劇団「ふくふくや」の主宰をされている、女優の山野海(やまの うみ)さん。舞台を中心に活動し、近年はテレビドラマや映画にも出演されています。
プロフィール
山野さんは1965年9月16日生まれ、
東京都新橋のご出身です。
身長163センチ、
血液型はO型、
特技は、
日舞(藤間流)、三味線(千本流)、
出身校は、桜田小学校?!
(山野さんのブログにはそう書いてありました(^^;))
だそうです♪
経歴
山野さんは4歳から、
子役として活動を始め、
1985年、19歳の時、
「激弾B級」(現在の激弾BKYU)に所属した後、
1999年、劇団「ふくふくや」を旗揚げされ、
看板女優として、全公演に出演されています。
さらに、「竹田新」名義で、
劇団「ふくふくや」全作品の、
脚本も手がけられています。
近年は、映像作品にも、
積極的に参加され、
2009年「救命病棟24時」
2012年「もう一度君に、プロポーズ」
2013年 NHK大河ドラマ「八重の桜」
2014年「女はそれを許さない」
2016年「わたしを離さないで」
など、話題作に出演されています。
劇団「ふくふくや」
山野さんは、1999年、
劇団「ふくふくや」を設立され、
東京、下北沢を中心に、
活動を続けておられます。
毎回ゲストを迎え、
「昭和30年代の東京の下町を題材にした作品」や、
「30~40代の男と女の物語」を中心に、
笑って泣ける人情喜劇が多いのが、
この劇団の特徴で、
山野さんご自身が、まさにその時代に、
子ども時代を送られたこともあり、
古き良き時代の日本を、
ありのままに表現されているようです。
テキ屋の子供
しかし、2015年7月に上演された、
第16回公演「テキ屋の子供」では、
ゲストを呼ばずに、
山野さんの世界観をよく理解した、
劇団員だけでされたそうで、
山野さんは、この作品について、
主人公はバナナの叩き売り。
決して知識層ではなく大学も出ていないし、今みたいに、ネットがあるわけでもないから社会も狭い。
だけど、戦後のあの混乱期の中から、
生き抜いてきたわけで、パワフルだし馬力もある。
彼らには「生きる力」があるんですよ。
それは勉強して学んだことではなく、
もっと動物的というか直感的なもの。あの時代特有の、戦争の最中で生きるための、
経験値として身につけた野生の勘みたいなものです。それを今回も描きいたいし、
やりたいと思っています。
と、語っておられました。
とは言っても、
山野さんご自身は、この作品を通して、
今の世の中に物を申したいわけではなく、
ただ、この時代の下町が好きで、
江戸弁がしゃべりたいだけなのだそう(^^)
そんな肩肘張らない、自然なところが、
お芝居をよりリアルにしているのですが、
それには、劇団員のお芝居が、
とても重要なのだとか。
山野さんは、
特に私たちはいい年をした、
オジさんオバさんばかり。お芝居って、
大人じゃないとつまらないんですよ。悲しみひとつとっても、
そこにはいろんな感情がない混ぜになっていて、
それは経験を積まないと分からない。
年をとることで、
芝居が何層にも深まるんです。それをお客さんが自分の視点で、
どこからでも、どうとでも、
切り取ることができるのが、
舞台の面白さだと思うんですよね。
と、語っておられました。
確かに、人生経験を積んでこそ、
つまり、酸い甘いを経験してこそ、
本当の意味で、観客を魅了するお芝居が、
できるのかもしれませんね。
小泉今日子と?
また、2014年には、
第15回公演「フタゴの女」で、
小泉今日子さんを客員に迎え、
さらに、脚本を、
小泉さんと共同で執筆されています。
この「フタゴの女」は、
昭和30年代ではなく、現代劇で、
高知の漁師町に生まれた、
可愛い双子の姉妹が、
14歳の時に、
大切な物を海に忘れてきてしまい、
それを探しているうち、
二人は離れ離れになって、
いつしか双子であることも忘れてしまう・・・
というストーリー。
山野さんご自身も、
まさか、あの「キョンキョン」が、
下北沢の駅前劇場に立つなんて・・・
嘘でしょ?
と思っておられたぐらいなので、
やはり、どうしても、
小泉さんが出演されるということだけが、
クローズアップされがちなのですが、
山野さんと小泉さんの、
思いが詰まった物語となっているそうなので、
内容的にも、かなり、
一押しの作品となっているようです。
日の本一の大悪党
山野さんは、2016年にも、
小泉さんと共演されており、
小泉さんが、初めて企画製作と演出をされた、
舞台「日の本一の大悪党」で脚本を担当、
役者としても出演されています。
小泉今日子さんと山野さん。
「四谷怪談」の話に着想を得たこの作品では、
普遍的な愛が描かれているとのことで、
小泉さんは、「明後日」という、
新プロジェクトを立ち上げられ、
遠い未来ではなく、
明後日くらいの未来を目指して、仲間たちと一緒に、
何が出来るか模索していきます。舞台、映像、音楽、出版、ジャンルに捉われず、
私達らしい企画を考えていきたいと思っています。
と、コメントされており、
「仲間たちと一緒に」ということなので、
今後も、山野さんと小泉さんの絡みが、
見れそうですね♪
さて、2016年4月から始まる、
テレビドラマ「まかない荘」では、
市野礼子役を演じられる山野さん。
見ていて温かい気持ちになるドラマということで、
福々しい山野さんにぴったり。
この春、山野さんを見て、
ほっこりするのもいいかも♪