なんとなく短大に入り、勧められるまま信用金庫に就職するなど、流されるままに生きてきたという、松原千明（まつばら ちあき）さんですが、留学する夢が忘れられず、一念発起して信用金庫を退職。すると、そこから、一気に人生が動き始めます。
「松原千明の生い立ちは？幼少期は酒癖の悪い父親に苦しめられていた！」からの続き
留学するために信用金庫を退職
海外へ行きたいという夢とお母さんのそばにいてあげたいとの気持ちの間で揺れ動きながらも、短期大学卒業後は信用金庫に就職し、その後も、特に自分の意志を通すこともなく、流されるように生きていたという松原さんですが、
就職して１年が経った頃、留学する夢が忘れられず、
やはり自分のやりたいことをやろう
と、信用金庫を退職。
留学を目指して、昼はお母さんが経営するお好み焼き「千明」の手伝いをしながら、夜は英会話学校に通うという生活を送られます。
また、お母さんの勧めで、「KBS京都」のアシスタントレディに応募すると、見事、採用され、コマーシャルの仕事もするようになります。
「カネボウレディ’80」のキャンペーンガールで人気に
そんな松原さんは、１９７９年、２１歳の時、友達に誘われて、「カネボウレディ’80」のキャンペーンガール募集に軽い気持ちで応募すると、見事「カネボウレディ’80」に選ばれます。
カネボウ化粧品のポスター
すると、一躍脚光を浴び、それまでの生活が一転。ポスターの撮影、出版社・新聞社への挨拶、キャンペーンなど、目まぐるしい毎日を送るようになったそうで、
（ただ、「笑って」と言われれば、笑ってカメラにおさまるという日々だったそうです）
その後、あれよあれよと、テレビドラマデビューの話が決まり、翌年の１９８０年には、「結婚の四季」でテレビドラマデビューすると、以降、テレビドラマを中心に数多く出演するようになったのでした。
（松原さんによると、自分でもよく分からないうちに女優になっていたのだそうです）
「探偵!ナイトスクープ」の初代秘書に起用されるも自ら降板
ちなみに、松原さんは、１９８８年には、テレビ番組「探偵!ナイトスクープ」で初代秘書に起用されているのですが、約１年後には、松原さんご本人から降板を申し出られています。
「探偵!ナイトスクープ」より。松原さんと上岡龍太郎さん。
というのも、出演交渉の際、「ニュースステーション」のような社会派路線の番組と聞いて契約を結んだそうですが、次第にバラエティ色が濃くなり、番組の趣旨が変わってきたことがその理由だったそうです。
確かに、番組開始時には、初代局長の上岡龍太郎さんの時から、ずっと、
複雑に入り組んだ現代社会に鋭いメスを入れ、 さまざまな謎や疑問を徹底的に究明する、探偵ナイトスクープ。
と、冒頭で謳っていますが、当初の「探偵!ナイトスクープ」は、本当に鋭くメスを入れていたようです（笑）
