1960年代から1970年代にかけて、アンダーグラウンド劇団「状況劇場」の看板女優として活躍された、李麗仙(り れいせん)さん。俳優で映画監督の大鶴義丹さんのお母さんとしても知られています。


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プロフィール!

李さんは、1942年3月25日生まれ、
東京都のご出身です。

身長162センチ、

血液型はA型、

学歴は、
舞台芸術学院中退、

だそうです♪

在日三世

李さんは、ご両親が在日二世だったため、
在日三世として日本で生まれ育たったそうです。

そして、中学生の時に、
演劇部に入られ、

その後、いつ頃かは分かりませんでしたが、
俳優養成所「舞台芸術学院」へ進学。

この養成所で、劇作家で演出家の、
唐十郎さんと知り合われ、
本格的に女優を目指されています。

状況劇場

李さんは、1963年には、
「舞台芸術学院」を中退し、

唐さんが設立された、
劇団「状況劇場」に参加。

日本名である、「星山初子」名義で、
デビューされています。
(その数年後に李礼仙に改名)

若かりし頃の李さん。

この頃、李さんは、唐さんとともに、
「金粉ショー」をしながら、
日本全国のキャバレーを巡っていたそうで、

お芝居に必要な資金や、
通称「紅テント」と言われた芝居小屋の、
購入資金などを稼がれたのでした。

唐十郎と結婚

そんな李さんは、1967年、
25歳の時、唐十郎さんと結婚。

そして、翌年の1968年には、
男の子を出産されているのですが、

その男の子というのが、
俳優・映画監督として活躍されている、
大鶴義丹(おおつる ぎたん)さんです。

(左から)義母ののみねさん、長男の大鶴義丹さん、夫の唐十郎さん、
李麗仙さん。(1978年1月、東京都杉並区の自宅より)

離婚

李さんは、結婚後も変わらず、
唐さんとコンビを組み、

劇団の看板女優として、
活躍されていたのですが、

唐さんと李さん。

結婚から20年以上も経った、
1988年、唐さんと離婚。

離婚後は、舞台だけではなく、
テレビドラマや映画にも積極的に出演され、

演技派女優としての地位を、
確かなものにされています。

裁判

ところで、李さんは、2013年、
唐さんと唐さんの現在の奥さんを相手取り、
裁判を起こされています。

李さんの訴えによると、
唐さんと離婚された時、婚姻中にお二人で買った、
稽古場兼自宅を譲渡してもらい、

さらに、生活費・養育費として、
毎月30万円支払ってもらうことと、

「状況劇場」の著作権の譲渡も、
承諾してもらったのだそうですが、

実際には、生活費は、
20万円を3回支払われただけで、

著作権の件も、うやむやにされてしまい、
李さんも言いそびれていたそうですが、

70歳を回ったことで、
財産や権利関係を整理しておきたい、
と思われたことや、

唐さんが、2012年5月に、
自宅で転倒し、「脳挫傷」を負ったことから、

この際、はっきりさせておきたいと、
未払いの生活費と養育費分の支払、
そして、著作権の譲渡を求めて、
訴訟を起こされたのでした。

面会

李さんは、まず最初に、
この内容の催告書を、
唐さんご夫婦に送られたそうで、

その数日後、唐さん夫婦と面会。

李さんによると、
その時、唐さんは、

「僕はこれ、サインしようと思うんだけど、どうかな」

と、奥さんに話しておられたそうで、

無事、著作権の譲渡を受ける書面を取り交わし、
この件はスムーズに進むかのように見えたのですが・・・

拒否

2015年、唐さんの奥さんが成年後見人になり、
これを拒否されたのでした。

(唐さんの奥さんが成年後見人になったということは、
 唐さんが、判断能力のない人とみなされたということ。)

さすがにこの後出しジャンケンに、
李さんは、

著作権と言っても、1ステージ1万円ぐらいで、
お金が目的ではありません。

作品に私は育てられたし愛情もある。
にも拘(かかわ)らず、奥さんは、
法律事務所を通して著作権を渡さないと言う。
これは許せません。

と、憤られるのですが、

李さんがこれほど、
著作譲渡にこだわっておられるのは、

奥さんが唐さんを不倫の末に奪ったという、
個人的な感情もあるようです。

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状況劇団への強い思い

実際、李さんは、唐さんと離婚後も、
唐さんの「乞食城」と呼ばれる別荘に、

「乞食城は劇団員の稼ぎで作ったものだから」

と、勝手に出入りされていたり、

唐さんが倒れる前、
劇団「状況劇場」時代の貴重なポスターを、
明治大学に寄贈する話が出たときも、

李さんは、それを認めず、
別荘からポスターをごっそり持ち帰られています。

(この李さんの行動は、唐さんの劇団「唐組」が、
 警察に通報するという騒ぎになっています。)

さて、いかがでしたでしょうか?

唐さんご本人はというと、
現在は、会話をするのも難しい状態とのことで、

「元妻対現妻」の争いは、完全に泥沼化。

高齢化社会になったとはいえ、
多くの人が健康で高齢化している訳ではないので、

相続に関しては、これと似たような状況が、
私達にも起こる可能性が!

元気なうちに、きちんと、
対策しておきたいですね。

https://www.youtube.com/watch?v=GlS7gMVD33g

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