1999年に休養に入られるも、2001年には復帰し、精力的に音楽活動を展開されていた、大黒摩季(おおぐろ まき)さんですが、2010年には、またしても、子宮疾患の治療のため無期限休業に。最終的には2015年に子宮全摘出手術を受けられ病を克服されると、2016年8月、完全復帰されています。

「大黒摩季の昔は?下積み時代は「B’z」「ZARD」「TUBE」らのバックコーラス!」からの続き

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一度目の活動休止の理由は?

絶頂期の1999年に、
突然、活動を休止された大黒さんは、

その理由について、

単純に疲れたからです。
だって、1年の365日中364日スタジオに入るような生活を、
3年くらい続けて、その前後にはツアーもやっていたんですよ。
疲れない人はいないと思うんです。

と、明かされていたのですが、

2001年に活動を再開すると、

2001年8月「虹ヲコエテ
     10月「雪が降るまえに
2002年5月「アイデンティティ
     12月「PRESENTs」(アルバム)

2003年3月「勝手に決めないでよ
     5月「夏が来る、そして・・・
     6月「RHYTHM BLACK」(アルバム)
     12月「いとしいひとへ~Merry Christmas~

と、シングルやアルバムをリリースし、
2003年には、アルバム「RHYTHM BLACK」の全国ツアー、
「Live BOMB!LEVEL.3」を開催されるなど、
再び、精力的に音楽活動に取り組まれます。

結婚相手は?

そして、プライベートの方でも、
2003年には、1歳年下の一般男性と入籍。

ご主人とは、友達がセッティングした合コンで知り合われたそうで、
初めて会った時には、ご主人は大黒さんのことを知らず、

「アーティスト?画家ですか?」

と、言われたそうですが、
その後、1年の交際を経て結婚。

ちなみに、ご主人は坂口憲二さん似のイケメンだそうで、
大黒さんは、ご主人のことを、公式ホームページで、

「音楽業界とはほど遠い世界に住み、
 飾り気ないスーツを着た王子様」

と、紹介されていました♪

2度目の活動休止理由は病気

こうして、公私共に順調だと思われていた大黒さんですが、
2010年10月、再び活動を休止されます。

実は、大黒さんは、1996年、26歳の時に、
「子宮腺筋症」を患われていたのですが、

当時、多忙を極め、休むことができなかったため、
薬での治療を続けていたのみで、本格的な治療はされておらず、

それがたたったのか、その後、「子宮腺筋症」に加え、
「左卵巣嚢腫」「子宮内膜症」「子宮筋腫」も併発。

そのため、子宮、卵巣、卵管がひとかたまりに癒着してしまって、
子宮全体が大きく腫れ上がり、他の内臓を圧迫するほどだったそうで、
2010年、40歳の時には、歩くことさえ困難になってしまったのでした。

また、これらの疾患のせいか、大黒さんはなかなか子どもに恵まれず、
子宮がこれ以上肥大すると、子宮全摘出しなくてはいけなくなることから、
不妊治療をすることになったのですが・・・

(妊娠すること自体が(ホルモンの影響で)、
 大黒さんの病気の治療にもなっていたようです。)

ちなみに、大黒さんは、その時のことを、

もともと子供を産めないかもしれないという状態の私と、
結婚してくれた旦那は私にとって命の恩人みたいな存在。

その人に私が何かプレゼントしたかった。
1番欲しかったものを・・・。だから1%にかけたかった。
私を選ぶために捨ててしまったものを私が拾いたかった。

と、明かされています。

ホルモン治療を始め、繰り返し体外受精を行うも、
「妊娠しても流産」の繰り返し。

ついに、2015年11月、大黒さんは諦められ、
受精卵を凍結し子宮全摘出手術を受ける決断をされたのでした。

大黒さんは、その時のことを振り返り、

卵自体はグレードも高く発育も良かったのに、
子宮が病気まみれだったため、何度も死んでいった。

自分の子宮で子どもを殺したという気持ちだった。
「諦める」というよりは、自分の「TRYを終える」んです。

と、明かされています。

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完全復帰

ただ、この手術により、大黒さんは、
長年の病の苦しみから解放され、
翌年の2016年8月には歌手活動を完全復帰。

大黒さんは、これまでのことを振り返り、

「女性としては壮絶!笑っちゃうくらい壮絶でした。
「私だけどうしてこんな目にあうんだろう」
って思うことばっかりだった。

女性は30代から厄年の連続で身体が変わってくるので、
歌い手の女の子はみんな苦しんでると思うんです。

私もそれを一通り全部苦しんで、
七転八倒しながらもなんとかやってきて。

と思ったら病気というさらなる試練があって。
子宮の全摘出までいきましたからね。

でも、今は悪いものがなくなったので逆に楽です。

ここから先、生まれて初めて、ベストコンディションで歌える、
というワクワクのほうが大きい。

他のアーティストが絶好調で歌っているのを見ると、
涙が出るくらい悔しかったけれど、
そういう自分ともお別れできた。今はとても身軽です。

と、語っておられます。

さて、いかがでしたでしょうか?

2010年~2015年の活動休止中は、
ご自身の病気治療の他に、お母さんの介護もされていたという大黒さん。

2016年8月に発売された、
6年ぶりとなる新曲「Higher↑↑ Higher↑↑」は、
そんなご自身の体験を元に制作されたということですが、


「Higher↑↑ Higher↑↑」

様々な困難を乗り越えてこられた大黒さんだからこそ、
その歌声は、人々の胸を打つのかもしれませんね。

ちなみに、受精卵は凍結していることから、
お子さんもまだ、可能性はゼロではありません。

いつも熱い歌声で励ましてくれる大黒さんに、
ファイトと言いたいです!!

「大黒摩季の昔は?下積み時代は「B’z」「ZARD」「TUBE」らのバックコーラス!」

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