1970年代、「ぎんざNOW!」「金曜10時!うわさのチャンネル!!」などで大ブレイクした、せんだみつおさんは、1977年には、秋本治(当時は山止たつひこ)さんの同名漫画を原作とする映画「こちら葛飾区亀有前派出所」(こち亀)で主人公の両津勘吉役を演じているのですが、地上波・BS・CS等でも放送されたことがないほか、現在はソフトもないといいます。今回は、その理由について調べてみました。

「せんだみつおは長嶋茂雄の一言で「花の乱」最終回に出演できていた!」からの続き

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映画「こちら葛飾区亀有前派出所」で主人公・両津勘吉役を演じていた

実は、せんださんは、1977年、秋本治(当時は山止たつひこ)さんの同名漫画を原作とする映画「こちら葛飾区亀有前派出所」(こち亀)で主人公の両津勘吉役を演じているのですが、

この映画、1981年頃に東映芸能ビデオからVHS(定価4万9000円)が発売されたのみで、その後、一切、ソフト化されていないほか、再上映も地上波・BS・CS等での放送もされていないというのです。

(ちなみに、VHSビデオはまだ一般家庭に普及する前だったそうです)


「こちら葛飾区亀有前派出所」より。せんださんと由紀さおりさん。

原作者・秋本治が映画の出来に激怒していた

というのも、劇中、せんださんが演じる両津勘吉の登場シーンは、せんださんの持ちギャグの「ナハナハ」ばかりだったほか、個々のキャラ設定も原作と異なっていたことから、原作者の秋本さんが激怒したためだと言われているのです。


「こちら葛飾区亀有前派出所」で両津勘吉に扮するせんださん。

ちなみに、せんださん本人はというと、内容はあまり覚えてないそうですが、田中邦衛さんがオリジナルにはない「オカマのホームレス」として出ていたり、ドタバタした内容だったとのことでした。

(それでも、映画は、配給収入12億260万円の大ヒットを記録したそうです)

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「こちら葛飾区亀有前派出所」は豪華キャストだった

また、この「こち亀」には、草川祐馬さん、浜田光夫さん、荒井注さん(元ドリフターズ)、龍虎さん(元大相撲力士)、田中邦衛さん、片桐夕子さん、夏木マリさんほか、

コメディアンの由利徹さんやたこ八郎さん、歌手の由紀さおりさん、そして、当時の人気テレビドラマ「Gメン’75」のメインキャストである、丹波哲郎さん、若林豪さん、倉田保昭さん、藤木悠さん、伊吹剛さん、夏木陽介さん、森マリアさんらが友情出演しており、昭和のスターが勢揃いした豪華キャストとなっているそうですが、

脇役である、田中邦衛さん、浜田光夫さん、荒井注さんらが活躍し、主役であるせんださんがあまり登場しないそうで、

(当時、せんださんは、超多忙で、なかなか撮影に参加できなかったからだと言われています)

そんな安易な作品の作り方が、原作者・秋本治さんの逆鱗に触れたのかもしれません。

(「こち亀」は、「週刊少年ジャンプ」で1976年から2016年まで40年に渡って連載され、2021年に「ゴルゴ13」に抜かれるまで、「最も発行巻数が多い単一漫画シリーズ」としてギネス世界記録に認定されていました)

「せんだみつおのデビューからの出演TVドラマ映画を画像で!」に続く


「こちら葛飾区亀有前派出所」のポスター。

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