リーダーの名倉潤(なぐら じゅん)さん、ボケ担当の原田泰造(はらだ たいぞう)さん、大ボケ担当の堀内健(ほりうち けん)さんの3人からなる、お笑いトリオ「ネプチューン」。原田さんと堀内さんの天然で強烈な個性を、名倉さんの真面目で常識人のキャラがうまくまとめあげるという芸風で、人気を博しています。
そんなネプチューンの、
結成秘話について調べてみました!
3人の出会い
はじめ、原田泰造さんが、友人の菊地興次さんを誘って、
お笑いコンビ「パープルパープル」を結成されるも、
菊池さんが借金をつくってしまい、
芸能界を辞められたため、解散してしまいます。
そこで、原田さんは、1991年、
渡辺プロダクション(現ワタナベエンターテインメント)の、
オーディションで一緒だった、堀内健さんに声をかけられ、
「フローレンス」を結成されるのですが、
「フローレンス」時代の原田さんと堀内さん。
今度は、原田さんと堀内さんが、
二人ともボケてばかりでツッコミが出来ないことから、
お二人は、コンビ「ジュンカッツ」を解散したばかりだった、
先輩の名倉潤さんを頼み込む形で引き入れ、
「フローレンスZ」を結成されたのでした。
トリオ名の由来は?
こうして、しばらくは、
「フローレンスZ」として活動されていた3人ですが、
やはり、トリオ名を決め直そうということになり、
堀内さんが、「The 妊娠 U S A」や、
「やっぱり犬が好きブラザーズ」という名前を考案(^_^;)
しかし、これらは採用に至らず、さらに堀内さんは、
「ゲリマンダー」「アンカーズ」「ネプチューン」
という名前を考案。
最終的には、
「ネプチューン」となったのですが、
堀内さんは、そのことについて、
壮大な名前がいいなって。
ギリシャ神話の神様だか獣だかの「ゲリマンダー」、
海の神様の名前の「ネプチューン」、
もうひとつは「アンカーズ」の3つを候補に。でも全然決まらなくて、じゃぁ、
3人がそれぞれの名前を持ってじゃんけんして、
勝ったヤツの名前にしようって事になって。
そしたら、「ゲリマンダー」のオレが勝っちゃって。
じゃぁ「ゲリマンダー」にしようってことになったら、今度はスタッフとかに反対されて。
それで結局、第二候補の「ネプチューン」になったの。
とおっしゃっており、
結局は、「セーラームーン」の「セーラーネプチューン」と、
「筋肉マン」の「ネプチューンマン」がかっこいいから、
という理由で、「ネプチューン」に決まり、
1994年、「ネプチューン」が結成されたのでした。
ブレイク!
そんな「ネプチューン」は、当初は(フローレンスZ時代)、
3人でネタを考えていたこともあったようですが、
原田さんと名倉さんが、ネタを考えることが、
あまり好きではなかったようで、
ネタ作りは、もっぱら堀内さんが担当されることに。
しばらくは、「笑っていいとも!」に、
隔週レギュラーとして出演されたり、営業回りをされても、
なかなか売れなかったのですが、
翌年の1995年、「タモリのボキャブラ天国」に、
初登場するやいなや、いきなり1位を獲得!
その影響力はすさまじく、
3人はあっという間に絶大な人気を誇ったのでした。
原田さんは、その時のことについて、
それまでオレらは3回ステージやって、
1回目で客が集まらないから、
2回目で客が集まらないので、
今日はもう帰ってくださいって言われて、
くやしい思いをして帰ったこともあった。
ボキャブラに出てからは、
八王子の方に営業に行った時、
今度は、客が集まりすぎてパニックになるから、
帰ってくださいっていわれたんだ。
その違いはすごかったなぁ~
と、語っておられました。
そして、「ネプチューン」は、
その後到来したお笑いブームにのり、
さらに、人気がうなぎ登りに。
1997年に、初の冠番組、
「ネプチューンのモビーにくびったけ」
がスタートすると、
1998年からは、内村光良さんのコント番組、
「笑う犬」シリーズに出演。
「笑う犬『アナウンサー学校』」より。(左から)内村光良さん、
遠山景織子さん、原田さん、中島知子さん、名倉さん。
同シリーズで、「ネプチューン」は、
「アナウンサー学校」
「トシとサチ ~梅屋敷の若者のすべて」
などの名コントを披露し、
名実ともに、その人気を、
不動のものとされたのでした。
ピンでの活動
さらに、2005年頃からは、
それぞれ、ピンでの活動もめざましく、
名倉さんは、
司会、コメンテーター、
原田さんは、俳優業、
堀内さんも、俳優業をはじめ、
トーク・バラエティ番組に単独出演するなど、
3人それぞれの才能を発揮されています。
ただ、それでも、
2003年~「ネプリーグ」
2008年~「しゃべくり007」
2013年~「ジョブチューン」
では、「ネプチューン」として、
3人そろって活動されており、
公私ともに、とても仲が良いのだとか。
「ジョブチューン」より。
「ネプチューン」が、長きにわたり、
圧倒的な人気を誇っているのは、
出身、境遇、芸歴、すべて違う3人が、
それぞれを補い合い、リスペクトし合っているから、
かもしれませんね♪
これからも、ピンとしても、トリオとしても、
末永いご活躍を期待したいですね。
応援しています!!
https://www.youtube.com/watch?v=U3MSfIYIsCU