高校1年生の時から俳優として活動を開始すると、以降、ジャンルを問わず、数多くのテレビドラマや映画に出演するほか、1990年には、作家デビュー作「スプラッシュ」が「第14回すばる文学賞」を受賞するなど、多彩な才能を発揮してきた、大鶴義丹(おおつる ぎたん)さん。
今回は、そんな大鶴義丹さんの若い頃(俳優デビュー)から現在までの経歴を代表作を交えながら時系列でご紹介します。また、最後に、出演作品や著書もご紹介します。

「大鶴義丹の生い立ちは?幼少期から稽古場兼住宅で育ち家族団欒がなかった!」からの続き
大鶴義丹は高校1年生(16歳)の時にNHKドラマ「安寿子の靴」で俳優デビュー
大鶴義丹さんは、1984年、高校1年生(16歳の)時、「安寿と厨子王」の物語をベースに、お父さんの唐十郎さんが脚本を書いたNHKのテレビドラマ「安寿子の靴」で、俳優デビューしているのですが、
(家庭環境に恵まれない中学生の少年と小学生の少女が偶然出会い、心を通わせていく姿を描いた作品で、大鶴義丹さんは、中学生の十子雄(としを)役を演じています)

「安寿子の靴」より。
大鶴義丹さんは、
大河ドラマ『黄金の日日』など、父(唐十郎)と多くの作品でタッグを組んでいたプロデューサーの高橋康夫さんが制作、その懐刀(ふところがたな)だった三枝健起(けんき)さんが監督を務められた作品でした。
中学3年生と高校1年生の間の春休みに撮影し、放送はその年の秋だったと記憶しています。
生まれた時から芝居は身近なものでしたが、実際に演技をするのは初めてのこと。デビュー作とあって、クランクインの10日ほど前からロケ地となった京都で監督をはじめスタッフと合宿をして、芝居の稽古(けいこ)をしました。
今思えばぜいたくな話です。寝泊まりしながら台本の読み合わせをしたり、実際の撮影地に足を運んで芝居をしたりして演技に向き合えたのですから。
と、語っています。
大鶴義丹は18歳の時にNHKドラマ「匂いガラス」で主人公の少年・貝二役
そんな大鶴義丹さんは、1986年、18歳の時には、零戦の風防用に使われたガラスによって結ばれた少年と少女が様々な体験を重ねて大人へと成長していく姿を描いた、NHKドラマ「匂いガラス」で主人公の少年・貝二役を演じています。

「匂いガラス」より。大鶴義丹さんと仙道敦子さん。
大鶴義丹は21歳~25歳の時に「君の瞳に恋してる!」「逢いたい時にあなたはいない…」「悪魔のKISS」で人気を博していた
そして、その後も、
- 1989年「君の瞳に恋してる!」
- 1991年「ラブストーリーは突然に Un coup, l’amour arrive…」
- 1991年「逢いたい時にあなたはいない…」

「逢いたい時にあなたはいない…」より。大鶴義丹さんと中山美穂さん。
- 1993年「悪魔のKISS」
などのテレビドラマに出演すると、一躍、人気を博したのでした。
大鶴義丹は22歳の時に作家デビュー作「スプラッシュ」が「すばる文学賞」を受賞
そんな大鶴義丹さんは、大学在学中の1990年、22歳の時には、海を舞台にひと夏の青春の思い出を描いた「スプラッシュ」で作家デビューしているのですが、
いきなり、「すばる文学賞」を受賞しています。
大鶴義丹は27歳の時に「となりのボブ・マーリィ」で映画監督デビュー
また、大鶴義丹さんは、1995年、27歳の時に、「となりのボブ・マーリィ」で映画監督デビューすると、
その後も、
- 2009年「私のなかの8ミリ」
- 2009年「ブレーキ」
- 2011年「前橋ヴィジュアル系」
- 2012年「キリン POINT OF NO-RETURN!」
- 2013年「裸のいとこ」
で、監督を務めています。
大鶴義丹は46歳から「新宿梁山泊」で「二都物語」「新二都物語」「腰巻おぼろ 妖鯨篇」ほかに出演
そして、2014年(大鶴義丹さん46歳)からは、約10年間、お父さんの唐十郎さんが設立した「状況劇場」から分派した「新宿梁山泊」(元劇団員・金守珍さんが結成)に役者として参加しており、
- 2014年6月「ジャガーの眼」
- 2015年6月「二都物語」
- 2016年6月「新二都物語」
- 2017年6月「腰巻おぼろ 妖鯨篇」
- 2018年6月「ユニコン物語」
- 2019年6月「蛇姫様」
- 2022年6月「下谷万年町物語」
- 2023年6月「少女都市からの呼び声」
に、出演しています。
また、2024年10月にも、東京・赤坂サカス広場特設紫テントにて第78回公演「ジャガーの眼」に出演しています。

「第78回公演 ジャガーの眼」より。
大鶴義丹の出演作品(映画)
それでは、最後に、大鶴義丹さんの出演作品をご紹介しましょう。
映画では、
- 1988年「首都高速トライアル」
- 1991年「カレンダー if just now」
- 1991年「チー公物語 ネズミ小僧のつくりかた世紀末版」
- 1991年「新・同棲時代」
- 1991年「湾岸ミッドナイト」
- 1993年「湾岸ミッドナイト II」
- 1993年「湾岸ミッドナイト III」
- 1993年「湾岸ミッドナイト IV」
- 1993年「ナースコール」
- 1994年「湾岸ミッドナイト FINAL I」
- 1994年「湾岸ミッドナイト FINAL II」
- 1994年「湾岸ミッドナイト スペシャル・ディレクターズカット完全版」
- 1998年「怪談・牡丹灯籠・0TSUYU」
- 1998年「プライド・運命の瞬間」
- 1998年「秘祭」
- 1999年「平成金融道 裁き人」
- 2002年「発禁本 カストリキネマ/四畳半襖の下張」
- 2004年「HAZAN」
- 2007年「Mayu -ココロの星-」
- 2009年「いのちの山河〜日本の青空II〜」
- 2009年「湾岸最速バトル」
- 2009年「峠最速バトル」
- 2010年「お墓に泊まろう!」
- 2012年「メンゲキ!」
- 2012年「トテチータ・チキチータ」
- 2012年「希望の国」
- 2016年「超高速!参勤交代 リターンズ」
- 2018年「ラブ×ドック」
- 2018年「ウスケボーイズ」
- 2020年「日本独立」
- 2021年「めぐみへの誓い」
- 2022年「宮松と山下」
- 2023年「渇水」
- 2023年「僕の名前はルシアン」
- 2024年「コウインKOUIN〜光陰〜」
- 2024年「ファストブレイク」
- 2025年「中山教頭の人生テスト」
大鶴義丹の出演作品(テレビドラマ)
テレビドラマでは、
- 1984年「安寿子の靴」
- 1986年「匂いガラス」
- 1988年「女検事・霞夕子5・家庭教師の殺人」
- 1989年「君の瞳に恋してる!」

「君の瞳に恋してる!」より。大鶴義丹さんと中山美穂さん。
- 1990年「緑の果て」
- 1991年「逢いたい時にあなたはいない…」
- 1992年「あの日の僕をさがして」
- 1993年「悪魔のKISS」

「悪魔のKISS」より。大鶴義丹さんと奥山佳恵さん。 - 1994年「妊娠ですよ」
- 1996年「ひまわり」
- 1999年「京都夜の祇園姉妹殺人事件」
- 2000年「京都・呪いの十二単衣殺人事件」
- 2001年「弁護士・朝日岳之助16『緊急発砲』」
- 2002年「壬生義士伝〜新選組でいちばん強かった男〜」
- 2003年「警視庁鑑識班16」
- 2004年「剣客商売」第5シリーズ 第4話
- 2005年「篝警部補の事件簿3」
- 2006年「だめんず・うぉ〜か〜」第2話
- 2007年「医龍-Team Medical Dragon-2」 第4・5話
- 2008年「愛の劇場 温泉へGo!」
- 2009年「隠蔽指令」
- 2010年「まっつぐ〜鎌倉河岸捕物控〜」第10話
- 2011年「戦国疾風伝 二人の軍師 秀吉に天下を獲らせた男たち」
- 2012年「三毛猫ホームズの推理」第1話
- 2013年「都市伝説の女 Part2」第6話
- 2014年「ダークスーツ」
- 2015年「監察官・羽生宗一3」
- 2016年「連続ドラマW カッコウの卵は誰のもの」
- 2017年「大貧乏」
- 2019年「遺留捜査」
- 2020年「ハムラアキラ〜世界で最も不運な探偵〜」

「ハムラアキラ〜世界で最も不運な探偵〜」より。 - 2021年「広域警察10」
- 2022年「ゴシップ#彼女が知りたい本当の○○」
- 2024年「正直不動産2」第8話
- 2025年 連続テレビ小説「おむすび」

「おむすび」より。
ほか、様々なジャンルの作品に出演しています。
大鶴義丹の著書
また、大鶴義丹さんは、著書も、
- 「スプラッシュ」(1991年、集英社)
- 「湾岸馬賊」(1991年、集英社)
- 「ずっとよるだったらいいのにね」(1993年、集英社)
- 「シーサイド・バー」(1994年、集英社)
- 「東京亜熱帯」(1994年、福武書店)
- 「ファルス」(1996年、角川書店)
- 「フェイス」(1996年、新潮社)
- 「ワイド・ショウ」(1998年、新潮社)
- 「オキナワガール」(2000年、集英社)
- 「昭和ギタン アングラ劇団の子と生まれて」(2005年、バジリコ)
- 「チェンジ・ザ・ゲーム」(2008年、宮帯出版社)
- 「その役、あて書き」(2011年、扶桑社)
- 「大鶴義丹のつるっと円満パスタ! 夫婦・恋人が笑顔になるHAPPYレシピ」(2015年、ぴあMOOK)
- 「女優」(2022年、集英社)
- 「最後のアングラ俳優」(2025年3月号・4月号、集英社すばる)※連載エッセイ
など、数多く出版しています。
「大鶴義丹のバイク(スズキ)愛が凄い!ほぼ1人でカスタムからレストアまで!」に続く
キリンラガービールのCM(大鶴義丹さんと財前直見さん)より。
![]()
俳優、作家、映画監督と様々なジャンルで才能を発揮してきた、大鶴義丹(おおつる ぎたん)さんは、趣味の一つにバイクがあるそうですが、自身でバイクのレストアやカスタムをし、サーキット走行やオフロード走行までするそうで、バイク …

































