2005年、主要キャスト5名ととともに「ドラえもん」を卒業された後も、精力的に活動されていた、大山のぶ代(おおやま のぶよ)さんですが、またしても、大山さんに病が襲いかかります。

「大山のぶ代は直腸ガン手術でドラえもん降板を決意していた!」からの続き

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心筋梗塞で緊急入院していた

大山さんは、「ドラえもん」引退後、2007年には、「音響芸術専門学校」(東京都港区西新橋)の校長(兼学校法人理事)に就任されると、

「声優・アナウンス専門課程」の昼間部・夜間部の授業を数多く担当して、直接、学生の指導にあたるほか、タレントとしても、テレビドラマやラジオへの出演、講演など、精力的に活動されていたのですが、

2008年4月27日、軽い「心筋梗塞」で都内の病院に緊急入院されていたことが報じられます。

ご主人の砂川啓介さんによると、大山さんは、2008年4月24日、自身が学校長を務める「音響芸術専門学校」の校長室で授業のための準備をしていたところ、突然、胸の痛みを訴え、緊急搬送されたそうで、

ごく軽い心筋梗塞です。ただ、検査が続いているせいか、本人はちょっとボーとしています。

とのことでした。

脳梗塞も発症していた

そんな大山さんは、翌年2009年には、ご主人の砂川さんとともに、トーク番組「徹子の部屋」に出演されているのですが、

実は、「心筋梗塞」を発症した際、(それが原因となったと思われる)「脳梗塞」も発症し、以来、リハビリを続けていること、運動機能に問題はないものの、言葉が出ない、足し算ができない、ボタンを掛け違えるなどの後遺症があることを明かされています。

ただ、番組の司会進行役が、NHKの「ブーフーウー」(1960)で共演してから50年来の親友である黒柳徹子さんだったこともあり、

もう大丈夫です。入院中にお医者さんをけ飛ばしちゃったんだけど覚えてないの。

と、病み上がりとは思えないほど、明るく話をされたのでした。


「ブーフーウー」当時の大山さん(左端)と黒柳徹子さん(右端)。

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復帰を果たす

とはいえ、大山さんの病状はかなり悪かったようで、1年間仕事を休んで、大山さんを献身的に世話していたご主人の砂川さんによると、

当時、大山さんは、胸の痛みを訴えて、都内の病院で検査を受けると、「心筋梗塞」が判明したのですが、さらに、その原因となる血栓が移動し、脳の毛細血管の梗塞も引き起こしていたことが分かり、即入院。

そして、その症状を監視する中、翌日には左前頭葉に再び梗塞が起き、そんな中、手術はせずに投薬治療されていたそうで、

入院当時はこんなに回復するとは思えなかった

と、大山さんの回復ぶりに驚いたそうです。

そんな大山さんは、2008年の夏に退院されると、リハビリ施設の充実している河北総合病院に転院されたそうですが、この時すでに、日常会話ができるまで回復されていたそうで、

(いつ頃退院したのかは不明ですが)自宅療養中は、ダイエットにはげみ、日常生活には不安のない状態まで回復されたそうです。(「脳梗塞」の後遺症と思われる症状は多少残っていたそうです)

そして、予定を少し早め、2009年4月からは、自身の指導を心待ちにする生徒たちの期待と要望に応えるため、「音響芸術専門学校」の授業にコマ数をセーブしつつ復帰を果たされたのでした。

(大山さんが「心筋梗塞」「脳梗塞」を患われた原因については触れられていませんでしたが、肥満、高血圧、糖尿病、脂質代謝異常症(いわゆるメタボリックシンドローム)、エコノミークラス症候群(深部静脈血栓症)、不整脈などがあったといわれているほか、高齢にもかかわらず、現場の仕事と専門学校の仕事を掛け持ちしていたため、過労がたたったのでは、と言われています。)

「大山のぶ代はアルツハイマー型認知症でドラえもんだったことも忘れた?」に続く

「徹子の部屋」より。(左から)ご主人の砂川啓介さん、大山さん、黒柳徹子さん。

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