とはいえ、加藤みどりさんが競馬関係の仕事を始めた1971年頃の日本の競馬サークルでは、男性優位の風潮が強かったうえ、(ハイセイコーがブームになる以前のことだったため)女性の競馬ファンがほとんどいなかったそうで、加藤みどりさんが競馬界で顔が通るようになるまでには、約20年もの年月を要したといいます。
また、取材の際には、
必ず自分で裏を取っていらっしゃい
と、言われたそうで、
中央競馬界のシステムをはじめ、牧場、調教師、厩舎、騎手のことを把握するため、全て一つ一つ回り、勉強したそうで、これも約20年かかったといいます。
それでも、加藤みどりさんは、
声優の仕事よりも楽しかったかもしれない(笑)
私が競馬の世界を見て学んだのは、企業努力の大切さ。私が今まで声優としてやってこれたのは、声優としてどう努力しなきゃいけないかを競馬を通して教わったからだと思います
と、語っており、
加藤みどりさんの競馬好きは筋金入りのようです。
20代前半の頃は、女優としてNHKのテレビ・ラジオドラマに数多く出演すると、その後、声の美しさを買われて、アニメの声優を務めるようになり、1969年には、国民的人気アニメ「サザエさん」の「フグ田サザエ」の声を演じ、一躍、 …