8歳の時、「金語楼劇団」の子役として「お豆」の愛称で舞台デビューすると、20歳の時、NHKテレビ開局と同時にテレビ番組に出演し始め、23歳の時には、コメディドラマ「金語楼劇場・おトラさん」のお豆さん役で、一躍、人気を博した、小桜京子(こざくら きょうこ)さん。

そんな小桜京子さんは、以降、喜劇役者として、数多くの、映画、舞台、テレビドラマに出演しているのですが、今回は、小桜京子さんの、若い頃(子役時代)から他界されるまでの出演作品(テレビドラマ、映画)や経歴をご紹介します。

小桜京子

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小桜京子のプロフィール

小桜京子さんは、1933年5月27日生まれ、
兵庫県明石市の出身、

本名は、「稲葉郷子(いなば きょうこ)」、

学歴は、新宿区立牛込第一中学校卒業

だそうです。

ちなみに、小桜京子さんを「加山雄三」で多くの人が検索しているようですが、加山雄三さんのお母さんは、小桜葉子さんで、小桜京子さんとは赤の他人です。

小桜京子は3歳の時に叔父・柳家金語楼の養女となり「お豆」の愛称で舞台デビューしていた

小桜京子さんは、3歳の時に、”喜劇王”と呼ばれた、叔父・柳家金語楼さんの養女となり、8歳の時、「金語楼劇団」の子役として「お豆」の愛称で舞台デビューすると、

14歳の時には、修業のため、3年間、柳家金語楼さんの付き人を務めたそうで、

小桜京子さんは、

アタシは芝居が好きだったわけじゃないんですけど、まわりが芸能人ばかりだったもんで、何となくこの世界に入って、だんだんハマっていった感じですね

と、語っています。

小桜京子は23歳の時にコメディドラマ「おトラさん」シリーズでブレイクしていた

そして、1953年、20歳の時、NHKテレビ開局と共にテレビ番組に出演するようになると、

1956年、23歳の時には、柳家金語楼さん主演のコメディードラマ「金語楼劇場・おトラさん」シリーズのお豆さん役でブレイク。

また、1958年、25歳の時には、「あんみつ姫」の腰元・きなこ役を演じると、こちらも評判となり、以降、喜劇役者として、「駅前」シリーズなどの映画に出演したそうで、

小桜京子さんは、

その頃はレギュラーが7,8本ありましたから、1日中、あっちこっち走り回ってました

と、語っています。

小桜京子
若い頃の小桜京子さん。

小桜京子は「ライオンのいただきます」で準レギュラーほか「クイズ!脳ベルSHOW」にも定期的に出演していた

その後も、小桜京子さんは、舞台やテレビドラマに多数出演するほか、元気で明るいキャラクターで、バラエティ番組「ライオンのいただきます」にも準レギュラー出演し、

2010年代後半以降は、「クイズ!脳ベルSHOW」にも最高齢解答者として定期的に出演しています。

小桜京子
「クイズ!脳ベルSHOW」より。

また、1982年からは、「小桜京子劇団」を主宰するほか、日本喜劇人協会で副会長を務めています。

小桜京子の死因は脳梗塞

しかし、そんな小桜京子さんも、2023年6月15日、脳梗塞により、90歳で他界されています。

小桜京子の出演作品(映画)

それでは、最後に、小桜京子さんの主な出演作品をご紹介しましょう。

映画では、

  • 1957~1958年「おトラさん」シリーズ
  • 1959年「こだまは呼んでいる」
  • 1960年「続々べらんめえ芸者」
  • 1961年「誰よりも金を愛す」「背広三四郎 花の一本背負い」「カミナリお転婆娘」
  • 1961~1963年、1966年「駅前」シリーズ
  • 1962年「続新入社員十番勝負 サラリーマン一刀流」「風流温泉・番頭日記」
  • 1963年「民謡の旅 秋田おばこ」
    「民謡の旅 秋田おばこ」
    「民謡の旅 秋田おばこ」より。小桜京子さん(左)と美空ひばりさん(右)。
  • 1964年「馬鹿が戦車でやって来る」
  • 1967年「陽のあたる坂道」
  • 1970年「ハレンチ学園」「夜遊びの帝王」
  • 2005年「はじめ」※短編
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小桜京子の出演作品(テレビドラマ)

テレビドラマでは、

  • 1956年「おトラさん」
  • 1958年「あんみつ姫」
  • 1959年「花ざかり八軒長屋」
  • 1960年「にっこり捕物帳」
  • 1961年「とんとん横丁」
  • 1963年「丹下左膳」
  • 1965年「雲の上団五郎一座」
  • 1966年「丸出だめ夫」
  • 1968年「河童の三平 妖怪大作戦」
    「河童の三平 妖怪大作戦」
    「河童の三平 妖怪大作戦」より。左端が小桜京子さん。
  • 1969年「プレイガール」
  • 1970年「だいこんの花」
  • 1971年「人形佐七捕物帳」
  • 1972年「飛び出せ!青春」
  • 1974年「寺内貫太郎一家」
  • 1975年「非情のライセンス」第20話
  • 1977年「さわやかな男」
  • 1983年「再婚の条件」
  • 1984年「花丸銀平」
  • 1986年「特捜最前線」
  • 1987年「あぶない刑事」
    「あぶない刑事」
    「あぶない刑事」より。
  • 1988年「あきれた刑事」
  • 1990年「真実の証明」

など、数多くの作品に出演しています。

「小桜京子の夫・引田天功との馴れ初めは?離婚理由は?娘は引田有美!叔父は柳家金語楼!」に続く

お読みいただきありがとうございました

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