主に刑事役などを演じておられる、個性派俳優のモロ師岡(もろ もろおか)さん。モロさんと言えば、俳優のイメージが強いですが、実は、もともとコメンディアンであり、現在も、コントや一人芝居、落語、漫才をされています。


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デビュー前は?

大学在学中に、演劇研究会に入られ、
演劇を始められたモロさん。

大学卒業後は、
新劇の劇団に入られたそうですが、

チケットをさばくノルマばかり渡されて、
全く食べていくことができなかったそうです。

それなら、コントをしようということになり、
大学時代の友達と、ショーパブで、
コントをされていたのだとか!

その当時のことを、モロさんは、
「Asagei plus」の、テリー伊藤さんとの対談で、

とりあえず役者みたいな仕事だし、
それで食いつないで「いずれは役者になりたいな」
って思っていたら、

そこのショーパブより、ストリップ劇場へ行ったほうが、
もっと修業になるんじゃないのって、
(ゴムパッチンの)ゆーとぴあさんに誘われて。

と、おっしゃっています。

当時、24歳だったモロさんは、
渋谷のストリップ劇場や道頓堀劇場で、
ずっとコントをされていたそうです。

その後、オーディション番組の話が舞い込み、
それがきっかけで、
テレビでもコントをされるようになったそうです。

しかし、役者の夢が諦めきれなかったモロさんは、
事務所の人に、

「ドラマの仕事をお願いします」

と頼んでいたそうです、

それで、ドラマに何本かは出演されたものの、
端役ばかりだったのだとか。

今では、すっかり、
俳優のイメージが強いモロさんなので、
モロさんは、見事、夢を叶えられた訳ですね。

芸名の由来は?

「モロ師岡」とは、変わった芸名ですが、
「師岡」というのは、本名だそうです。

三谷幸喜さんがコントを書かれた時、
モロさんの役名が「師岡モロ」で、

しばらくは、この「師岡モロ」を、
芸名として使われていたんだとか。

そして、ある時、
逆さまにしてみようと思われたとのことで、
「モロ師岡」になったのだそうです(^^)

嘘みたいな話ですが、
コメディアンらしく、
ユーモアにあふれていますね♪

キッズ・リターン

そんなモロさんに、
役者としての転機が訪れます。

モロさんが35歳の時、
北野武監督の映画「キッズ・リターン」で、
「中年ボクサー」役に起用されたのでした!

「日刊ゲンダイ」によると、
北野監督は、

「中年で、ボクシングができて、セリフがしゃべれる人」

という条件で探されていたそうです。

実は、モロさんは、

この役に起用された時、
ボクが演じたのは、もともと台本にない役で、
もらった差し込み原稿にも、
「中年ボクサー」としか書かれていない。

だから、エキストラのような役なんだろうなって、
軽く考えていました。

とのことで、セリフがある役と知って、
急に張り切られたそうです(^^)

長いセリフを一生懸命覚えたそうで、
試写会で見た時も、
ご自分の芝居しか目に入らなかったとか。

モロさんの喜びようが伝わってきますね~

その甲斐あって、モロさんはこの映画で、
「東京スポーツ映画大賞助演男優賞」を受賞されます。

それをきっかけに、
その後は、人気ドラマに起用されるなど、
ようやく、モロさんにも陽の光が当たります。

「キッズ・リターン」に出演されるまでは、
Vシネマを中心に出演されていたそうですが、

「月1本仕事があればいい」

くらいの状態だったそうで、
経済的にも、奥さんのヒモ状態だったモロさん。

「キッズ・リターン」以降、オファーが殺到し、
40歳でようやく大黒柱になれたとのことで、

モロさんは、北野監督に、
深く感謝されているようです。

モロさんは、それまで、
北野監督とは面識がなかったそうですが、

モロさんがコツコツやってきた実力があってこその、
起用だったのではないかと思われます。

それにしても、さすがは、北野監督、
モロさんの才能を見ぬいておられたのでしょうね。

最近では、大ヒットドラマ「半沢直樹」で、
半沢の部下、東京中央銀行大阪西支店融資課の角田役、

「半沢直樹」より。(左から)モロさん、須田邦裕さん、堺雅人さん。

「ウロボロス」では、
刑事の忍足浩二役を演じられるなど、

人気ドラマに、次々と出演され、
その存在感を放っておられます。

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妻は?

現在絶好調のモロさんですが、
モロさんを支え続けられた奥さんは、
一体どんな人なのでしょうか?

調べたところ、女優でピン芸人の
楠美津香(くすのき みつか)さんという方のようで、
1992年に結婚されたようです。

楠さんは「ひとりコントの女王」
と呼ばれているそうですが、

もともとは女優志望で、
途中でお笑いに目覚められ、
コンビを結成、活動されていたようです。

そして、幾度かのコンビ結成と解散を繰り返された後、
放送作家、コント作家に転身されます。

しかし、モロさんが演じる一人ライブを見て、
刺激を受けられ、舞台復活を決意。
ひとりコントの単独ライブを始められたんだとか。

その縁で、モロさんと、
知り合われたのかもしれませんね。

モロさんと経歴が被るものがあるので、
意気投合されたのでしょう♪

夫婦お互い刺激し合える仲っていうのも、
いいものですね。

40歳にして、
俳優としての地位を確立されたモロさん。

これからも、その勢いで、
突き進んで行ってほしいですね~
応援しています!!

https://www.youtube.com/watch?v=9Rd95A5EO1Q

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