リゾートホテルやスキー場の経営には失敗して借金をたくさん作ってしまうも、本業である芸能活動の方は順風満帆な、加山雄三(かやま ゆうぞう)さん。今回は、そんな加山さんと長年苦楽をともにしてこられた奥さんとの馴れ初めから、2014年に報道された「卒婚」の真相などについてご紹介します。
「加山雄三は借金を「若大将のゆうゆう散歩」と「CR加山雄三」で完済していた!」からの続き
妻は元女優の松本めぐみ
加山さんは、1970年、女優の松本めぐみさんと結婚されています。
お二人は、1965年、映画「エレキの若大将」の共演で知り合うと、自身の船に女性を乗せなかった加山さんが(女性は船酔いしてしまうと理由から)、初めて船に乗せた女性が松本さんだったそうで、
船酔いするどころか、悠々と編み物をされていた松本さんを見て、加山さんは一目惚れしたそうです。
その後、どのように交際に発展したのかは不明ですが、1970年、加山さんが、「パシフィックホテル茅ヶ崎」の経営に失敗し、巨額の負債を抱えて倒産するという噂がささやかれるようになり、いよいよ、倒産が発表されるという時、
加山さんは、マスコミから逃れるため、一時的にアメリカに避難されているのですが、ここで(ロス)松本さんと落ち合い、ささやかな結婚式を挙げられたそうです。
結婚式でのお二人♪(加山さん33歳、めぐみさん23歳。)
妻の支えで借金を返済していた
その後、渡米から約1ヶ月半して、加山さんは、新妻である松本さんを伴って帰国し、赤坂プリンスホテルで、経営していたホテルの倒産について、記者会見を開かれるのですが、
騒ぎの最中の渡米に対し、無責任だと野次が飛ぶだけで、結婚を祝福する言葉は誰一人かけてくれなかったそうです。
ちなみに、加山さんは、ホテル倒産時には、1個の卵を夫婦2人で分け合って卵かけご飯を食べるなどの苦労も松本さんと共にされたそうですが、
加山さんは、
カミさんがいなかったら今の俺はないですよ。俺みたいなどうしようもない人間をよくぞ操縦してくれたと。理屈とか技じゃなく、彼女は本心で動いてるから、真実ほど強いものはない。
それでうちのお袋と非常に重なる部分があるんです。彼女は早くにお父さんを亡くして、十五歳から芸能界に入って家族を支えてきたし、お袋も父親と生き別れて女優として家庭を養ってきた。
僕が何より嬉しいことは、カミさんが四人も子供を産んでくれて、その子がみんな本当にいい子に育ったということなんです。
本当は子供は八人いたんです。四人流産して。でも、僕の愛情にそれだけ応えてくれようとした、彼女の気持ちが僕は嬉しいんだ。
と、奥さんへの感謝を口にされており、
加山さんが、巨額の借金をたったの10年で完済できたのも、奥さんの存在が大きかったようです。
別居している?
しかし、2014年には、そんな加山さんと奥さんが、「卒婚」状態にあることが、週刊誌「NEWS ポストセブン」に報じられます。
(「卒婚」というのは、離婚と違い、夫婦の形を維持しながらも、お互いが自由に自分の人生を生きることを言うそうです)
「NEWS ポストセブン」によると、
加山さんの近隣住民からは、
加山さんの奥さん、もう全く見かけないんですよ
奥さんはアメリカで暮らしているみたいで、お見かけするのは、1年のうち何日かです
などの証言があがっており、加山さんと奥さんが、もう、一緒に暮らされていないことが明らかとなったのです。
卒婚?
そこで、「NEWS ポストセブン」の記者が、加山さんご夫婦に一体何が起きているのか、真相を聞くべく、成城にある加山邸を訪ねると、
玄関から、ギンガムチェックのシャツと紺色のコットンパンツ姿の加山さんが、
どうぞ、お上がりください
と、爽やかな笑顔で自宅に招き入れてくれたそうで、
記者が大きなリビングに通されると、椅子に座っていた奥さんが立ち上がって挨拶され、
奥さんは、
この時期が日本の確定申告なので、日本にいるんです。行ったり来たりで、1年の半分はアメリカにいますが
と、別居を認められたというのです。
すると、加山さんも、
ニューヨークのマンハッタンから車で15分くらいのところに家があって、あちらには娘(=次女=女優の池端えみ(35才))も住んでいますし、別居というほど離れて暮らしているわけでもないですよ。(妻とは)毎日電話で話していますから。
と、豪快に笑いながら、別居されていることを認められたほか、
アメリカに家を持ってるっていうとさ、おれの場合は事業に失敗していろいろ借金背負ってたじゃん?そのときにそんなゆとりがあるのかと言われるから、公にしたくなかったわけだ。ちょうどお金に余裕ができたときにポンと買ったもので、日本で別荘を買うほど高くない。
と、奥さんがニューヨークで暮らす自宅が、加山さんがホテルの倒産で抱えた借金を完済した後(40代の時)、家計に余裕ができた時に購入したものだったことも明かされたのだそうです。
別居はグリーンカード(米国永住権)保持のためだった
また、お二人は、将来のために、「グリーンカード(米国永住権)」も取得されているそうですが、「グリーンカード」を保持し続けるためにはルールがあり、
アーティストであり、世界中で仕事がある加山さんは問題ないのですが、収入がない奥さんは、半年以上、アメリカに滞在しなければ、「グリーンカード」を剥奪されてしまうとのことで、奥さんはアメリカ(ニューヨーク)で暮らし、加山さんが奥さんのもとに「通い夫」をされているのだそうです。
それが、最近(2014年)は、加山さんが、テレビ番組の撮影やコンサートなどの仕事で多忙だったことから、奥さんに会いに行く回数が減ってしまい、「卒婚」という報道になったようですが、実際には、卒婚などではなく、お二人の将来のための別居だったようです。
ちなみに、加山さんは、毎日、奥さんに電話されているとのことで、お二人の仲が良いのは間違いなさそうです♪
「加山雄三の長男は花火師の池端信宏!長女は元料理研究家の梓真悠子!」に続く
結婚から20年以上経っても(1992年)仲の良さそうなお二人。