当初はアニメーターとして活動するも、ドイツにギター留学すると、古楽器リュートの魅力に惹かれてケルン音楽大学で学び、1976年に帰国後は、歌との共演やアンサンブル活動を通じて、静かに語りかけるようなリュートの音色の楽しみ方を広めてきた、つのだたかしさん。

今回は、そんなつのだたかしさんの、若い頃から現在までの活動やリュートのアルバムを時系列でご紹介します。

つのだたかし

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つのだたかしのプロフィール

つのだたかしさんは、1946年3月30日生まれ、
福島県の出身、

学歴は、
ケルン音楽大学リュート科卒業、

本名は、「角田隆」(読み方同じ)で、

兄(次兄)は、漫画家のつのだじろうさん、
弟は、ミュージシャンのつのだ☆ひろさんです。

つのだたかしは22歳の時にリュートを始めていた

つのだたかしさんは、1960年代、兄(次兄)で漫画家のつのだじろうさんが設立に携わった、アニメーション制作会社「スタジオゼロ」でアニメーターとして働いていたそうですが、

1968年、22歳の時、ギターを学ぶため、ドイツに留学すると、シェイクスピア時代の弦楽器であるリュートに出会い、たちまちその音色に魅了されたそうで、

ドイツ国立ケルン音楽大学リュート科に入学して、ミヒャエル・シェファーに師事し、リュート奏者としての基礎を築いたそうです。

(リュートとは、今から400年前、中世からルネサンス、バロックのヨーロッパの宮廷などで愛された弦楽器で、優雅で甘い音色が特徴だそうです)

つのだたかしは30歳でドイツから帰国後は古楽の普及に尽力していた

そんなつのだたかしさんは、1976年にドイツ国立ケルン音楽大学リュート科を卒業すると、日本に帰国後は、(古楽がまだ広く知られていなかった時代だったため)古楽の普及に尽力し、

特に、歌との共演に力を入れ、シェイクスピアの時代のイギリスのリュートソングや、モンテヴェルディのオペラ「オルフェーオ」など、多彩な公演を企画しています。

つのだたかしは38歳の時に古楽器バンド「タブラトゥーラ」、44歳の時に「アンサンブル・エクレジア」を結成

また、つのだたかしさんは、

  • 1984年には、中世~ルネサンス音楽、さらには自作曲を演奏する古楽器バンド「タブラトゥーラ」
  • 1990年には、カトリック女子パウロ会プロデュースで、教会の音楽やクリスマス音楽を演奏する古楽バンド「アンサンブル・エクレジア」

などを、結成・主宰しています。

つのだたかしは44歳の時に波多野睦美とのリュートソング・デュオを結成

さらに、つのだたかしさんは、1990年からは、メゾソプラノ歌手・波多野睦美さんとのリュートソング・デュオを組み、精力的にコンサートを行うほか、

シェイクスピアの「十二夜」舞台音楽(串田和美さん演出)、映画「花よりもなほ」(是枝裕和監督)の音楽を手掛けるなど、リュートの音色の楽しみ方を広める活動を続けています。

つのだたかしのアルバム(ソロ)

それでは、最後に、つのだたかしさんのアルバムをご紹介します。

ソロアルバムでは、

つのだたかしのアルバム(波多野睦美とのデュオ)

波多野睦美さんとのデュオのアルバムでは、

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つのだたかしのアルバム(他の声楽家とのデュオ)

他の声楽家とのデュオのアルバムでは、

ほか、数多くのアルバムをリリースしています。

ちなみに、1999年には、カゴメ「アンナマンマ」のテレビCMに、「リュートのための古風な舞曲とアリア 第3組曲シチリアーナ」(ソロアルバム「シチリアーナ~リュートのためのアリア~」に収録)が使用されると、大きな反響を呼んでいます。

お読みいただきありがとうございました

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