コミックバンド「ハナ肇とクレージー・キャッツ」は大ブレイクするも、ボーカルの植木等さんの人気が突出するという、リーダーのハナ肇(はな はじめ)さんにとっては微妙な状態でしたが、それでも、個々の活動がメインになってくると、ハナさんは、持ち味を発揮し人気者になられます。

「ハナ肇の若い頃は?植木等と?クレージーキャッツでドラムと映画!」からの続き

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「アッと驚くタメゴロー!」「銅像」のコントが人気に

「ハナ肇とクレージー・キャッツ」というグループ名を、「植木等とクレージーキャッツ」と間違われるほど、植木さんの人気がダントツで、内心穏やかでなかったにもかかわらず、表には出さず、リーダー役に徹していたハナさんでしたが、

次第に、バンドの活動よりも、個々の活動がメインになっていき、1969年から放送開始のコント番組「巨泉×前武ゲバゲバ90分!」に単独出演されると、

当時流行っていたヒッピー調のサイケデリックな衣装を身に包んで登場し、コントとコントの合間やCMの前後に叫んだ、

アッと驚くタメゴロー!

というギャグが瞬く間に大流行。

また、正月番組「新春かくし芸大会」では、銅像に扮すると、微動だにしないハナさんのところに、他の出演者がやってきては、一斗缶で銅像(ハナさん)を殴ったり、水やペンキをひっかけては大騒ぎをするという「銅像コント」を披露し、大いにお茶の間を沸かせたのでした。

俳優として~山田洋次監督を発掘

そんなハナさんは、コメディアンとして活躍する一方で、俳優としても活動されているのですが、素晴らしい企画や才能を見抜く審美眼を発揮。

後に大物監督となる、川島雄三さん、市川崑さん、市川準さんなどの初期の作品にも数多く出演され、特に、松竹の若手監督だった山田洋次さんの才能をいち早く見抜くと、まだ、「男はつらいよ」シリーズ開始前の、「馬鹿」シリーズから、タッグを組んで、出演されています。


「いいかげん馬鹿」より。岩下志麻さんとハナさん。

また、審美眼もさることながら、山田監督の「なつかしい風来坊」と市川準さんの「会社物語 MEMORIES OF YOU」の2作品で、ブルーリボン主演男優賞などの賞を受賞されるなど、演技力も発揮されています。


「なつかしい風来坊」より。倍賞千恵子さんとハナさん。


「会社物語 MEMORIES OF YOU」より。(左から)ハナさん、谷啓さん、植木等さん。

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単独での出演作品(映画、テレビドラマ)

それでは、ここで、ハナさんのそのほかの出演作品もご紹介しましょう。

映画では、

1960年「足にさわった女」
1963年「イチかバチか」
1964年「馬鹿まるだし」
1965年「おれについてこい!」
1966年「運が良けりゃ」


「馬鹿まるだし」より。ハナさんと桑野みゆきさん。

1967年「喜劇 一発勝負」
1968年「ハナ肇の一発大冒険」
1969年「喜劇 一発大必勝」
1970年「アッと驚く為五郎」
1971年「やるぞみておれ為五郎」

1972年「喜劇 社長さん」
1974年「青葉繁れる」
1975年「仁義の墓場」
1976年「星と嵐」
1977年「北陸代理戦争」


「北陸代理戦争」より。(左から)松方弘樹さん、西村晃さん、ハナさん。

1978年「俺は田舎のプレスリー」
1979年「本日ただいま誕生」
1980年「遙かなる山の呼び声」
1981年「ねらわれた学園」
1984年「ぼくの熊おじさん」
1985年「櫂」


「遙かなる山の呼び声」より。ハナさんと倍賞千恵子さん。

1986年「ドン松五郎の生活」
1988年「会社物語 MEMORIES OF YOU」
1989年「春来る鬼」
1990年「ドンマイ」
1992年「勝利者たち」

テレビドラマでは、

1961年「若い季節」
1963年「男嫌い」
1965年「坊つちやん」
1967年「こんにちは結婚」
1969年「水戸黄門」
1971年「天下御免」

1972年「家光が行く」
1973年「新書太閤記」
1974年「ふりむくな鶴吉」
1975年「明日がござる」
1976年「ベルサイユのトラック姐ちゃん」第2話
1977年「横溝正史シリーズ・犬神家の一族」

1978年「大岡越前」第5部 第5話
1979年「女が職場を去る日」
1980年「探偵物語」第18話
1981年「俺はおまわり君」
1982年「松本清張の黒革の手帖」
1983年 火曜サスペンス劇場「木に登る犬」

1984年「若き血に燃ゆる~福沢諭吉と明治の群像」
1985年「ただいま絶好調!」第11話
1986年「やったぜベイビー!」
1987年「若大将天下ご免!」第6話
1988年 火曜サスペンス劇場「追い詰められた女」


「やったぜベイビー!」より。荒井注さん(左)とハナさん。

1989年 土曜ワイド劇場「片道切符の花嫁」
1990年 NHK朝の連続テレビ小説「凛凛と」
1991年「忠臣蔵 風の巻・雲の巻」
1992年「徳川無頼帳」
1993年「新幹線物語’93夏」


「片道切符の花嫁」より。黒木瞳さんとハナさん。

ほか、数多くの作品に出演されています。

「ハナ肇の妻子は?死因は肝臓がん!葬儀では植木等が!」に続く

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