川谷拓三の死因は？妻は現在貧乏生活？娘は？息子は？

一介の「斬られ役」「死体役」の大部屋俳優から、一流の「やられ」専門俳優と賞賛されるまでに登りつめ、その後は、数々の作品でバイプレイヤーとして作品を支え、国民的な人気を博した、川谷拓三（かわたにたくぞう）さん。今回は、そんな川谷さんの死因やご家族について調べてみました。

「川谷拓三のどん兵衛ほか出演ドラマ映画cmを画像で！」からの続き

死因は肺ガン

川谷さんは、１９９５年５月下旬に体調を崩し、７月に東京の病院に検査入院されると、「肺ガン」が判明。

同年１０月には、京都に移り、「京大附属病院」に入院されるのですが、同年１２月２２日午後８時３０分、「肺ガン」のため、５４歳という若さで他界されています。

ちなみに、川谷さんは、病床では、書道を好み、中国戦国時代の詩人・屈原の漢詩「漁父辞」の一句「衆人皆酔我独醒（衆人皆酔い、我ひとり醒めたり）」を独特の字体でしばしば書かれていたそうです。

妻は元女優の仁科克子

そんな川谷さんは、１９６３年１０月６日、同じ「東映」の大部屋仲間だった、女優の仁科克子さんと結婚されているのですが、

仁科克子さん

２０１４年、克子さんが、バラエティ番組「爆報！THEフライデー」（7月4日放送）に出演され、生前の川谷さんの驚くべき金銭感覚や、川谷さん亡き後の生活について、告白されています。

お人好しで7000万横領されていた

克子さんは、川谷さんと結婚されると、２人のお子さん（一男一女）を出産し、女優業を引退。専業主婦として家庭に専念されていたのですが、

川谷さんは、自分のおごりで毎晩飲み歩き、稼いだギャラはほとんど飲み代に消えたほか、経済的に余裕がないにもかかわらず、人にお金を貸すなど、金銭感覚がゼロだったうえに、お人好しだったそうで、

１９９０年には、個人事務所「拓プロ」を立ち上げるも、経理担当の社員を信頼して、金銭関係のこと一切を任せると、その社員が会社のお金を３年に渡り着服（被害総額は約７０００万円）。

そこで、克子さんが経営に乗り出すも、川谷さんが亡くなった時には貯金はゼロだったそうで、現在（2014年時点）、克子さんは、京都の太秦に住んでおられるそうですが、年金暮らしで、家を維持するのが精一杯とのことで、建て直しをする金銭的な余裕がなく、家の門は傾き、庭は荒れ放題なのだそうです。

ガンを隠して役者を全う

それでも、克子さんは、お金がなくても、川谷さんの人柄を愛しておられたそうで、川谷さんの死から１９年経った現在（2014年時点）でも、川谷さんを身近に感じていたくて、部屋は当時のままにしてあるとのこと。

ちなみに、克子さんによると、川谷さんの「肺ガン」が判明した時には、すでに末期状態の「ステージ４」だったそうで、もはや完治することは難しく、医者からは、もって１年と宣告されたそうですが、

川谷さんは、俳優として生涯を全うしたかったため、マスコミには、呼吸器系の病気であると公表。最後まで「肺ガン」であることを隠し、俳優としての生涯を全うされたのでした。

娘は元女優の仁科扶紀

そんな川谷さんと克子さんとの間には、娘さんと息子さんが一人ずつ誕生しています。

まず、１９６６年に誕生した、長女の仁科扶紀（にしなふき）さんは、女優として活動されていたようですが、１９９７年、NHK大河ドラマ「毛利元就」に出演されたのを最後に、活動されておらず、現在は引退されているようです。

仁科扶紀さん

息子は俳優の仁科貴

また、１９７０年に誕生した、長男の仁科貴（にしなたかし）さんは、北野武監督、深作健太監督の作品など、映画を中心に俳優として活動し、２０００年には、NHK朝の連続テレビ小説「オードリー」に出演されるなど、順調にキャリアを積まれていたのですが、

２００２年、「大麻所持」で逮捕（執行猶予）され、謹慎。ただ、２００３年には復帰され、現在も俳優として活動されています。

仁科貴さん

ちなみに、貴さんは、１９９６年、「東芝」のラジオCMに出演されているのですが、

その中で、お父さんの川谷さんのことを、

父は川谷拓三という俳優でした。18才のとき、はじめて死体の役で出演してから、斬られ役、殺され役を長いことやっていました。

そんな父の、素顔の死を見たのは去年の12月、肺癌でした。父は痛いとも苦しいとも言いませんでした。最後まで戦いました。お医者さんも驚くほどの気力でした。映画の中のどんな死にざまより父の素顔の死はカッコよかったと僕は思います。

僕は高校2年の頃から父のビデオを集めていました。母ちゃんが、父ちゃんは日本一の役者やといって僕たちを教育したもんで僕はオトナになるまでそれを信じていました。今でも僕は、俳優川谷拓三のファンです。

たくさんビデオを持っています。目の前で本当に死んでしまった父が映画の中でどんな死にざまを見せているのかこれからじっくり研究してやろうと思ってます。

と、話しておられました。

さて、いかがでしたでしょうか。

川谷さんの、