ヤクザ映画や時代劇で印象に残る脇役を数多く演じて人気を博した、川谷拓三(かわたに たくぞう)さん。今回は、そんな川谷さんのデビューからの出演作品を画像を交えてご紹介します。

「川谷拓三の昔は?ショーケンからスカウト?ピラニア軍団でブレイク!」からの続き

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NHK大河ドラマ「黄金の日日」の杉谷善住坊が当たり役に

川谷さんは、1975~1976年頃、東映から独立されると、1978年には、NHK大河ドラマ「黄金の日日」で、主人公の呂宋助左衛門(現・二代目松本白鸚さん)とフィリピンに行くことを夢見る杉谷善住坊役を魅力的に演じ、人気を博しているのですが、

あまりの人気に、ドラマの中盤、織田信長暗殺未遂後、杉谷善住坊がフィリピンに行こうとしたところを捕まり、処刑されることになると、NHKには「杉谷善住坊を殺さないでほしい」と嘆願書が殺到したそうです。


「黄金の日日」より。(左から)李礼仙さん、松本白鸚さん、川谷さん。

ただ、放送では、予定通り、杉谷善住坊は処刑されており、それだけにその最期は涙なしでは見られないシーンとなったそうです。

名バイプレイヤーとして数多くの作品に出演

こうして、杉谷善住坊役が当たり役となり、テレビドラマにおいても飛躍を遂げられた川谷さんは、映画でも、1978年には大島渚監督作品「愛の亡霊」に出演されると、1979年には「さらば映画の友よ インディアンサマー」で主演を務め、


「さらば映画の友よ インディアンサマー」

その後も、1982年「キッドナップ・ブルース」、1983年「真夜中のボクサー」、1984年「伽耶子のため」と、立て続けに助演を務められると、

1985年には、「薄化粧」「ビルマの竪琴」の演技で、「日本アカデミー賞」優秀助演男優賞にノミネート。1987年にも、「母」「つる-鶴-」で、再び「日本アカデミー賞」優秀助演男優賞にノミネートされています。(残念ながら、いずれも受賞とはなりませんでした)


「薄化粧」より。

そして、テレビドラマでも、1980年には、刑事ドラマ「警視-K」でレギュラー出演されると、1981年には「ダウンタウン物語」、1982年には「3年B組貫八先生」と、レギュラー出演が続くなど、テレビドラマ、映画問わず、精力的に出演し、名パイプレイヤーとして活躍されたのでした。


「警視-K」より。川谷さんと奥村真粧美さん。

どん兵衛のCMで人気

また、CMでは、1976年に「日清 どん兵衛」のCMで、

どんぶりばっちゃ浮いた浮いたステテコシャンシャン♪

のフレーズとともに、山城新伍さんとコミカルなやりとりを披露されると、たちまち人気を博し、以降、1990年までシリーズ化。

あまりにもこのCMが人気となったため、1980年には、「ミスターどん兵衛」という映画まで作られています♪

出演作品(テレビドラマ、映画、CM)

それでは、ここで、川谷さんの主な出演作品をご紹介しましょう。

テレビドラマでは、

1965年「新選組血風録」第1話
1967年「仮面の忍者 赤影」第11話
1968年「待っていた用心棒」第7話
1969年「妖術武芸帳 」第6話
1970年「天を斬る」第19話
1971年「大岡越前」
1973年「新選組」第16話

1974年「編笠十兵衛」第2話
1975年「Gメン’75」第20話
1976年「大都会 闘いの日々」
1977年「人形佐七捕物帳」
1978年 NHK大河ドラマ「黄金の日日」
1979年「不毛地帯」
1980年「愛さずにはいられない」
     「警視-K」


「愛さずにはいられない」より。根岸季衣さんと川谷さん。

1981年「煙が目にしみる」
     「ダウンタウン物語」

1982年「3年B組貫八先生」
1984年 NHK大河ドラマ「山河燃ゆ」
     「國語元年」
1986年「寝台特急はやぶさの女」
1987年「親子万才」


「煙が目にしみる」より。川谷さんと田坂都さん。

1988年「風よ、鈴鹿へ」
1989年「海へゆく日」
1990年「がんばれジャイアンツIII」
1991年「歴史誕生 / 地球を測った男」
1993年「歴史ドキュメント・桜田門外の変」
1994年「大忠臣蔵」
1995年「殺人迷路」


「殺人迷路」より。

映画では、

1964年「十兵衛暗殺剣」
1965年「新蛇姫様 お島千太郎」
1966年「のれん一代 女侠」
1967年「日本侠客伝 斬り込み」
1968年「帰ってきた極道」
1969年「旅に出た極道」
1970年「極道釜ヶ崎に帰る」

1971年「傷だらけの人生」
1972年「木枯し紋次郎」
1973年「仁義なき戦い」
     「仁義なき戦い 広島死闘篇」
     「仁義なき戦い 代理戦争」
1974年「仁義なき戦い 頂上作戦」
     「仁義なき戦い 完結篇」


「仁義なき戦い 広島死闘篇」より。(左から)千葉真一さん、川谷さん、八名信夫さん。

1975年「県警対組織暴力」
1976年「狂った野獣」
1977年「ドカベン」
1978年「愛の亡霊」
1979年「さらば映画の友よ インディアンサマー」
1980年「ミスターどん兵衛」


「県警対組織暴力」より。

1985年「男はつらいよ 柴又より愛をこめて」
     「薄化粧」
「ビルマの竪琴」

1986年「幕末青春グラフィティ Ronin 坂本竜馬」
1987年「塀の中の懲りない面々」
1988年「つる -鶴-」
     「母」


「男はつらいよ 柴又より愛をこめて」より。


「母」より。川谷さんと吉村実子さん。

1989年「母」
1991年「撃てばかげろう」
1992年「おろしや国酔夢譚」
1993年「はるか、ノスタルジィ」
1994年「首領を殺った男」
1995年「難波金融伝・ミナミの帝王劇場版partV『甘い罠』」


「難波金融伝・ミナミの帝王劇場版partV『甘い罠』」より。(左から)川谷さん、高岡健二さん、竹内力さん。

CMでも、

1975年「ニッカウヰスキー ヒゲのLびん」
1978~1979年「大正製薬 パブロン顆粒」
1976~1990年「日清食品 どん兵衛シリーズ」

ほか、「カシオ計算機 カシオトーン」「太田胃散 太田漢方胃腸薬」「資生堂 資生堂化粧品デー」「大塚製薬 サラリンソフト」「ユニベール」と、数多くの作品に出演されています。

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ダウンタウンと仲良し?

ところで、川谷さんは、テレビドラマや映画に数多く出演されるかたわら、トーク番組やバラエティ番組にも多数出演されているのですが、

1993年10月21日、バラエティ番組「ダウンタウンDX」の第1回放送に、菅原文太さん、山城新伍さんとともにゲスト出演されると(ダウンタウンのお二人が「仁義なき戦い」シリーズの大ファン)、

川谷さんのシャイで謙虚な人柄にダウンタウンのお二人が好感を抱き、仲良くなられたそうで、川谷さんが愛用の品をお二人に譲るなど、親交を深められたそうです。

また、1995年8月17日、川谷さんが同番組に2度目で単独ゲスト出演された際には、

浜田さんが、

ボク、川谷さんの「負犬の唄」のレコード持ってますよ。

と、言うと、

川谷さんは、

え、そうなの。それ、ボクも持ってないんよ。今度ちょっと貸してよ。

と、返されるなど、微笑ましいやりとりを披露されています。

(川谷さんは、1976年「必殺からくり人」(第1シリーズ)の主題歌「負犬の唄(まけいぬのブルース)」をリリースされています)

「川谷拓三の死因は?妻は現在貧乏生活?娘は?息子は?」に続く

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