2022年、ホステスへ性加害を行ったことが報じられると、続け様に、女性スタッフに対する暴行疑惑や、マネージャーに対するパワハラ疑惑なども報じられ、すっかり表舞台から姿を消した、香川照之(かがわ てるゆき)さんは、テレビ業界への復帰をあきらめ、歌舞伎界で、息子の市川團子さんを支えて生きていくことを決意したといいますが、2023年5月、従兄弟の四代目市川猿之助さんが一家心中を図ったとみられる事件を起こし、急遽、息子の團子さんが猿之助さんの代役に抜擢されると、その堂々とした演技で大絶賛されています。

「香川照之はマネージャーへのパワハラ疑惑も報じられていた!」からの続き

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長男・市川團子が四代目市川猿之助の代役を務め大きな話題になっていた

2023年5月18日、香川さんの従兄弟である、四代目市川猿之助さんが、父・四代目市川段四郎さんと母・延子さんと共に一家心中を図ったとみられる事件が発生し、明治座で公演中だった「市川猿之助奮闘歌舞伎公演」の、この日の昼の部は休演となると、夜の部は二代目中村錦之助さんの長男・中村隼人さんが猿之助さんの代役を務めているのですが、

翌日の20日の昼の部「不死鳥よ波濤(はとう)を越えて」では、香川さんの長男・市川團子さんが猿之助さんの代役として主人公・平知盛役に扮し、大きな話題となりました。

(この事件は、東京都目黒区の猿之助さんの自宅で、お父さんの四代目市川段四郎さんとお母さんの延子と共に倒れているところを、訪ねてきたマネージャーにより発見され、お母さんはその場で死亡が確認され、お父さんは病院に搬送されるも、その後、死亡が確認され、猿之助さん本人は命に別状はなかったものの、自宅から遺書のようなメモが見つかり、猿之助さんが一家心中を図ったとみられています)

長男・市川團子の堂々とした演技にスタンディングオベーションが起きていた

というのも、團子さんは、まだ19歳ながらも、堂々とした演技で猿之助さんの代役を務め、観客から万雷の拍手を浴びたそうで、その人気ぶりは凄まじく、チケットは團子さんが出演する最終日の27日まで完売したのだそうです。

しかも、27日は、当日券を求めた客が早朝から明治座に100人以上並び、立ち見席が出るほど大盛況だったそうで、終演後には約5分間、スタンディングオベーションも起きたのだそうです。

(千秋楽の28日は、中村隼人さんが猿之助さんの代役を務めたそうです)

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長男・市川團子の演技は長年の歌舞伎ファンからも絶賛していた

ちなみに、5月21日に観劇したという長年の歌舞伎ファンは、

台詞の抑揚や緩急の付け方が四代目猿之助とソックリで、劇が進むにつれ、まるで猿之助が喋っているかのような錯覚に陥ったほど。

覚悟の伝わる演技には19歳とは思えない“凄み”すら感じられ、幕が閉じた後も場内アナウンスで退場を促されるまで、観客は團子に拍手を送り続けました

また、別の歌舞伎ファンも、

猿之助が宙乗りするのはよく観ていましたが、クライマックスシーンで團子が空を飛んでいる姿には感動しました。私のまわりも、みなさん鼻をすすって泣いていましたね。あんなことがあったのに、本当に立派に演じていましたから

と、團子さんの演技を絶賛しているのですが、

劇中、團子さんが「生きて、生きて、生き抜くのだ」と家臣に語りかける場面では、観客席からすすり泣く声も漏れていたといいます。

また、某梨園関係者も、

幕が上がると、歌や踊りの華やかな場面からはじまります。下からすぐにせり上がってくる舞台に團子がいて歌を歌うんですが、よく歌えているなという印象でした。お芝居は完璧。ノーミスで、とちったり間違えたりということはいっさいなかったので、本当に素晴らしかったですね。

わずか中1日で代役を務めたわけですが、もともと夜の部のみの出演予定で、昼の部の舞台の流れは把握していたのではないかと思います。

なかなか派手な立ち回りがあるのですが、そこもノーミスだったのは素晴らしかったです。立ち回りのタイミングを合わせるために相当練習を積んだのではないでしょうか。こういう事態になってしまい、一門の瞬発力、結束力は最高潮だったのではないかという気がします

と、今回の團子さんの芝居を絶賛しています。

「香川照之は市川猿之助(4代目)の代役で宙乗りし拍手喝采を浴びていた!」に続く

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