1980年代、ズートスーツ姿にキレのあるダンスで一世を風靡した、パフォーマンス集団「一世風靡セピア」。現在、俳優として活動されている、柳葉敏郎さんや哀川翔さんがいたグループとしても有名です。

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「一世風靡セピア」誕生

「一世風靡セピア」は、もともと、1983年頃、ディスコで知り合った仲間たち、大戸天童さん、平賀雅臣さん、小木茂光さん、哀川翔さん、柳葉敏郎さん、松村冬風さん、西村香景さん、武野功雄さん、春海四方さん、吉満涼太さん、中野英雄さん、勝俣州和さん、の総勢12名で「劇男一世風靡」を結成し、

毎週日曜日に、渋谷区のNHK前路上で、ダンスやストリートパフォーマンスを披露されていたそうで、そんな折、先輩が、

歌やりたいヤツ手挙げろ

と、歌手としての活動を希望するメンバーを募ったところ、

小木茂光さん、哀川翔さん、柳葉敏郎さん、西村香景さん、春海四方さん、松村冬風さん、武野功雄さんの7名が手を挙げられ、そのまま、「一世風靡セピア」となったのでした。

(武野功雄さんは1985年に脱退されています)

メジャーデビュー

そして、翌年の1984年、「今、我に正直に生きてみたい」でポスターデビューし、シングル「前略、道の上より」で歌手デビューすると、

これまでに類を見ない、迫力のあるパフォーマンスで観客を魅了し、たちまち人気を博したのでした。

シングル

それではここで、「一世風靡セピア」がリリースしたシングルをご紹介しましょう。

1984年「道からの組曲」
1985年「賽を振れ!」
     「風の唄」


「道からの組曲」。

1987年「花鳥風月」
     「善い酔い嘉い」
     「我が愛しき犯罪者たち」


「花鳥風月」。

1988年「汚れちまった悲しみに・・・」
1989年「こっちから願い下げだぜ!~OVER THE END~」
     「SHIBUYA」


「こっちから願い下げだぜ!~OVER THE END~」

と、順調にリリースされましたが、1989年、惜しまれながら解散しています。

ソイヤ!

「一世風靡セピア」といえば、デビュー曲の「前略、道の上より」が有名ですが、この曲の冒頭部分の、

「ソイヤ!ソイヤ!ソイヤ!」

という勇ましい掛け声が、2009年に、CM「麒麟焼酎淡麗ストレート」でオンエアされ、再び注目を集めました。

このCMの中では、「ソイヤ!ソイヤ!ソイヤ!」の掛け声をバックに、DAIGOさんが、「ソイヤ!」と凛々しくポーズを決められるのですが、

このCMが流れると、問い合わせが殺到し、着うたダウンロード数も跳ね上がったそうで、時を経ても、かっこいいものは不変なのかもしれませんね♪

小木茂光がリーダー!

「一世風靡セピア」のリーダーは、現在、テレビドラマで、名脇役として活躍されている、小木茂光(おぎ しげみつ)さんだったのですが、

現在の、とても穏やかで、紳士的な印象の小木さんからは、想像がつきませんね。

小木さんは、「一世風靡セピア」のステージでは、激しくキレのあるダンスで観客を魅了され、また、他のメンバーいわく、

怒らせると一番怖い人だった

とのことで、あの、個性的な面々を、見事にまとめ上げていたのは凄いですね。


ダウンタウンDX」より。小木さんと哀川翔さん。

小木さんは、近年は、バラエティ番組にも出演され、その渋い魅力で、若い世代層からもファンを獲得されています♪

勝俣?

「一世風靡セピア」「勝俣」で、多くの方が検索されているようです。

というのも、タレントの勝俣州和さんが、「一世風靡セピア」のメンバーだと勘違いされている方が多いようなのです。

実際には、勝俣さんは、「劇男一世風靡」のメンバーであり、「一世風靡セピア」には所属されていません。

ちなみに、勝俣さんは、芸能界を目指していたわけではなく、ここで根性をつけたら、田舎に帰って、お弁当屋さんをやろうと思っていたそうで、

それで、「一世風靡セピア」には、積極的に参加されなかったのかもしれませんね。

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俳優は?現在は?

ところで、「一世風靡セピア」のメンバーは、現在どうされているのでしょう?

まず、小木さん、哀川さん、柳葉さんが俳優として活躍されているのは有名ですが、

他のメンバーを調べてみると、

春海さんも、現在、俳優として活動されているそうです。

また、西村さんと松村さんは、2004年に、音楽番組「HEY!HEY!HEY!MUSIC CHAMP」で、「一世風靡セピア」として出演されているのですが、それ以降は、芸能活動から遠ざかっているようで、現在、何をされているのか分かりませんでした。


「HEY!HEY!HEY!MUSIC CHAMP」より。

さて、いかがでしたでしょうか?

当時を知る世代も、そうでない世代も、どちらも魅了し続ける「一世風靡セピア」

個人個人の活動も素晴らしいですが、あのキレのある、アクロバティックなパフォーマンスも、また見せてほしいものです。

ただ、再結成となると、体力的にちょっとしんどいか・・・

(全員50代半ば)

でも、しんどそうな「一世風靡セピア」も、それはそれで面白いかも♪

期待しています!!

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